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2個目のモジュール:電圧下げる(前編)

2024/07/13に公開

キーボードが出力する電圧が高いので、下げたいです。

Keystep37について

アナログシンセ用にKeystep37という製品を購入しました。
これのいい所は、アナログシンセに必要なCVとGATEを出力する端子がついている事です。
ミニキーボードなので、演奏にはちょっとかも知れませんが、アナログシンセに接続して
ちょっと音を出すぐらいの用途には、ピッタリの製品です。

私が持っているの黒色のバージョンなんですが、ネット上で探した画像だと、白色キーボード
ばかりでした。黒色バージョンの方がレアなのでしょうか?

話がそれましたが、電源ON直後のCVの電圧をテスターで測ったの電圧が上図になります。
左のCが4ボルト, 次のCが5V、 次のCが6V,一番右が7Vとなっています。

ちなみにこれ、USB接続で、5Vの電源を供給しています。
電圧を昇圧する回路が入っているんですね。不思議です。
(ちなみにACアダプターで駆動する場合は、もっと高い電圧のアダプターだそうです。
 別売りなので、私は買っていません)

これを例のEuroRack + ベリンガーのモジュールに接続しました。

VCOのRANGEのところを見ていただきたいのですが32フィートに設定しています。
32 → 16 → 8 → 4 → 2 の順に1オクターブずつ上がっていきます。

私は、オシロスコープは持っていないのでアンドロイドスマホに Spectroid というアプリを
入れて、周波数を測定しました。

VCOの波形は三角波がおすすめです。
のこぎり波だと倍音が、理論より多く出ていて Spectroid で表示されるHz が、実際よりオクターブ高い数字で表示されて見にくいです。

VCOのRANGEを『32フィート』にして、周波数を測ったのが、下図になります。

一番左のAが440Hz, 次のAが880Hz, 一番右の Aが1760Hzでした。
(アナログシンセなので1Hzぐらいは誤差があります。それにSpectroidというアプリがどれくらいの
精度があるのか分かりません)
なお一番左のCは261Hz でした。
やっぱり、どう考えても、電圧が高すぎますね。
メーカー製のアナログシンセ(Roland SH-1)を持っていたのは40年ほど前なので、うる覚えですが
8フィートで、これぐらいの音程であって欲しいです。

なので、KeyStep37から出るCVを2Vは下げたい所です。
VCOのRANGEを8フィートにして、真ん中のド(C)が出るぐらいが扱いやすいです。

ちなみに、KeyStepには左の方に1オクターブ上げる、1オクターブ下げるというボタンはあります。

そのため、CVの電圧を下げるモジュールを作っています。

(今、KeyStepのマニュアルを読んでいたら、PCに接続して専用ソフトで、コントロールすると
 出力される電圧をコントロールできるとありました。知らなかったー)

まぁ、それはそうとして、いつでもPCに接続できるかどうかは、わかりませんので、
CVを下げるモジュールもあってもいいかなと思っています。

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