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(執筆途中)「いちばんやさしいグロースハックの教本」を読んで

2022/09/05に公開

位置付け

グロースハックの体系的な教科書として使用しました。
適宜ネットの情報を参考に深掘りしている箇所があります。

グロースハックとは

グロースハックの定義

グロースハックとはプロダクトの中に自発的に成長する仕組みを組み込んで、その結果をデータで判断して改善していくことを指します。単にプロダクトの改良や改善を目的としたものではなく「仕組み」として成長する機能を盛り込んでいくことがポイントになってきます。
例)Facebookのグロースハック施策
Facebookでは、友人が自分をタグ付けした写真を投稿すると「自分宛にメール通知が来る」「アプリのアイコンに赤丸が付いて通知される」などの仕組みで、日常的にFacebookを使わない人でも気になってFacebookにアクセスするようにデザインされている

データの重要性

グロースハックにおいてデータによる意思決定は非常に重要です。
グロースハック施策を実施して、それが成功か失敗かを判断するものはデータしかないためです(プロダクトの「成長」を判断できるものは数値しかないため)。
グロースハック施策の企画、設計時点で「どの数値をどのようにしたいのか」ということを明確に定義しておき、その結果を数値で判断できるようにしておくことが必須となってきます。

グロースハッカーの仕事

グロースハッカーはプロダクトの成長請負人です。もう少し詳細に定義すると「成長に誰よりもコミットし、深い技術的知識を持ち、その知識を駆使してプロダクトの成長を達成する人」です。
グロースハッカーはプロダクトの成長のために以下のことをする必要があります。

  • データを取れる環境を用意する
  • データを見てユーザーの行動が目に浮かぶようになるまで徹底的にデータを分析する
  • 成長の仕組みを設計する
  • プロダクトに組み込む
  • データをもとに成果を判断する

グロースハッカーに必要なスキル

  1. ユーザー体験(UX)の設計
    ユーザーにどんな体験をさせて価値を感じてもらうかを設計するスキル
  2. データで意思決定するスキル
    成長を測定し、改善していくためには全ての行動を定量化し評価する必要がある。
    定量化するためのツールの選定やデータの分析ができることも必須スキルとなる。

▼データ分析のスキル
・データ測定のツールを選定するスキル
・必要なデータを見極めるスキル
・データをもとに仮説を考えるスキル
・仮説をデータで検証するスキル

  1. プロジェクトマネジメントのスキル
    多くの場合、グロースハッカーはエンジニアでもなくデザイナーでもなく、プロジェクトリーダータイプの人が担当する。

▼プロジェクトマネジメントのスキル
・スケジュール管理
・周囲を巻き込む能力
・利害関係社との交渉

ただ、何よりも大事なのはプロダクトを成長させたという「実績」です。そのためにはプロダクトの成長が求められている環境に身を置き、そこでグロースハックの実績を積む必要があります。

どうやってグロースハックするのか?

では、具体的にどのようにグロースハックをしていけばいいのでしょうか?
ここで大事になってくるのがメインテーマである 「ARRRA」モデルです。

ARRRAモデル

「ARRRA」モデルはグロースハックの代表的なフレームワークである「AARRR」を改良したモデルです。
元の「AARRR」モデルはサービス全体をユーザーの行動に合わせた5段階のステージに分け、各段階の離脱率をファネルの形で整理したものです。ユーザーを獲得(Acquisition)し、そのユーザーにサービスの価値を感じさせ(Activatation)、繰り返しサービスを使ってもらい(Retention)、友人の紹介(Referral)や課金(Revenue)をしてもらうという5段階でユーザーの流れを整理し、改善箇所を発見するためのフレームワークです。

https://thebridge.jp/2014/04/logbook-by-pluckyから引用
この「AARRR」モデルはユーザーの動きを把握するフレームワークとして非常に強力である一方で欠点もあります。

「AARRR」モデルの欠点

欠点は主に2つあります。
1つ目は、施策を行うべき順番にはなっていない事です。顧客が継続しないサービスや、収益を生まないサービスでいかにユーザーを獲得してもサービスは成長しません。上記の図で言うと、バケツの底に穴があいた状態で水を注いでいる状態と同義です。
2つ目は、AARRRモデルは離脱率に力点が置かれているため、ユーザー体験の最大化という最も重視すべき概念が抜けてしまっている事です。
「いちばんやさしいグロースハックの教本」ではこの欠点を補う形で改良された「ARRRA」モデルというフレームワークを推奨しています。

「ARRRA」モデルとは

Activation

Retention

Referral

Revenue

Aquisition

今後のアクション

  • グロースハックについてさらに深く学習する
  • グロースハック事例を集めて分析する
  • 他社事例を確認する
  • 各種ツールについての学習

参考

Discussion