【イベントレポート】Snowflake Summit 2025でみた最新情報をお届け!〜参加者からの体験談も〜
がく@ちゅらデータエンジニアです。
こんにちわっ!
先日、Snowflakeの東京オフィスにて、「Snowflake Summit 2025でみた最新情報をお届け!〜参加者からの体験談も」に参加してきました
概要
2025年6月2日~6月5日で開催された年次カンファレンスであるSnowflake Summit 2025の最新情報をお届けします!今年のサミットは数々のアップデートに加え、複数の機能が組み合わさって「できる!」が増えたことが特徴的でした。丸4日間、こうした情報に肌で触れてきた現地参加者と交流することで、皆様のSnowflake・データ活用が益々加速すること間違いなしです!
タイムスケジュール
イベントのタイムスケジュール・アジェンダはこちらの通り
今回の登壇は初な方や若手の方が3人でお話しいただけました。
Agenda
- 18:00 Open(受付スタート)
- 18:30 Start Opening Talk by 村山さん
- 18:35 Snowflake Summitから見えたデータエンジニアリングの未来 (primeNumber 庵原さん)
- 18:50 Snowflake Intelligenceで実現できるノーコードAI活用 (ナウキャスト向山さん)
- 19:05 Snowflake Summitを通じて感じた、今後のデータ活用において重要なこと(CARTA 鈴木さん)
- 19:20 パネルディスカッション & QA
- 19:30 Networking
- 20:30 Close
- (その後融資による目利きの銀次@東京ミッドタウン八重洲での懇親会w)
Opening Talk
NTT DATA 村山さんによるオープニング
参加者は乾杯w
Snowflake Summit 2025を楽しむためにムラコシさんが作ってくれたというセッション検索アプリ
昨年に引き続き作ってくださったそうです
※Snowflakeさんから提供されているものは、ちょっと検索がやりにk(ツーツーツー
Snowflake Summitから見えたデータエンジニアリングの未来
PrimeNumber 庵原さん
概要
- シンプルさが重要:SIMPLICITY
- 複雑性はリスクをうみ
- 複雑性はコストをうみ
- エコシステム爆伸び
- あらゆる種類のデータを統合したい
Snowflake Openflowとは
GoogleのPubsubとSnowflakeはどうつなぐ?みたいなことに困っていた(庵原さん談)
Snowflake Openflowのここがスゴイ
- SnowflakeだけでIngestion周りが動かせるようになった
- 構造化データ+非構造化データ、バッチ+ストリーミングを単一フローで処理できる
- Snowflakeだけで動く
dbt Project on Snowflakeとは
- 個人的には一番熱いと感じている
- 関連:Snowflake Workspace
- 単一エディタで、多様なプロジェクト対応
- dbtがSnowflakeだけで動かせちゃうこと
- 実装環境が同じになるので、実装がばらばらになりにくい
今後に期待したいこと
- コスト面:Adaptive前提の運用になりそう?
- (dbt Cloudとの差別化はさておき)API連携
- エンジニアリング周りのアップデートは熱い
- Snowpipe Architecureが大幅にアップデート
来年のSnowflake Summit 2026の個人的予想
- Adaptive Data Pipeline
- UI/IDE強化
- Snowflake Workspacesとかも来ていますが、更に強化されるだろうとのこと)
総括
Snowflakeのエンジニアリングは熱い!
タシロの感想
TROCCOを提供なさっているprimeNumberの庵原さんの発表
やはり目のつけるところがData Ingest(Openflow)やData Modeling(dbt on Snowflake)といったTROCCOさんならではの観点でした。
庵原さんの2026年個人予想も流石といった観点。やっぱりきますよね、Adaprive Data Pipeline
Snowflake Intelligenceで実現できるノーコードAI活用
株式会社ナウキャスト 向山さん(MUKAIYAMAさん)
「Snowflake IntelligenceとSemantic Viewの話をします!」
Snowflake Intelligenceとは
- ai.snowflake.com からアクセス可能とのこと
- (タシロ)別ドメインかぁ・・・・NativeDCR(Samooha)と同じ方式かな・・・?
- Cortex Agents のUIを担当していると思われる
-「ノーコードでAIエージェント構築可能」・・・・ノーコードは言い過ぎw
Semantic Viewとは
SnowflakeのSemantic Viewのいいところ
- Tableauなどから作ることができる
- 60〜70%を作ってくれるので、あとの部分は手で修正するだけで行ける
個人的に感動したところ
- Simplicityという考えを体現した機能をちゃんと実現している
- 買収した会社を有効に活用している
- Neeva:現CEOのプロダクト、エンタープライズ向けLLM活用検索
- TruEra:AIオブザーバビリティ
- コミュニティのパワーがすごい
- Data Super Herosによるブースツアー
- 個人では行けなかった
- めちゃくちゃ良かった
- DSHのみなさんが、嬉々としてやってくれたそうな。来年もしないとね!
