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九州Tableauユーザ会に参加して、考え方が変わった

2024/05/07に公開

はじめに

どうも、ちゅらデータのtobiです。

2024/4/23(火)に、ちゅらデータのオフィスにて九州Tableauユーザ会が開催され、そのイベントに運営側として参加しました。そこで気づいたことが、個人的にとても大きく、最近抱えていた悩みを払拭できたので、そのことを記事にしたいと思います。

今回アジェンダ

  • ご挨拶
  • データストーリーテリングについて

「あれ?」って思いました?

そう…今回はTableauを触らないTableauユーザ会だったのです!

もちろん、当初はオープンデータをいくつか用意し、それをTableauにてビジュアライズするグループワークを計画していたのですが、進行中に急遽アジェンダが変更になり、とてもアツいトーク会になったのです。

このトークの内容をすべて記載すると、かなりのテキスト量になるため、ここから先はそのトーク会で私がすごく共感したことに絞って、お話したいと思います。

印象に残ったこと

データをどんどんオープンにしていくべき

これなんですが、「そうなればいいなぁ。でも、それっていつ実現できるのかなぁ。」って普段から思いながら仕事しています。

データ活用に関するお仕事をされている方なら、「このデータ、こんな高いのか…無料で手に入ればいいのになぁ。」って思ったことがあるのではないでしょうか?私はあります。

車検データだったり、人流データだったり…。特に車検データは、個人的にはとても楽しいデータの1つです。もちろん、これらは個人を特定できないようにすることが難しいですが…

また、この話の中で、「スクレイピングで得られるデータは公開してしまったほうがいい」というお話もありました。これは「確かに」と思いました。スクレイピングされる側としては、サーバに負荷がかかるので、出来るだけスクレイピングされたくなく、そのためにスクレイピング対策をする必要があります。一方、スクレイピングする側も、それを回避するようにスクリプトを書くので、お互いいたちごっこになってしまったり、定期的な監視が必要になり、時間が勿体ないですよね。

それなら、認証を必要としないインターネット上に公開されている情報であれば、スクレイピングしなくても簡単に入手できるようにするのがよさそうですね。認証が必要だとしても、自分のデータであれば、例えばクレジットカードの利用明細や電気・ガスの使用量などをCSVでダウンロードして、簡単に家計簿作ったり、気象データと組み合わせたりしてみたいですよね。(これらのデータはすでにダウンロード出来るところもありますが、まだ出来ないところもまだありますね。)

ただ、価値のあるデータや面白いデータほど、どうしても「このデータ自体を売って収益を得たい」と思ってしまうのは当然の流れで、データをAPI経由で取得できるものの、API利用料がかかるというケースも増えてきましたね。それを、スクレイピングにより無料でデータ取得するという理由もあるかと思います。

このように、いつもであれば「そうなればいいけど、実現は難しいよなぁ」と思うだけでしたが、この日に関してはそこで止まることが無かったのです。

質疑応答でも、私と似たようなご意見が当然出てきたのですが、それに対してKTさんが回答している中で、
「そうなってほしいという思いを持ち続け、いろいろな場所で訴え続けている」
と仰ったのです。

これが私の頭の中にとても印象に残りました。

もしかすると、別の日に同じ言葉を聞いても印象に残らない可能性もあったと思います。
しかし、この日はすごく特殊なイベントであったせいか、「自分もそう思っていたものの、そこで止まっていたんだ。でも、この人たちはそこで止まるのではなく、しかも何度か話すだけで終わるのでもなく、何度も伝え続けているんだ。」という風に受け取りました。

この日は特別な空気だったせいか分かりませんが、「これを実現するために、自分に出来ることは何だろう?」ということをずっと考えていました。

データビジュアライズを1つの職にする

これも、私の今までの考えがガラッと変わる言葉でした。

そもそも、つい最近は、Tableauを使いこなすうえで画面のデザインセンスがある程度必要になることがネックだとさえ思うことが多くありました。しかし、KTさんのこのお話を聞いて「そうか、データエンジニアと同じように、データビジュアライズ・データストーリーテリングを得意とした職種が出来上がれば、それを強みに活躍できる人が増えるのか。デザインセンスが必要になることがネックなのではなく、新たな活躍の場が出来るのか。それは実現させたいなぁ。」と思いました。

これからやりたいこと

私が今回印象に残った2点を実現させるために、微力ながら、今の自分に出来ることを発信していきたいと思いました。

それは…

オープンデータを含めた様々なデータの活用例のアウトプットを、Tableauを使用してイイ感じにビジュアライズする

です。

とはいうものの、そもそも私自身は誰かを驚かせるようなVizデザインセンスがあるわけではないので、
私のようにセンスが飛びぬけているわけではない人でも、いくつか意識すれば素敵なVizが作れるということを伝えられるアウトプットをやってみようと思います。

「このデータとこのデータを組み合わせれば、こんな面白いことが分かるんだよ!」
「実は、こんな表現を使うのもアリなんだよ!」
という事例をアウトプットすることにより、データストーリーテリングで人を驚かせたいと思える人が増えると嬉しいなと思います。

それではまた。

ちゅらデータ株式会社

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