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2024 年 6 月第 5 週の Google Cloud の主なリリースに関するニュース
クラウドエースの山本です。
6 月 24 日 〜 6 月 28 日の期間にアナウンスされた Google Cloud の主なリリースに関してご紹介します。
Cloud Composer
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ヨハネスブルグ リージョン (africa-south1)
で利用可能になりました
Cloud Logging
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Ops Agent バージョン 2.48.0
では、Debian 11(Bullseye)をベースにしたディープラーニング用の VM イメージを実行している Compute Engine VM がサポートされます -
Log Analytics
で、課金対象のログ ボリュームを分析できるようになりました (Preview)
Cloud Monitoring
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Ops Agent バージョン 2.48.0
では、Debian 11(Bullseye)をベースにしたディープラーニング用の VM イメージを実行している Compute Engine VM がサポートされます - Google Cloud Services の障害をダッシュボードに表示する設定が追加されました (Generally Available、以下GA)
Config Controller
- 以下のリージョンで利用可能になりました
ミラノ リージョン (europe-west8)
公式ドキュメント 未公表リージョン (us-central2)
公式ドキュメント 未公表リージョン (us-east7)
Media CDN
- レイヤ 7 フィルタリング用 グローバル スコープ Cloud Armor エッジ セキュリティ ポリシー (GA)
Cloud Build
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Supply-Chain Levels For Software Artifacts (SLSA) Version 1.0 をサポート (GA)
- トリガーされたビルドで
requestedVerifyOption
オプションを使用する際に、SLSA v1.0仕様に準拠したビルド出自情報を生成できます- ビルド出自情報とは、ビルドを監査するために使用できる検証可能なメタデータを指します
- トリガーされたビルドで
BigQuery
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BigQuery JupyterLab Plugin を使用して、以下のことが実行可能になります (Preview)
- データの探索
- Jupyter ノートブックでのBigQuery DataFramesの使用
- BigQuery DataFrames ノートブックを Cloud Composerへデプロイ
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タグを使用して、Identity and Access Management (IAM) ポリシーによるアクセスを条件付きで許可または拒否できるようになりました (GA)
- データセットの作成時に BigQuery データセットにタグをアタッチして、IAM ポリシーを使用して条件付きでアクセスを許可または拒否することもできます
AlloyDB
- AlloyDB for PostgreSQL
- AlloyDB Omni version 15.5.4 (GA)
- AlloyDB Omni 簡易インストール
- Docker などの一般的なコンテナ管理ツールを使用して、AlloyDB Omni のインストールおよび管理が可能になります
- 既存のAlloyDB Omniインストールのアップグレードについては、Migrate from an earlier version of AlloyDB Omni to the latest version
- Red Hat Enterprise Linux(RHEL)上での Podman をサポート
- Arm ベース アーキテクチャのサポート
- バグ修正とパフォーマンス向上
- AlloyDB Omni 簡易インストール
- AlloyDB Omni version 15.5.4 (GA)
Google Kubernetes Engine
- 2024-R21 Version リリース
- アップグレードにより、クラスタ、コントロールプレーン、ノードへ適用可能です。詳細については以下の公式ドキュメントを参照願います
Apigee Advanced API Security
- Generative AI インシデント レポート (Preview)
- Advanced API Security の不正検出 インシデントに対する生成 AI によるサマリーと推奨事項が導入されます。新しい生成 AI 機能は、すべての Advanced API Security が有効なプロジェクトで利用可能であり、Gemini Code Assist アドオンが不要となります。
Apigee X
- 以下のリージョンで利用可能になりました
ベルリン (europe-west10)
ヨハネスブルグ (africa-south1)
Apigee hybrid
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hybrid 1.11.2-hotfix.1
- このリリースは、Helm チャート テンプレートの変更を反映しており、イメージの変更ではありません。現在、Apigee ハイブリッド v1.11.2 を使用している場合、リリースノート記載の手順に従い、このホット フィックスを適用してください。
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hybrid 1.10.5-hotfix.1
- 上記同様、Helm チャート テンプレートの変更となります。リリースノート記載の手順に従い、このホット フィックスを適用してください.
Generative AI on Vertex AI
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Gemini 1.5 Pro または、 Gemini 1.5 Flash から、コンテキスト キャッシュが利用可能
- 入力トークン数が多い繰り返しコンテンツを含むリクエストのコストを削減する技術になります
- 詳細については公式ドキュメントを参照願います
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Model Garden の拡充
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Hex-LLM の提供
- Vertex AI の一部として提供される高効率な大規模 言語モデル(LLM)で、Cloud TPU(Tensor Processing Unit)ハードウェア向けに設計および最適化されています。主な特徴は以下の通りです。
- XLA(Accelerated Linear Algebra)対応
- 高効率なコンパイル技術、高速処理が可能
- 連続バッチ処理 対応
- ページド アテンション 対応
- メモリ 効率化技術
- オープンソース モデル対応
- XLA(Accelerated Linear Algebra)対応
- Vertex AI の一部として提供される高効率な大規模 言語モデル(LLM)で、Cloud TPU(Tensor Processing Unit)ハードウェア向けに設計および最適化されています。主な特徴は以下の通りです。
Google Cloud Deploy
- Google Kubernetes Engine ターゲットのプロキシを使用したデプロイをサポート
- 以下のツールで、各ターゲットの実行環境で詳細フラグを使用して、ログレベルをデバッグまたはそれに相当するレベルに設定できるようになりました。これにより、トラブルシューティングや詳細なログ情報の取得が容易になります。
Skaffold
gcloud
kubectl
Network Connectivity Center
- VPC スポークとのルート交換 (Preview)
- Cloud Interconnect VLAN アタッチメント、HA VPN トンネル、同じハブ上のルーター アプライアンス VM などの VPC スポークとハイブリッド スポークを接続できるようになります
SAP on Google Cloud
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Compute Engine のメモリ最適化 ベアメタル マシンタイプ
x4-megamem-960-metal
(GA)- SAP HANAのスケールアップ(OLAP および OLTP)および、 SAP NetWeaver のワークロードでの使用に対して SAP 認証を取得しているマシンタイプになります
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Agent for SAP バージョン 3.4 リリース
- ワークロード パフォーマンス診断ツールが導入され、Backint およびディスク スナップショット機能が強化されています
Cloud Functions
- Cloud Functions 第1世代および第2世代が、Cloud Build 用 カスタム サービス アカウント をサポートします (Preview)
Cloud Storage
- 以下のリージョンでリージョン エンドポイントが指定可能になりました
フランクフルト (europe-west3)
パリ (europe-west9)
Firestore
- Scheduled Backup (GA)
- Datastore mode も同様に GA となっております
Google Distributed Cloud Connected
- 以下機能がサポート対象外となります
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Cloud control plane cluster support
- 現在、Local control plane clusters のみサポートとなります
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Raw block storage for virtual machine workloads
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まとめ
色々なサービスのアナウンスがあった 1 週間でした。
Firestore のバックアップ スケジュールが設定できるようになったのは、運用上かなり便利になったと思います。
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