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2024 年 7 月第 4 週の Google Cloud の主なリリースに関するニュース
クラウドエースの山本です。
7 月 22 日 〜 7 月 26 日の期間にアナウンスされた Google Cloud の主なリリースに関してご紹介します。
AlloyDB for PostgreSQL
- 以下の機能が一般公開 (以下、GA) されました。
BigQuery
- BigQuery テーブルの最近書き込まれた行を修正する際、Storage Write API からデータ操作言語(DML)を使用できるようになりました (GA)
- 継続的クエリ (Preview)
- 2024 年 9 月 17 日以降、承認されたデータセットを作成または更新する際、bigquery.datasets.update 権限チェックが削除されます
- マニフェスト ファイルが Amazon S3 および Azure Blob Storage でサポートされるようになりました (GA)
- テーブル エクスプローラー (Preview)
- テーブルデータを調査し、データ探索 クエリを作成するために使用する機能
- IAM 拒否ポリシーの追加権限サポート (Preview)
Cloud NAT
- ハイブリッド NAT (Preview)
- Virtual Private Cloud(VPC)ネットワークとオンプレミス ネットワークまたは他のクラウド プロバイダ ネットワークの間で IP アドレスのネットワーク アドレス変換(NAT)を行う機能です
- ハイブリッド NAT 使用にあたり、Cloud VPN などの Google Cloud のエンタープライズ ハイブリッド接続プロダクトを使用して VPC ネットワークに接続する必要があります
Dataplex
-
Dataplex Explore が廃止されます
- 2024 年 8 月 31 日までに公式 ドキュメントの手順に従い、 BigQuery Studio へ移行してください
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BigQuery カラムレベル データリネージ (Preview)
- BigQuery のデータがシステム内でどのように移動するかをテーブル単位で追跡していましたが、新しいカラムレベルのリネージ機能を使うことで、カラム単位での追跡が可能になります
NetApp Volumes
- Flex サービスレベルでカスタマー マネージド 暗号化キー (以下、CMEK) をサポート (Preview)
Pub/Sub
- サブスクリプション内に未確認のメッセージを 24 時間以上保持すると、追加料金が発生します (公式ドキュメント)
Cloud Monitoring
- 2024 年 10 月 22 日をもって、Monitoring Query Language (MQL) が使用できなくなります
Cloud Storage
- タグを使用して、組織内で新しく作成されたバケットに対してデフォルトの soft delete 保持期間を設定できるようになりました。詳細については公式ドキュメントをご確認下さい。
Datastream
- SQL Server をサポート (GA)
Data Catalog
- BigQuery カラムレベル データリネージ (Preview)
- BigQuery のデータがシステム内でどのように移動するかをテーブル単位で追跡していましたが、新しいカラムレベルのリネージ機能を使うことで、カラム単位での追跡が可能になります
Generative AI on Vertex AI
- Mistral AI のマネージド モデルが利用できるようになりました
Google SecOps / Google SecOps SOAR
- インシデント マネージャーは、2025 年 7 月 22 日をもって廃止されます。Google Cloud は、2025 年 7 月 22 日までサポートとメンテナンスを提供しますが、新機能はリリースされません。
Migrate to Virtual Machines
- 仮想 アプライアンスからマシンイメージのインポートが可能になりました
- これにより、Compute Engine 上で実行されている仮想マシン (VM) インスタンスの構成、メタデータ、権限、および複数のディスクからのデータをマシンイメージとして保存することが可能です
Virtual Private Cloud
- Private Service Connect の主な指標を Cloud Monitoring に出力できるようになりました (GA)
Bigtable
- Google Cloud コンソールで自動バックアップの有効または無効に設定できるようになりました (Preview)
Apigee
Advanced API Security
- データ所在地のサポート ( 公式ドキュメント )
- Advanced API Security データが保存される地理的な場所(リージョン)を指定することで、コンプライアンスおよび規制の要件を満たすことができます
Monetization
- API プロダクトの料金プランの作成や管理などの収益化機能が、Cloud Console の Apigee UI で利用できるようになりました
- データ所在地のサポート ( 公式ドキュメント )
- Monetization データが保存される地理的な場所(リージョン)を指定することで、コンプライアンスおよび規制の要件を満たすことができます
Cloud SQL
MySQL
- IAM グループ認証 (GA)
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[MySQL version].R20230909.02_00
以降で利用可能
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PostgreSQL
- IAM グループ認証 (GA)
-
[PostgreSQL version].R20240514.00_04
以降で利用可能
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Dialogflow
Dialogflow CX
- エンドユーザーのコンテンツ削除に基づく同意を有効にすることができるようになりました ( 公式ドキュメント )
- この設定を有効にすると、特別なセッション パラメータを使用して、エンドユーザーの入力やパラメータが会話履歴や Cloud Logging から削除されるかどうかを制御できます
- Neural2 音声に対応する Cloud Text-to-Speech を使用するようになりました
まとめ
BigQuery や Cloud NAT の機能拡充、Cloud Monitoring の Monitoring Query Language (MQL) 非対応化などが個人的に目に留まったトピックでした。
ハイブリッド NATは便利な機能だと思いますので、一般公開が楽しみです。
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