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【過去Blogからの移行記事】サウンドノベルアプリ作りの共同作業用にgitを使ってみようかなと画策中

2022/09/18に公開

友達が小説(ライトファンタジー)サークルをやっている。
そのメンバーが「サウンドノベルみたいなゲームにできたらいいね」と話していたと聞きつけて、彼らの作品のAndroidアプリ化に一役買うことを申し出た。

8月に顔合わせをした。
現在取り組み中の作品の、最初の節の文章をテキストデータでもらった。

ひとまず序章の分だけを、ONScripter を使って簡易にAndroidアプリ化する作業に着手。

9月に2度目の集まりをした。

本作品の文章担当の人から、続く節の文章が仕上がったことと、最初の節の内容に若干の手直しが入ったことの報告があった。更新版の一連テキストを後ほど送ってもらうことになった。

こちらからは、ONScripterでAndroidアプリ化したパッケージをα版としてGoogle Playにアップしてメンバーをテストユーザに招待してデモを実施。

次回の時には、 Artemis Engine を使ってパッケージングすることにした。


さて、こうして作業が進行していくと、次のような課題が明らかになってくる。

  • アプリ化によってコマンドが挿入されたテキストと、原文更新版との整合管理。
  • メンバー各位からの校正指摘のステータス管理

簡易にでもこれを解消したいので、アプリケーション開発現場でよく使われる「バージョン管理システム」の活用を検討することにした。

個人的な馴染みと手軽さで、バージョン管理には「git」を使用する。

アプリにリポジトリをセットアップするのとかは、ある程度PCに強い人でないと難易度が高いので、こちらでclone済みのフォルダをzipとかで固めてコピーをメンバーに渡すことにしよう。

で、メンバーに使ってもらうGUIアプリとしてはSourceTreeを検討。

SourceTree
導入手順の参考 → このあたり
 ここを途中まで読んでもらって、リポジトリを追加するところはコピーで渡したフォルダをドラッグしてもらうようにしたらいいか。
あとはプルする時に入力する認証情報を教えて、初回導入時に音声通話でサポートする、といった感じで。

まぁ提案にメンバーが乗ってくれればの話だけどw


ところで。
ONScripter や Artemis Engine でテキストをスクリプト化する際にはデフォルトの文字コードとしてshift-jisが使われる。

それをgit管理下に置いてMac版のSourceTreeで開いた時、内蔵diffによる表示だとshift-jisの文字列部分が文字化けした。(Windows版のSourceTreeでは内蔵diffでも文字化けしなかった)

git のconfigの変更をあれこれ試してみたが、内蔵diffの挙動の変え方(もしくは使うdiffを変更)は判らなかったので、インストール後の標準設定になっている外部diffを使うことにした。

なお、MacにXcodeをインストール済みなら、SourceTreeの外部diffにはXcodeと一緒についてくるらしいFileMergeアプリ(のopendiffコマンド)が使われるもよう。SourceTreeで差分を表示しているview上に「外部diff」というボタンがあり、それを押すと別ウィンドウでopendiffの結果が開くはず。

Xcodeを入れてない環境だとどんな挙動になるかは知らない。

本日は以上。

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