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trocco チュートリアル 接続情報の作成

2022/08/26に公開

クラウドエースのコンサルティング部で主にデータ分析基盤構築に携わっている小坂と申します。

今回は SaaS の分析基盤の総合支援ツールである trocco のチュートリアルを試してみたので、手順を記事にまとめてみました。

丁寧にまとめられているチュートリアルマニュアルがあるので、記事にまとめる必要もない気もしますが、初心者なりの詰まりポイントなどがあったため、その点を共有できればと思っています。
https://documents.trocco.io/docs/trocco-tutorial

今回は「接続情報の作成」を行い、BigQuery と trocco を接続するところまで試してみます。

ざっくりとした手順

手順詳細

まずはじめに trocco が接続するサービスとの接続設定を行います。
今回は転送元も転送先も BigQuery にする予定なので、BigQuery との接続設定のみを行います。

まずは trocco 側で接続設定の新規作成を行います。

  1. trocco にログインして接続情報の新規作成をクリック
    新規作成

  2. 接続先のサービスを探してクリック
    サービス数が想定以上に多かったので BigQuery を探すのが少し大変でした。
    最終的には cmd+f でブラウザ検索機能を用いて BigQuery を見つけました。
    サービス一覧

  3. 接続方法を選択する
    Google アカウントの認証情報を用いて連携するサービスアカウントキーを用いて作成する の二通りの接続方法が選べるようです。
    今回は サービスアカウントキー を用いて接続を行います。
    接続方法

  4. Google Cloud 側でサービスアカウントキーの発行を行う
    詳細手順は割愛します。
    Google Cloud の公式ドキュメントに手順が記載されているので参考にしてください。
    今回サービスアカウントにはtrocco のマニュアルを参考に以下の権限の付与を行いました

    • BigQuery データオーナー
    • BigQuery ジョブユーザー
  5. trocco の画面に戻り、接続情報の設定を行う
    接続情報設定画面

    設定内容参考例

    項目 概要 設定例
    名前 接続の名称を入力する trocco-bigquery - test
    メモ 用途等をメモする Zenn 記事作成用のテスト接続
    認証方式 サービスへの接続方法を選択する サービスアカウント(JSONキー)
    JSON Key サービスアカウントキー情報を入力する
    サービスアカウントキーファイルを開いて表示されたものをまるっとコピペすれば OK
    *****
    共有するグループ 接続設定を共有するグループを選択する なし

    JSON Key にサービスアカウントキーファイルの中身のどこまでをコピーペーストしたらいいのか、若干迷いました。
    (結論、全てコピーしてペーストすれば OK でした)
    ここはファイルをアップロードする方式だと迷わず設定できそうだな、と思いました。

  6. 接続情報の確認を行う
    接続を確認 をクリックすると接続テストを自動的に行なってくれます。
    問題なければ保存をクリックしてください。

    接続確認

    保存を押したあとに接続設定画面から別ページに遷移しないので戸惑いましたが、保存されているので安心してトップ画面に戻って大丈夫です。

  7. 接続情報が作成されたか確認する
    トップ画面から 接続情報 をクリックすると接続情報一覧画面に遷移します。
    トップ画面

    今回作成した接続情報が作成されているか確認してください。

    接続情報一覧

以上で接続情報の作成は完了です。(すごい簡単)

まとめ

まずはチュートリアルの「接続情報の作成」を試してみました。
若干手順に迷う部分はなくはありませんでしたが、とても簡単に接続情報の設定が作成することができました。

次回は「転送設定の作成と転送ジョブの実行」を気が向いたタイミングでやってみようとおもいます。

なお、今回私が trocco を触って見ようと思ったきっかけは trocco の「データカタログ」という機能を知ったためです。
以下の trocco 公式の Youtube でデータカタログの説明を行っているので、ぜひご興味があればご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=A06Kc7Vp_QQ

私も早くデータカタログを試せるところまでたどり着けるように頑張ってチュートリアルを進めようと思います。

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