技術書典14の開催が近いので、技術書典13で協賛企業ゲストトークしたことをふりかえる
こんばんは。株式会社ココナラでバックエンド開発に従事する、かわむーと申します。
皆さんは技術書典をご存知でしょうか?
技術書典とは、"プロ/アマ"、"商業誌/技術同人誌"を問わず、"技術書"と呼ばれる本が並ぶ日本最大級の"技術書イベント"です。
技術書のコミックマーケット、と言ったら分かりやすいかもしれませんね。
なぜ技術書典を最初に取り上げたかというと、もちろん理由はあります。
じつは、弊社ココナラは技術書典14へ協賛します。
そして、ご存知の方がいるかもしれませんが、技術書典13でもココナラは"シルバースポンサー"として協賛しておりました。
その関係もあり、私は"技術書典13スペシャルイベント"にて協賛企業ゲストトークに参加をしてきました。
この記事を書いている頃は、すでに技術書典14の開催(期間:2023.05.20-2023.06.04)がせまっています。
「あの時は大変だったな」という記憶が蘇ってきたこともあり、資料準備/当時の裏側なども交えて協賛企業ゲストとしてトークしてきた内容を記載します。
協賛企業ゲストトークへの参加の経緯
広報活動の一環として、ココナラでは各種ITイベントでスポンサーになる活動をしています。
その中の候補の1つとして、私は"技術書典"を推しました。
このときには、技術書典のスポンサーのランクの違いや、スポンサー参加することでのメリットを伝えました。そして、シルバースポンサー以上の場合は"技術書典のオンラインイベント"で協賛企業としてゲストトークできるという旨もお伝えしました。
「技術書典へ参加する層をターゲットして、認知度を高めるのにも効果的では?」
とカッコイイことを言ったような気もします。
もっとも、このときは採用担当か、ある程度の役職者がゲストトークに参加すると考えていました。なぜなら、他の協賛企業がそうしているからです。
しかし、「技術書典に馴染みがない」という理由から、なかなか参加者は決まらず。
結果、言い出しっぺの自分に"白羽の矢"は刺さりました。
せめてもの救いは、フロントエンドグループの"よしみん"とセットでトークをする、という2名体制だったことです。
資料の準備編
協賛企業のゲストトーク参加が決まった後で伝えられたのが、イベント用の資料作成でした。
資料の提出締切日が迫っていたこともあり、作成期間は3営業日程度だったと記憶しています。
そのような状況下で、「初スポンサーの我々は何を伝えられるだろうか」と関係者で話し合いました。
最大のポイントは、"ココナラは技術書典参加者に認知度がない"ことでした。
そのため、"自社の認知度を上げる"という観点に主軸をおいて資料を作成しました。
はじめは、資料に"伝えたいこと"をとにかく詰め込んで書き出しました。
そのあとで、尺が足りなくなる箇所、資料には書くが話さない箇所、短い文章で記憶に残るようにする箇所、などを重視して資料の手直しを行いました。
最終的には、以下の内容の資料となりました。
- 自社のビジョンの説明
- 自社の提供するサービスが、技術書典の出展(以下、サークル参加と記載)者にどのようなメリットがあるか
- 自己紹介の中に、自分の技術同人誌の紹介を混ぜる
- エンジニア組織で行なっている施策
- 若手/シニアのエンジニアから見た、自社のエンジニア組織について
ココナラのビジョンは、技術書典の参加者にはささる。その確信はありました。
これを踏まえて、自社のカルチャー/施策内容とその経緯も伝えるように工夫してみました。
また、私はサークル参加側としても技術書典へ参加していたので自著の宣伝も入れておきました。
これは、「ココナラの中にもサークル参加者がいますよ」「サークル参加者をゲストトークに出す寛容さも持っていますよ」な点でアピールにもなると考えて入れました。
さらに、書籍の表紙作成/イラスト作成/書評など、ココナラのサービスはサークル参加者側にもメリットはあるよ、という点を含めてみました。
結局のところ、「技術書典のサークル参加者の観点で、こういうことが書いてあれば刺さるなぁ」の視点で資料作成をした記憶があります。
ゲストトーク参加
待機中
資料を無事に提出し、ドキドキしながら技術書典のオンラインイベント当日を迎えました。
技術書典のオンラインイベントでは、イベント配信サービス「Streamyard」が利用されていました。
イベント開始は21時からでしたが、1時間前の20時からリハーサルがありました。
