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2024 年 6 月第 2 週の Google Cloud の主なリリースに関するニュース
クラウドエースの山本です。
6 月 3 日 〜 6 月 7 日の期間にアナウンスされた Google Cloud の主なリリースに関してご紹介します。
Cloud Load Balancing
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Bring Your Own IP IPv6 対応(General Availability、以下 GA)
- ユーザー所有のパブリック IPv6 アドレスを外部パススルー ネットワーク ロードバランサで使用できます。
SAP on Google Cloud
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メモリ最適化 ベアメタル マシンタイプ: X4 シリーズ(
x4-megamem-1440-metal
およびx4-megamem-1920-metal
) が新たに SAP 認定 マシンタイプに追加されました (GA)。
詳細については下記公式ドキュメントを参照願います。
Security Command Center
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Amazon Web Services(以下、AWS)の脆弱性評価機能がリリースされました(GA)
- AWS Elastic Compute Cloud(EC2)のソフトウェア脆弱性を評価するためのディスク スナップショットを作成するサービスです。
Cloud Spanner
- Query Optimizer Version 7 リリース(GA)
Vertex AI Workbench
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Workforce Identity Federation(Preview)
- Workforce Identity Federation を使用すると、外部 ID プロバイダ (IdP) によって提供される認証情報を使用して Vertex AI Workbench インスタンスを作成および管理できます。
Cloud Data Fusion
- タグのサポートが追加されました(Preview)
Compute Engine
- X4 ベアメタル インスタンスの注文とクォータのリクエストが可能になりました(GA)
Config Connector
- Config Connector バージョン 1.118.2 が利用可能になりました(GA)
Media CDN
- オリジンにプロキシする他サポート メソッドが指定可能(Preview)
- これにより特定のルート ルールのデフォルト動作のオーバーライドが可能となります。
- 現在のGA版 デフォルト動作では、GET、HEAD、および OPTIONS メソッドのみをオリジンにプロキシし、オリジンを変更できるメソッドは除外されます。
Cloud Database Migration Service
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移行ログの情報が拡充されました(GA)
- 詳細については下記公式ドキュメントをご確認下さい。
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外部キーとトリガーの移行をスキップすることが可能になりました(GA)
- これにより、移行先データベースからこれらの削除が不要となります。詳細については下記公式ドキュメントをご確認下さい。
Cloud SQL
- PostgreSQL 16 がリリースされました(GA)
- gcloud sql instances describe コマンドと SQL Admin API の機能が強化されました(GA)
- MySQL、PostgreSQL、SQL Server インスタンスでアップグレードに使用できるデータベース バージョンリストが取得可能となりました。詳細については下記公式ドキュメントをご確認下さい。
Dialogflow
- Dialogflow CX の機能強化(GA)
- Salesforce と統合するためのカスタム Webhook テンプレートを提供
- Datastore agents の機能強化(GA)
- 品質評価、変更を推奨するセルフサービス評価が実行可能
- 以下のモデル、オプションが 6 月中旬に廃止されます
- text-bison-001 モデル
- code-bison@001 モデル
- text-bison@001 オプション
Google Kubernetes Engine
- フルマネージド cAdvisor/Kubelet 指標が利用可能になりました(GA)
- 1.29.3-gke.1093000 以降を使用している GKE クラスタで利用可能
Vertex AI Workbench
- カスタム コンテナベースの Vertex AI Workbench インスタンスの作成が可能になりました(Preview)
- Google 提供のベース コンテナから派生したカスタム コンテナのみがサポートされます。
まとめ
生成 AI に関連する内容は少なく、機能追加やバージョンアップに関する内容が多かったです。
ネットワーク ロードバランサの Bring Your Own IP IPv6 対応
については、地味な内容ではありますが、水面下で通信製品やサービスの IPv6 化が進んでいる印象を受けました。
Discussion