Composerをさくらサーバに入れる(あとPHPMailer使用上の注意)
お疲れ様です。クロメルです。
今日はやっとさくらサーバでのComposerの使い方を理解できたので、
さくらサーバにLinuxコマンドを打つ方法という初歩から解説します。
この記事では試しにPHPMailerをインストールしてみます。
1.Tera TermでSSH接続をする
SSH(セキュアシェル)という安全にサーバを操作できる通信プロトコルがあります。
僕はTera Termという無料のソフトを使ってSSHを利用しています。
『Tera Term』
インストールしたらTCP/IPにチェックを入れ、ホスト名をドメインを入れましょう。例えば、aaa_hogehoge.sakura.ne.jpみたいに書きます。「OK」を押すと、ユーザー名とパスフレーズを聞かれますので入力してください。
これでさくらサーバにコマンドを打てます。
2.composerのインストール
#ホームディレクトリに移動
% cd ~
#もしホームにbinディレクトリがなければ下のコマンドで作る
% mkdir bin
#このコマンドでcomposer.pharをホームにダウンロードする
% curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
#ダウンロードしたファイルをbinディレクトリに移動し、リネームする
% mv composer.phar bin/composer
# ハッシュを再計算する(パスを通すようなもの)
% rehash
curlは正直よく分かっていません汗。
そんなに困るところではないので、もっと知っておくべきと思う事を書いていきます。
mvコマンドでダウンロードしたcomposer.phar(PHPアーカイブファイル)リネームしていますね。
composerにしたので、コマンドを
composer require phpmailer/phpmailer
みたいに呼び出すことができるようになります。
これをしないと、
composer.phar require phpmailer/phpmailer
などとせねばなりません。
最後はrehashですが、これでサーバにcomposerが認識されます。
からくりは.cshrcという設定ファイルがホームにあって、
set path = (/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin /usr/local/sbin /usr/local/bin $HOME/bin)
というパス設定が書かれているのです。さくらサーバに関して言えば、デフォルトで最後に$HOME/binで指定されているので、再計算だけすればよいらしいのです。
これでcomposerコマンドを打つことでcomposerファイルをbinディレクトリから探して実行くれるので、composerを呼び出せるということになります。
インストールの確認方法として
% composer -V
と打った時、バージョン情報が表示できれば、インストール完了です。
3.phpmailerのインストール
いよいよPHPMailerのインストールです。
それは
% composer require phpmailer/phpmailer
と打つだけです。これでvendor/phpmailerディレクトリが出来、インストールされます。
カレントディレクトリにvendorディレクトリができるのでそれにはご注意ください。
このライブラリの詳しい使い方は例えば以下リンク先で。
ただしここでは一個だけ注意があって、isSMTP()メソッドを使うなら、他の設定は次を加えて下さい。以下リンクの「Encryption flavours」見出しの部分に情報があります。
『the PHPMailer troubleshooting guide』
$mail->SMTPSecure = PHPMailer::ENCRYPTION_STARTTLS;
$mail->Host = '<ホスト名>';
$mail->Port = 587;
(ポート465の方は非推奨らしい)
今日はここまで、お疲れ様でした!
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