【2024/12/10】zeroONEに初参加してきました!
はじめに
ちゅらデータアドベントカレンダー11日目の記事です
こんにちは。2024年7月にちゅらデータに中途入社したkayoです。
私はデータベースエンジニアからデータエンジニアにキャリアチェンジしました。現在はSnowflakeを中心に勉強中です。
今回はzeroONEというデータ界隈では大きめと思われるイベントに参加してきましたのでレポートをしたいと思います。
データ基盤、データ分析のことはまだまだ勉強中なので至らない部分があるかと思います。間違った表現をしていたらご指摘いただけると幸いです。
では早速行ってみましょ~!!!
zeroONEとは
株式会社primeNumberが主催するイベントです。
- 開催日時:2024/12/10 10:00~18:30
- 18:40~ Networking Party
- 場所:東京都六本木 東京ミッドタウン・ホール
- テーマ:DATA is TRUTH データに学び・出会える一日
- 参加方法:事前登録制(無料)
こんな方向けのイベント(公式HPより)
- データ分析技術とトレンドに関心がある
- データマネジメントについて学びたい
- 社内の「DX化」推進に課題がある
- AI活用×データガバナンスに触れたい
このようなテーマが聞けます(公式HPより)
- AI活用
- データガバナンス
- 事業グロース
- データパイプライン
- 社会課題×データ
- メタデータ
- アーキテクチャ
などなど
ジョブボード
データ活用者たちが仲間を求めて集まる出会いの場として「ジョブボード」が置かれていて
ちゅらデータジョブボードに乗せていただきました!データエンジニア募集していま~す。
他の会社様もたくさん載せていました。このイベントはデータに関わる方が会場に来ているので会社をアピールできるのは嬉しいことですね^^
視聴したセッション
DATA is TRUTH 〜あらゆるデータを、ビジネスの力に変えるために〜
【10:00-11:00】KEYNOTEでは代表取締役、執行役員の方たちがスピーカーを務めていました。
要約してみると、
株式会社マネーフォワード グループ執行役員 CDAO 野村 一仁氏
- 社内でデータ戦略室とAI戦略室を作ったが課題がある。如何に美しいダッシュボードを作ったとしても会社の成長につなげる必要がある。データ基盤を作ることによってデータがなければ会社の利益の5%貢献したというデータ活用の仕方が必要。
株式会社カミナシ 代表取締役CEO 諸岡 裕人氏
- 企業様の現場のDXを推進する会社。現場デジタル化はとても大変でWifiが無いお客様のいらっしゃる。データの可視化支援も行っており現場の作業ミス、管理者の確認工数削減に貢献。サポートも徹底している。現場で頑張る担当者を孤立奮闘させないことを重視している。1歩のIT化を失敗させない、必ず成功してもらう。
IPA デジタル基盤センター長 AIセーフティインスティテュート副所長、事務局長 平本 健二氏
- 世界ではいろんなデータが回り始めている。同じ産業内だけでなく産業横断型のデータ連携がされるようになってきた。そのために社内のデータ整備が必要。そうすればいざ社外に出すという場面になってもスムーズにデータ連携ができる。
株式会社primeNumber 代表取締役CEO 田邊 雄樹氏
- 新サービス「COMETA AI」のご紹介
- メタデータ生成機能(2025年1月よりベータ版提供開始)
- データ分類機能(2025年4月よりベータ版提供開始)
というような内容を熱くお話されておりました。
データを正しく活用するためには事前整備することや、データ利用者に寄り添うこと。そして会社の成長につなげる目的を見失わないこと。が大切ですね。
データ基盤における異なる2社の挑戦〜データカタログがもたらす価値〜
【11:25-12:05】スピーカー
株式会社サミーネットワークス 小林 克樹氏
戸田建設株式会社 一色 晃彰氏
株式会社primeNumber 岡野 敦史氏
このセッションでは、データカタログの導入から使ってみたお奨めポイントが語られていました。
- データカタログ導入自体は当時オプション機能で使えたことがきっかけだった
- 導入前は一元管理するツールがなかった。またプロジェクトによって担当が異なり俗人化の危険があったのでデータカタログを導入した。
- データの構造が全く異なっていたり同じカラムなのに意味が違うなどの課題があった
- 前任者に聞かなくてもデータカタログを見れば分かるので業務効率化につながった
- データソースの開発エンジニアもデータカタログを閲覧するようになり、データを知らず知らずに変更してしまい後続作業に影響を及ぼしたといことが無くなってきた
- データカタログは費用対効果が見えにくいが、導入して業務効率化もできたしデータベースにおける保険だと思っている
- 導入当初はオーバスペックだったが結果的に入れて良かった。製品選定する場合はまずは自分たちに何が必要か見極めた上で選定するとよいと思う
TROCCO®ユーザーに聞く!データ基盤を構築する上でのTROCCO®活用方法
【12:25-13:10】お次はTROCCOです。
ちゅらデータの親会社である「DATUM STUDIO株式会社」の梶谷さんもスピーカーとして登壇されておりました!