リハーサルの内容は、マイクテスト/資料内容でどのようなことに触れるか/技術書典の運営チームがYouTubeのチャット欄へ貼り付けるURLの確認、などが主たるものでした。
この時にはマイクトラブルが発生した方もいたので、「リハーサルは大事だな」と再認識させられました。
リハーサルを終えて、オンラインイベントが開始。
自分達の登壇順番が回ってくるまでは、Streamyardのバックステージで待機です。
この時に、イベント中の運営の方々のやり取りが聴けたのは貴重な体験でした。
また、オンラインイベントを見る目も普段の視聴者側の目線から変わりました。
今回は協賛企業側としての参加になるため、他の協賛企業のトークではどういったところにアプローチしているのかもじっくり観察しながら視聴していました。
「話すネタが被った」場面もありました。それはそれで、話のネタになったので結果オーライではありました。
徐々に近づいてくる出演開始時刻。
イベント開始時にはなかった緊張感が、どんどんと体の内側から湧いてきました。
トーク中
そして、ついにココナラのゲストトークの順番が回ってきました。
主催者さんから「緊張していますか?」の問いには、正直にYesと回答。
ゲストトークが始まると、イベントを視聴されていた知り合いのサークル主がチャット欄で盛り上げてくださいました。
こっそりと、「オフレコですけど、実はオンラインイベントに出演するんですよ」と情報をリークした甲斐がありました。
トークについては、資料内容に準じた形で3交代制で行いました。
序盤が私、中盤がよしみん、終盤でまた私というローテーション。
序盤は、ココナラを知らない人に向けて「実は技術書典とこのような関わりがあるんですよ」という点を主張しました。
サービスを含めてココナラを知ってもらうということで、マインド面/利用できる面を最初に持ってくることにしました。
これは、私が技術書典のサークル参加者として活動していることもあり、聞いて役に立った/共感できる、といった点を主張するために記載した部分です。
ですので、ここの部分は私が発表しました。
自己紹介時に自分の同人誌のことも紹介したので、現実味も増して受け取られたのではないかなと考えています。
中盤は、実際に働いた際のイメージ、取り組みなどをよしみんが紹介してくれました。
よしみんは営業職も経験していたことがあるらしく、喋りも上手でした。
会社のイメージをきちんと伝えるには最適だなと思いました。
また、若手社員という肩書きでの話なので、若い方目線で入社したらどんな感じになるのだろう、というのが伝わったのではないかと思っています。
終盤は、シニアエンジニアから見た、こういう点で少しずつ改善されていっているよ、というお話にして締めました。
以下、改善点として挙げた内容の一部です。
- オンボーディング内容の改善対応
- 入社した人による改善施策がタケノコのように湧いている現状
- 他部署留学(他部署の業務/文化を理解すること)
という感じで視聴者のテンションを上げてみたところで「We are hiring!」へ繋げてみました。
実際にどんな感じだったのか興味をもたれた方がいれば、技術書典のYouTubeチャンネルの動画をみていただければと思います。
参加後の反応
オンラインイベントを視聴していた会社の方からは「反応がすごかったね。アイドル?」みたいな言われ方をしました。
その甲斐もあり、ココナラを好意的に見てくださったオンラインイベント視聴者も多かったようです。
ゲストトーク参加後、すぐに人事へ問い合わせしてくださった方もいらしたと聞きました。
その後も、「技術書典のオンラインイベントをみました」という、カジュアル面談の応募者の方が多かったと聞いています。
まとめ
以上、技術書典13の協賛企業として参加した際のお話でした。
個人的には、アウトプットの場を提供してくれている、技術書典への恩返しができたかなとも考えています。
一般参加/サークル参加とはまた違った角度からの技術書典への参加は面白く感じられました。
そして、最初に記載したとおり、ココナラは技術書典14でも協賛します。
今回のオンラインイベントでは、別のココナラ社員がココナラの魅力を思う存分に語ってくれるでしょう。
もしも技術書典14でもうまくいけば、次の技術書典15でもきっと協賛するでしょう。
この時はまた違った取り組みをしているかもしれません。
「こういう取り組みも含めて興味をもちました」「イベント動画をみて興味を持ちました」なども含めて、もしもココナラに興味を持たれましたら、ぜひカジュアル面談に来ていただければ。
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