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会社のテックブログをZennで再始動します

2022/08/02に公開

こんにちは、クラウドエース株式会社の錦木です。
クラウドエースが社外に技術情報を発信する場所として、他のプラットフォームと比較した結果zennを選定しました。
この記事では簡単に会社紹介をさせていただいた後、これまでの投稿先に対して抱えていた課題とそれらがzennによってどう解決されたのかを書きます。

クラウドエース株式会社はGoogle Cloudならなんでもやる会社です

本題に入るまえに、簡単にクラウドエースの紹介をさせてください。
クラウドエースはGoogle Cloudのプレミアパートナーとして、国内外問わずGoogle Cloudの導入支援、システム開発、トレーニングを主に行っております。
日々様々なGoogle Cloudのプロダクトを利用していますので、それらについてエンジニアがインプットしたことを社外にアウトプットし、本人の理解の整理になり、同じプロダクトに触れる方々の目にとまると嬉しいです。

Zennを選ぶまでの課題

クラウドエースは元々wordpressでテックブログを運用していました。
このwordpressにはエンジニアが記事を書きやすいようにするつもりで様々なプラグインを導入していましたが、主に次のような課題を抱えていました。

  1. コードが思ったようにきれいに描画されない
  2. マークダウンの対応が不十分でエンジニアがアウトプットをする環境として使いづらい
  3. 執筆にアカウント作成が必須で、急速に増える社員数に対応できなくなった
  4. 記事のレビューがしづらい

これらを全て解決できる場所としてZennを選定しました。

Zennによる課題の解決

先程挙げた4つの課題のうち、12についてはメジャーな投稿プラットフォームであればどれでも解決できました。
Zennの選定に至った主な理由は34の解消です。

アカウント作成についての課題解決

ご存知の通り、ZennはGitHub repositoryと連携して記事を投稿することができます。
これは、連携したrepositoryにプルリクエストを出すことができれば誰でも記事を投稿できることを意味します。
クラウドエースはメインのコード管理ツールとしてGitHubを利用しており、エンジニアであれば誰でもGitHubアカウントが用意され、クラウドエース組織に所属していることが担保されています。
そのため、これまでの入社手続きフローに新たに何かを追加することなくZennに記事を執筆できるようになりました。

レビューについての課題解決

wordpressを利用していた時は記事の執筆とレビューのために、まずGoogle Docsに記事を書いてコメント機能を利用してレビューをした後、それをwordpressに書き写すという作業が発生していました。
今書いているだけでもゾっとする投稿フローですが、これを当たり前のようにやっていました。

ZennではGitHubから記事を投稿できるので、プルリクエストを利用してレビューができますし、それをmergeすれば投稿が完了します。
記事の投稿フローを劇的に改善できることが決め手となりました。

想定される問題についての対応

Zennを選定したことによって4つの課題は解決されましたが、考慮しなければならない問題も出てきました。

  1. Zennに登録するGoogleアカウントをどうするか
  2. コメントなどの通知にどう対応していくか

Googleアカウントは専用に用意

Zennに登録するための代表Googleアカウントを用意しました。
アカウントは社内で定めた管理者(私)のみがログイン可能であり、記事の削除やその他アカウントのメタデータ登録を行います。

コメントへの対応

Zennでは記事に対してコメントがついた時にメールで通知してくれますので、代表Googleアカウントに届く通知メールを個人のアカウントに転送して検知しようとしています。
この運用は個人の認知能力に強く依存している自覚はあるので、コメントがついた時に任意のエンドポイントにリクエストを飛ばせるwebhookが設定できるととても嬉しいと思っています。

参考

Zennを選定するにあたり、オンライン家庭教師マナリンク様の記事を参考にさせていただきました。

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