TROCCOは何といっても日本の製品で日本語でサポートが受けられることが大きなメリットですね。
スピーカー
アンドデジタル株式会社 堀川 工望氏
DATUM STUDIO株式会社 梶谷 美帆氏
株式会社ヤプリ 阿部 昌利氏
株式会社primeNumber 池本 恵里香
TVの被り物をしているのが梶谷さんです。数々のイベントでこの姿で登壇されているそうなので、知ってる方もいらっしゃるかもしれませんね。
- TROCCOはサポートが手厚い!問い合わせ時丁寧にサポートしてくれて助かった
- マネージドで簡単に設定できるので手がかからない
- メンバーが4人の内エンジニアは1人しかないのでTROCCOはちょうど良かった
- 余計なことを考えずにデータの価値を提供できる
- TROCCOはお客様のデータを一時保持しないのでセキュリティ面でお客様に安心して頂ける
- システム部分のトラブルが多いと新しい技術に取り組みづらいが、TROCCOは基盤が頑丈にできているのでデータ連携でシステムダウンしにくい。
AIドリブンカンパニー化に向けた組織の成長とデータ基盤の進化
【14:40-15:20】お次は、データ活用のために組織をどう立ち上げて成長に繋げたのか、というエン・ジャパン様のセッションでした。
社内にデータを扱える人財がいなかったが、採用・教育をして組織拡大につなげたそうです。データの専門家がいない中
スピーカー
エン・ジャパン株式会社 AIテクノロジー室 データサイエンス第1グループ マネージャー 松尾 祐太郎氏
エン・ジャパン株式会社 AIテクノロジー室チームリーダー 濵田 宏一氏
- フェーズ1では社内でデータ人財はいなかったが、未経験者の採用、教育をして組織を立ち上げて、データ一元管理、BI分析ができるようになった
- 教育ではAIの書籍、Python100ノックなどを実践した
- フェーズ2ではBI分析だけでなく、AIエンジニア、データエンジニアの採用を進めた。採用には時間がかかるのでその間はデータを集めて溜めたり、社内教育は進めていた
- フェーズ3では組織を格上げして予算を獲得した。AIドリブンカンパニーのスタートに立てた
メルカリの事例に学ぶ ~CRMにおけるデータ活用の民主化とガバナンスの両立~
【15:45-16:25】株式会社メルカリ 田中 克季氏
お次は、メルカリ様のデータガバナンスについてです。
データ利活用は進んでいるがデータ担当者が離職や時間が経過するとデータオーナが分からなくなりデータ品質が一定ではないという課題があったそうです。
そこで、スピード感もデータ品質もを一定維持できる仕組みを考えた。それがGithubとBigqueryでデータ作成情報を管理する方法!!
Githubで管理すると新しいツールも不要ですし学習コストも低いので画期的な発想だと思いました。
写真を撮り忘れてしまったので、下記画像は公開された資料をスクリーンショットした物です。
見切れていてすみません..
セッションで話されていたをピックアップするとこんな感じでした
- メルカリではデータの民主化が進んでいるがデータガバナンスの課題もでてきた
- できるだけエンジニアスキルを必要としない環境を探した
- GitHubはGUIで編集でき操作も簡易。承認機能もある
- Githubによるデータ環境、整備を強化しデータガバナンスは大きく改善し、品質も向上した
- ただ、Bigqueryではスケジュールクエリは定期実行は簡単にできるが、メタ情報やリトライができないなど機能面で課題が残っているので今後改善する必要がある
所感
今回は、私の都合により残念ながらNetworking Partyは出席できませんでした。。
他社様とコミュニケーション取れるよい機会だと思うのに残念。。来年も開催されるなら是非参加したいと思います。
視聴したセッションの中では、どの事業会社様でもデータ基盤構築・基盤刷新、それを可視化する所までは出来ていて次の課題となるのはデータガバナンス、データプロダクトの一元管理、AIへ発展といった印象を持ちました。あと、TableauのDataSaber認定って方もチラホラいらっしゃった気がしました。今日のイベントはデータエンジニアより?な気がしましたがBIもデータに関連しますしね。どっちもできるエンジニアは多いのかしら。
また、primeNumber様主催のイベントだからやはり皆様TROCCOやCOMETAをお使いになっていて、特にTROCCOは操作がシンプルでエンジニアではない現場担当者も利用可能と皆様おっしゃっていました。
残念ながら私はまだTROCCOもCOMETAも使用経験が無いのでぜひこの機会に学習しようと思います。
最後に、イベント主催の皆様、スピーカーの皆様本当にお疲れ様でした。このようなイベントに参加できユーザ様のデータ活用状況が聞けて大変勉強になりました。
来年も楽しみにしています!ありがとうございました。
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