- Data Super Herosによるブースツアー
来年の個人的予想
- Oracle Cloudへの対応
- 業界トップの会社が業務システムをAll Snowflakeに移行
まとめ
AI-Readyという言葉が出てきたが、データだけではなく様々なところでやるにはどうしたらいいか?を考えたい
発表スライドはこちら
タシロの感想
AI-Readyというワードを出してらっしゃったところが一番気になったところでした
自分としても、AI-Readyなデータ基盤ってどんなものやろ・・・といったところを考えていきたいなって思いました。
Snowflake Summit 2025を通じて感じた今後のデータ活用で重要なこと
鈴木さん(@yanyan)
CARTA HOLDINGS , fluct所属 データエンジニア elementaryの導入など
SUMMITをうまくやるには
- 特定のテーマに集中して見識を深めたほうがいいと考えた
気になったやつ
- Snowflake Intelligence
- Youtubeでデモ動画があるのでそれを見るといいよ
- 全部、自然言語で行けるからそれで良くない???
- Semantic Views
- dbtやlightdashでもSemantic Layerでできるよね
- SnowflakeのBlogでは、SnowflakeのDWH側に持たせるのがいいのでは?と述べている
ブースで見たBI製品たち
- AIエージェントを介して、データ可視化ってのがどこもやっていた
- ThoughtSpotはすごい良かった、気になったところをピン留めして作っていく
- SigmaやOminiは、Semantic Viewと連携できる。OminiからSemantic Viewを更新できるらしい
- AI for BI without the BS
- AIが精度の高いものを出すためには、人間がFBをしっかりすることが大切
データの活用において人間はどこを頑張るべきか
- データを出す、ダッシュボードを作るのはAIにやってもらえばいい
- AIが我々のデータを出す土台を整えるところに頑張ればいいと考えた
- AIフレンドリーなデータの土台を整える
- 地道だけど、AIのためにもなるし、人間のためにもなる
- 泥臭く用語辞書を定義したり・・・AIで使えますし!!というので改めてがんばるモチベが湧くと思われる
- (これが、AI-Readyなデータってところかな)
(村山さん)
人間の行動をコード化するとSemantic Layerだよね・・そこが大切だよね!
発表のスライドはこちら
タシロの感想
話に夢中になっていたのか写真を取り忘れていたという失態・・・・
ナウキャストの向山さんとの話題がだだ被りだった・・・とおっしゃっていましたが、BI寄りな視点でのお話などとても参考になりました。
AIフレンドリー!!!と熱く熱くオタク語り(失礼><)をなさっていて、うんそうだよね、そうだよねという感想しかなかったデス
パネルセッション
初参加で感じたSummit全体の雰囲気はどうでしたか?
- (鈴木さん)キーノートの盛り上げ方がすごかった
- (庵原さん)2万人も集まった、データっていうだけなのに・・・異様な光景(ほめてる)
- (向山さん)お祭り騒ぎだと思った。ブースを回っているときにつたない英語で聞いたらすごく丁寧に教えてくれた。1聞いたら15ぐらい返ってきた
思い出の一枚
(庵原さん)こみぃさんが主題。左:初日、みんなで仲良く慣れた。右:最終日、みんな死んでたw
(向山さん)OpasOne?すっごい高いワイナリー。左はKevinさんが撮った。レポートブログを夜に書いて、レビューし合っていた
(鈴木さん)DOMOブースで楽しめる企画。企業によっては外でカフェを開いていた。ストラックアウトみたいなもの。21個全部当てたらiPadとかがもらえたらしい。ビンゴはポルシェが当たるらしい、MetaQuest3とかもあたった方がいたらしい
来年のサミットに向けて、抱負や、今年いかれなかった人へ
(鈴木さん)もうちょっと英語のスキルを上げたかった。英語に対する不安があると思うが、言ったらなんとかなる!英語のことは気にせずに言ってみるのが吉
(庵原さん)参加するだけでも意義が高い、来年も行きたい(来年も予算を・・・)言ったら言っただけのものを持ち帰るのでぜひいくべし
(向山さん)必要なものとしては、GeminiとChatGPTで翻訳させるのがいいとおもう。英語はそこまで必要はなかった、喋れなければGoogle翻訳を見せれば、ゆっくり話してくれるし。(お金の話はおいておいて)臆せず参加してくださいね!
今後のRECAP関連情報
Snowflake World Tour Japanに、CEOスリダールが来るらしいとの噂!!
- 6/19 おいでよ!truestar〜2025海外Conference参加報告会編〜
- 6/25 DataOps Night 特別編 ~Snowflake Summit 2025振り返り会~
- 7/8, 7/9 Snowflake Discover AIネイティブな基盤へ〜Snowflakeの進化を技術者目線で深堀り〜
来年のSummit
来年は、500人は参加してほしい!!(村山さん)
まとめ
とKevinさんが仰っていた通り、Semantic Layerをどこで管理するのか?は今後の熱い話題になりそうだなぁっておもってます。
たぶん、すべてが揃っているDataWarehouseでやるのが一番筋が良さそうだなぁとは私見ではありますが、思っています。
リキャップ系のイベントはどんどん行きましょう!
AI-Ready、AIフレンドリーで行きましょう!
来年はSummit参加するぞぉぉぉ、したいぞぉぉぉ
英語は頑張らなくてもいい!ってのが救いでしたwただ、より楽しむためには英語勉強しておいたほうがいいだろうなぁぁぁ
イベントにいってDataSuperHeroからカードを貰いましょう!!
Discussion