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2023/7/14 Google Cloud 主催 Modern App Summit に参加してきました

2023/08/03に公開

はじめに

こんにちは。クラウドエース株式会社で SRE をしている間瀬です。

今回は 2023/7/14 に開催された Google Cloud 主催の Modern App Summit に参加してきましたのでイベントの様子を記事を通じて伝えさせていただきます。
私自身は、オンサイト参加者限定で開かれた懇親会での LT にて登壇させていただく形でイベントに参加してきました。

イベント概要

Application Modernization や Generative AI 、内製化 をテーマとしたイベントで Google Cloud のスペシャリストの方によるサービス紹介やパートナー企業、ユーザー企業の方によるパネルディスカッションや事例紹介といったセッションで構成されていました。
オンサイト(渋谷ストリーム)とオンラインのハイブリッド開催となっており、コチラよりセッションを閲覧することが可能です。

以下の写真は渋谷ストリームの会場の様子になります。少し早く会場に着いたので空いているように見えますが、開始時にはほとんどの席が埋まっていました。
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イベント内容

基調講演

基調講演では、ディスカッション形式となっており、Google Cloud の方から提示されるテーマについて企業で活躍される方達と対話するものでした。

一つ目のテーマはモダンアーキテクチャに関するもので、特に個人的に共感できたのはモダンアーキテクチャとは新しい技術やトレンドを取り入れることではなく、現代社会で抱える課題やニーズを解決できるものと語られていた点です。

二つ目のテーマは Generative AI の活用状況に関するもので、コードの生成をするためには生成のインプットとなる関数名を分かりやすくする必要があるため、以前よりも命名に気を遣うようになったという点やドキュメントの叩き台として利用しているというお話を聞くことができました。
一方で業界的に情報漏洩等のリスクを懸念しており、業務への導入は見送っているという意見もあり業界によって大きく状況が異なっていることを知ることができました。

各種セッション

大きく二つのTrackに分かれており、各企業による Google Cloud のサービスの活用事例やSREプラクティスの実践に関するセッションと Google Cloud のサービスやプラクティスを紹介するセッションに分かれていました。
私は各企業の Google Cloud の活用事例に興味があったので、そちらを中心に聴講させていただきましたが、どの企業の事例も参考になるものばかりでした。

最終セッションの一つである「Google Cloud パートナーと共に考察する、内製化、組織改革、カルチャー変革の鍵」というテーマで弊社の蔵持が登壇しており、内製化を検討されているお客様の課題や成功、失敗となるポイントについて他のパートナー企業の方とディスカッションをさせていただきました。

LTセッション

オンサイトにて開かれた懇親会にて LT が開催されました。
会場全体の雰囲気が分かる写真がなく申し訳ございませんが、非常に多くの方が参加されており提供される料理や飲み物がすぐに無くなってしまうほどでした。

LT は 5 枠となっており、皆さんの登壇はどれも技術的な内容でありながらも、笑いも取れるものになっており会場を沸かせていたことが印象的です。
そんな中、私は GKE を開発や運用をしている中で経験した Horizontal Pod Autoscaler と クラスタオートスケールの問題について登壇させていただきました。

Horizontal Pod Autoscaler は Pod の CPU 使用率に応じて、クラスタオートスケーラー は Pod のコンテナ毎に設定されてる CPU, Memory の必要量 (request.cpu, request.memory) に応じてスケールします。
特に後者の必要量については「この値を設定しておけば大丈夫」というものはなく、オートスケールモデルを計画してその通りにスケールが推移するか試験で検証しましょうという内容を話させていただきました。
以下は LT での投影スライドの一部です。

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以下は私の LT の際に他の方から撮影いただいたものになります。
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さいごに

オンサイトで参加した方を対象にオリジナルボトルと本をいただくことができました。
※オリジナルボトルはオンサイトへの参加登録先着100名が対象になります。
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オフラインのイベントが増えてきましたが、やはりセッションや懇親会で様々な方と直接お話しできる機会は貴重だなと感じました。
引き続き、このようなイベントがあれば積極的に登壇者、聴講者として参加したいと思います。記事を閲覧いただきありがとうございました。

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