AWS様主催 EKS勉強会に参加してきました!
こんにちは!
株式会社ココナラのインフラ・SREチーム所属のおさだと申します。
本記事では2022年10月に参加したEKS勉強会について紹介させて頂きます。
EKS勉強会を開催頂いた経緯
弊社のサービス開発において、以下のような課題がありました。
- 現状アプリケーション基盤が分散しており、運用管理コストや拡張性に課題がある
- 新規機能毎にインフラを構築する工数を確保出来ずに、既存アプリケーションの肥大化が進んでいる
- 既存アプリケーションに実装することにより、新規機能に適した言語を選択する幅が狭まっている
上記のような課題を解決するための手段として、Kubernetesが選択肢の一つとなりうるか本格的に検討することにしました。
本格検討にあたり、インフラ・SREチーム内でKubernetesの基礎知識と実機経験にばらつきがあることをAWS様に相談したところ、知識と経験の平準化を目的としたEKS勉強会を開催頂くことになりました。
EKS勉強会の様子
EKS勉強会はAWS様オフィスにて開催頂きました。
オフィスに到着するとお馴染みのダンボールにお出迎え頂きました!
そのまま進んでいくと受付はハロウィン仕様に綺麗にデコレーションされていました。
ワクワクするような趣向が施されてますね!
談話スペースは東京を一望できるガラス張り仕様!オシャレですね!
綺麗なオフィスに浮かれるのもほどほどに・・・
EKS勉強会開始です。
コンテンツ
EKS勉強会のコンテンツは以下の3部構成でした。
1.Kubernetes・EKS座学
2.EKSハンズオン
3.フリーディスカッション
1.Kubernetes・EKS座学
ハンズオンを効果的に行うために、まずはKubernetes・EKSの概要を講義形式でご説明頂きました。
以下のように順序立てて話して頂いたので、とてもわかりやすかったです!
- なぜコンテナを使うのか
- コンテナを使う際にKubernetesは何を解決してくれるのか
- どんなアーキテクチャか
- どのようなリソースで構成されているか
- EKSとは何か
- EKSを使うメリットはなにか
一部スライドをご紹介させて頂きます!
私自身はKubernetesとEKSを触ったことがあったものの、期間が経っていたので、良い復習になりました!
2.EKSハンズオン
EKSハンズオンでは以下のコースを進めていきました。
時間の都合上、以下の3パートの実施となりましたが、実際にアプリケーションをデプロイして、各Podにバランシングされる状態を可視化したり、ノードやPodがスケーリングするのを可視化することが出来ました。
- Deploy the Kubernetes Dashboard
- Deploy the Example Microservices
- Autoscaling our Applications and Clusters
リクエストのバランシング状況を可視化するアプリケーション
ノードやPodの状態を可視化するアプリケーション
3.フリーディスカッション
フリーディスカッションではKubernetesを実際に本番運用する上で気になるところを中心に色々と聞かせて頂きました。
主なテーマは以下の通りです。
- 結局どこからKubernetes化していけばいいのか?
- 最新バージョンにどう追随していくのか?
- EKS FargateとEKS EC2どちらが使われてるのか?
- Kubernetesを運用するのに適したネットワーク構成は?
- インフラ担当・開発者で管理境界はどこにすべきか?
特に印象に残ったところは、バージョンアップのサイクルを回していくのは専任メンバーが複数人いることが望ましいという部分です。
Kubernetesの運用が大変なのは色々なところで聞いておりましたが、改めて聞くと現状の複数の施策を持つスタイルを変えなければいけなかったり、過渡期は単純に仕事が増えてしまう可能性もあるので、定量的にメリット・デメリットを整理して導入検討を進めるべきだと再認識しました。
まとめ
EKS勉強会に参加したことにより、チームとしてKubernetesと向き合っていくための土台作りができました。
今後もこのような機会を定期的にAWS様に作って頂けるとのことで、本当に感謝しかありません!
今後は一部サービスのEKS化をしてみて、全体適用可否の評価を行っていく予定です。
推進内容については、また本ブログで紹介します!
まだまだインフラ・SREチームとしてやりたいことがたくさんあります。
Kubernetes導入検討以外にもサービスのスケールに向けてRDSのAurora移行や、分析のためのDBデータ→DWHリアルタイム化などの推進を検討しています。
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それでは!
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