開発統括として一年の振り返りとこれから
本記事は株式会社ココナラ Advent Calendar 2024 5日目の記事です。
こんにちは!
最近はロマサガ2、ドラクエ3と、世代どハマリのリメイク2作品に感動している
せっきー(関川)(@k_s_eng)です。
今回は、一年の節目ということでココナラスキルマーケットの開発統括としてやってきたことを振り返りつつ、2025年に進めたいと考えていることをまとめていきます。
今も試行錯誤をしながらプロジェクトマネジメントをしていますが、共感、疑問、成功体験など反応いただけると幸いです。
開発統括としてのミッション
ココナラ スキルマーケットの開発統括として、中規模以上の施策について下記の観点で1年間進めてきました。
- 施策のスケジュールとリソースの管理・調整
- 自社開発の優位性を出すための柔軟なスケジュール管理
- 流動性のあるリソース調整
- 開発生産性の可視化
- 開発においてボトルネックになっている箇所の可視化
- 開発課題の洗い出し整理と打ち手の考案、推進
- 施策ごとに振り返り次の施策で改善していくKPT運用
- 企画やWBSの運用改善
- 各施策の開発PM(※)の伴走と育成
- 週次でのモニタリング
- ココナラで開発PMを進めるうえでの虎の巻V1運用
※ココナラの中規模以上(数週間〜数カ月)の開発においては、PdMと開発PMの2名PM体制でPJTを推進しています。開発PMは開発スケジュール、リソース管理、開発サポート、PdMサポートなど開発側を中心にPJT全体をみる役割を担っています。
一年振り返ってのKPT
Keep
ユーザーへ最速で最高の価値を提供できる開発体制を目指し、
目標を共有し、同じ目線で動くための「キックオフランチ」の実施、
開発体制を維持、向上するための開発行動指針「PCV(※)」の推進、
その上で品質面でもKPI目標を立てて達成してきたこと、
そして、大きなトラブルなく中規模以上の施策を約10施策をリリースできたことは良かったと思っています。
※ 開発行動指針「PCV」については下記の記事を見てください
また、プロダクト開発という観点でProductZineイベントに登壇しました。
Problem & Try
一方で「シンドイ開発も笑顔で終わりたい! ココナラ開発、チームビルディング虎の巻」というテーマで登壇をしましたが、「シンドイ」という状態からスタートしているのがどうなのか?と思うようになってきています。
スタートは「困難にもチームとして立ち向かえる」、「困ったときに相談しあえる」という軸が良いのでは?と。。
これからのこと(2025年の目標)
2025年は 開発PMの育成とバージョンアップ という2つのテーマで進めていきたいと考えています。
開発PMの育成
As-Is (ココナラ開発PM虎の巻 V1)
この人だったらできるんじゃないかという視点でアサインをし、期待値も高めでお願いをしてきた。その結果、達成感や成長を感じられる終わり方が作れていなかった。
To-Be (ココナラ開発PM虎の巻 V2)
WILLがある人を積極的にアサインし、段階制の期待値を定義し、レベルアップできるような仕組みを作っていく。また、スキルだけでなくメンタリティに関しても定義をし、育成の仕組みに取り入れていく。
バージョンアップ
As-Is (マイナーバージョンアップ)
振り返りをベースに改善を考え、PDCAをまわしていたため、直近起きた課題の改善はできるが、抜本的な改善という視点がない。そのため、ルールやタスクが積み上げられていき、やることが増えがちだった。
To-Be (メジャーバージョンアップ)
改めてプロジェクトマネジメントの在り方を学習する。そして外とのつながりも強化し、成功体験を社内の仕組みに取り込んでいく。
直近読んだ(読んでいる)本
- エンジニア組織を強くする開発生産性の教科書
- PMプロジェクトマネジメント PMBOKガイド対応
- PMBOK実践活用術 第7版
さいごに
絶賛仕込み中の「ココナラ開発PM虎の巻 V2」はある程度できた段階で運用を開始し、
春から夏にかけて何かしら情報を発信していければと思っていますので、その時にまたお会いしましょう!
明日は@toruchanさんによる、初めてのRailsバージョンアップ経験の振り返りをしてみる です。
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