業務システムチームという仕事を紹介したい
株式会社ココナラ DevOps開発グループ 業務システム開発チーム 所属のもりしたです。
前回は巨大リポジトリから会計システムを分離して開発生産性をあげた話という記事を書きました。
みなさんは業務システム開発チームという名前を聞いてどんなことをやっているか想像できますか? 「業務のシステムを開発しているんでしょ?」でしょうか。
では、業務システムとは何でしょうか?👀
弊社にはエンジニアが多数所属し、役割によって、グループやさらにその配下のチームが細分化しています。その中でわたしが所属する業務システム開発チームがどんな役割をもって、どんな仕事をしているのかについて簡単ですが、ご紹介したいと思います。
どういう人たちと仕事するの?
主に関わりがあるのは下記の3グループとなります。
その中でも特に関わりが深いのは1つ目の経理財務グループ💴です。
- 経理財務グループ(経理部門に相当)
- カスタマーサポートグループ(ユーザーからのお問い合わせへの対応を行う)
- バックエンド開発グループ(サービス全般のバックエンドシステムの保守・改善や機能開発を行う)
弊社ではエンジニアの役割に応じて グループやチームが分かれますが、業務システム開発チームは経理財務グループと深い接点があるというのが大きな特徴かと思います。
週1回の頻度で経理財務グループとはミーティングを開催して顔を合わせています。
業務システム開発チームの役割って何?
業務システム開発チームが主に担当するのは経理・会計に関わるシステムの保守・改善🛠です。️
経理財務グループが取り扱うお金💴にまつわること全般に関わっていると捉えていただければと思います。
また、業務システム開発チームは経理・会計に関わるシステムの保守・改善のみを行っているわけではありません。
カスタマーサポートグループが受けた問い合わせ📮のうち、システム的な調査が必要なものについて持ち回りで調査するといった業務も行っています。
対応はバックエンド開発グループと分担して行っております。
このため、調査の依頼元となるカスタマーサポートグループ、調査対応を分担するバックエンド開発グループとの関わりは多いです。
経理の業務を少しだけご紹介
参考までに経理業務の例をいくつか記載します。
業務システム開発チームは経理業務で利用する機能を提供し、日々改善を繰り返しています。
- 出品者が売り上げた金額を指定の銀行口座に振り込む
- 弊社が利用する決済代行会社と自社システム間の入金・返金といった取引の情報を同期する
- 月次決算にて売掛金や前受金など、主要となる勘定科目の正確性を担保するために照合作業を行う
管理する会計システムの責務とは
弊社には内製で作った会計システムがあり、業務システム開発チームが管理しています。
会計システムは前述した経理業務をサポートする仕組みを提供する責務もありますが、大きくは「お金の動きを安定して記録する📝」 という責務をもっています。主に記録するのは取引で発生するお金の動きです。
例えば、ココナラでの取引では次のような場面があり、その場面ごとに仕訳情報としてお金の動きを記録します。
- 購入者が決済方法を選び、サービスを購入し、出品者との間で取引が成立する
- 出品者からのサービス提供がおわり、取引が完了する
- やむを得ない事情により取引をキャンセルする
チームの日常
2023年9月と仮定して、とある月の日常を書きます。
4日(月)
経理財務グループが起票した調査チケットを確認して調査を行う
月次決算時の調査は即時性が求められることが多く、調査期限が当日中となることもある
- 経理財務グループは月初〜10日ごろにかけて月次決算を行う
┗ このときに例えば、勘定科目ごとの照合作業で何かしらの問題が見つかり、かつ経理財務グループでの調査が困難な場合、業務システム開発チームに調査を依頼する
8日(金)
オンコール当番を担当する 📲
監視ツールからアラートが発砲された場合に通知内容を確認し、原因調査を行う
- システム監視の範囲はサービス稼働全般
- 日常の業務では担当しない箇所でエラーが発生することも多くある
11日(月)
経理財務グループとの週次の定例ミーティングを開催する
ミーティングでは、 現在進めている改善タスクの進捗状況の共有、今後進めるべきシステム改善の優先度確認などを議題とする
12日(火)
月初に経理財務グループより依頼を受けたシステムの改善チケットの対応を開始する
20日(水)
カスタマーサポートグループが起票した調査チケットを確認して調査を行う
- カスタマーサポートグループはユーザーから問い合わせを受けて、過去のナレッジ等を活用してユーザー対応を行う
- その際、システム的な不明点などがある場合にはエンジニアに調査を依頼をするためにチケットを起票する
カスタマーサポートグループからの調査依頼は当番で対応します。
2023年9月時点では、月に2、3回ほど当番が回ってきます。
21日(木)
対応を進めていたシステム改善の修正を本番リリースする
やりがい
業務システム開発チームのやりがいを2つ書きたいと思います。
やりがいに共感いただけたら業務システム開発チームのドアをぜひ叩いてほしいです。
- 顔が見える人から「ありがとう」と言ってもらえる仕事が行える😊
社内で顔を合わせる人たちが使うシステムを担当しているため、例えば、業務効率が改善する機能を提供した場合に直接「ありがとう」と言ってもらえる機会がある - IR情報で公開する金額の正確性を担保するという責任のある仕事が行える👮
四半期ごとに行う決算説明などのIR情報で公開する決算の金額(例:営業収益)の正確性を裏で支えているという責任を感じることができる
おわりに
今回はわたしが所属する業務システム開発チームについて簡単にご紹介しました。
こういう仕事をしているエンジニアのチームがあるということを知っていただき、少しでも興味を持っていただけましたら、以下のカジュアル面談応募フォームからご連絡をいただけますと幸いです!
エンジニア以外を含めた募集求人については下記のリンク先をご確認ください。
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