ClaudeでPlaywright MCPを使う(Windows)
はじめに
WindowsでClaude Desktopを使ってPlaywright MCPを使う際に少しハマったので、その解決方法をまとめます。
Playwright MCPについての詳細は他の記事を参考にしてくださると幸いです。
Claude Desktopのインストール
まずはClaude Desktopをインストールします。
Claude Desktopをインストールしたら、起動します。アカウントが必要なので適宜登録してください。
Playwright MCPの準備
初めにPlaywright MCPを使うための準備をします。
リポジトリのクローン
まずはPlaywright MCPのリポジトリをクローンします。ついでに、リポジトリに移動します。
git clone git@github.com:microsoft/playwright-mcp.git
cd playwright-mcp
パッケージのインストール
次に、Playwright MCPのパッケージをインストールします。
npm install
Google Chromeの設定
すでにGoogle Chromeがインストールされている方が多いと思いますので、Pathの設定を行います。
まずはTypeScriptの型定義の定義を変更します。
// コードの一部を抜粋
export type LaunchOptions = {
headless?: boolean;
+ executablePath?: string;
};
それに伴ってLaunchOptionsにexecutablePath
を追加します。
// コードの一部を抜粋
program
.version('Version ' + packageJSON.version)
.name(packageJSON.name)
.option('--headless', 'Run browser in headless mode, headed by default')
.option('--vision', 'Run server that uses screenshots (Aria snapshots are used by default)')
.action(async options => {
const launchOptions: LaunchOptions = {
headless: !!options.headless,
+ // 自身のchrome.exeのパスを指定してください
+ executablePath: "C:/Program Files/Google/Chrome/Application/chrome.exe"
};
const tools = options.vision ? screenshotTools : snapshotTools;
const server = new Server({
name: 'Playwright',
version: packageJSON.version,
tools,
resources,
}, launchOptions);
setupExitWatchdog(server);
await server.start();
});
これで、Google Chromeのパスを指定することができるようになります。
MCPの設定
次に、MCPの設定を行います。
Claude Desktopを開いて、MCPの設定を行います。
Claude Desktopの右上のハンバーガーメニューをクリックします。
ファイル > 設定をクリックします。
開発者
タブを選択して、構成の編集をクリックします。
ディレクトリが開かれるので、claude_desktop_config.json
を開きます。
そして以下のように設定を追加します。
{
"mcpServers": {
"playwright": {
"command": "npx",
"args": [
"D:/Github/playwright-mcp/", // ここにCloneした自身のplaywright-mcpのパスを指定してください
"--vision" //今回はUIが観たいのでVisionを有効
]
}
}
}
設定が完了したら、Claude Desktopを再起動します。
実行
実際に動作確認してみましょう。
右下にあるハンマーアイコンをクリックして以下が表示されたらMCPが読み込めています。
今回はせっかくになのでZennさん主催の第2回 AI Agent Hackathon with Google Cloudのページを見てもらうことにします。
プロンプトは以下のようにしました。
browser_screenshotを用いて以下のURLのスクリーンショットをとってきてください
https://zenn.dev/hackathons/google-cloud-japan-ai-hackathon-vol2
結果としては以下のようになりました。
ちゃんとスクリーンショットが取得できていることが確認できました。
おわりに
今回は、Windows環境でClaude Desktopを使いながらPlaywright MCPを設定・実行する方法を解説しました。Google Chromeのパス設定やMCPの構成変更など、いくつかの手順を踏む必要がありますが、無事に動作確認ができ、スクリーンショットも取得できました。
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