マサラタウンにさよならバイバイ 俺はCursorと旅に出る
こんにちわ!hanetsukiです。
この記事はCursorが出た頃に一瞬使ってみて「う〜〜〜ん、なんかビミョい」となり、VSCodeに出戻ったフロントエンドエンジニアがもう一回Cursorを使い始めて長期的に使っていきそうな所感を感じたまとめ記事です。
Q.Cursorってなに?
A.端的に申し上げますと、VSCodeにAI搭載したエディターです。
VSCodeをフォークして開発されているので、見た目もまんまVSCodeです。
Q.なんでVSCodeに戻ったの?
A.UIの微妙な差が気に食わなかったのです。
過去のことなのでよくわかりませんが...当時の私は変化を受け入れることに抵抗があったのでしょう。
参考までに、VSCodeとCursorのスクリーンショットを掲載します。
VSCode
Cursor
お気づきになりましたでしょうか?...そうです。
アクティビティーバーが水平になっているのです。
当時の私は、解決策を調べることもせず、アレルギー反応を優先してアプリをそっ閉じしました...
でも解決策はあったみたいですね...
ユーザー設定を開きworkbench.activityBar.orientation
の値をvertical
に切り替えれば、
ほらこの通り
happy!happy!happy!
Cursor推しポイント
そんなイベントもありましたが私はCursorに戻ってきました。
さて、私の推しポイントをいくつか取り上げるとしましょう。
⌘K, ⌘LでChatGPTに手軽に聞ける
Cursorといえばこれ!というメイン機能です。
ウィンドウを切り替えることなく、質問を投げかけることができます。
効率化が好きなエンジニアの皆さん大歓喜ですね。
また@
を用いると、エディターで開いているファイルやフォルダを参照することもでき、「function Hoge() {...}
を参考にFooの仕様のコードを生成して!」などの依頼を投げかけることもできます。
AI搭載エディターなこともあり、直接ファイルに挿入してくれるのも嬉しいポイントです。
下記は使用法の一例として、package.json
から何のフレームワークか尋ねた様子です。
Copilot++
GitHub Cpilot的なやつです。
Cursorの無料版で2,000回、Pro版で無制限回利用可能です。
Pro版は$20/monthです。
言わずもがな、ソースコードを提案してくれるので、キーボードの打鍵音が恋しくなってしまいます。
人類はいつかTabキーを押す職人になることを示唆しているのかもしれません。
GitHub Cpilot同様に良き相棒になってくれます。
Q.でもお高いんでしょう?
A.そうですね。
直近、よく支払いが発生してそうなものを列挙してみました。
個人差はあると思いますが、決して安くはありません。
## GitHub Copilot
個人プラン $10
ビジネスプラン $19
## Cursor
Proプラン $20
ビジネスプラン $40
## ChatGPT
Proプラン $20
Teamプラン $25
## Claude.ai
Proプラン $20
Teamプラン $25
しかし、Cursorは無料プランだと何もできない...というわけではありません。
OpenAI APIなどを利用して、GPT-4oなどの利用も可能です。
私の環境では、ChatGPT ProプランとGitHub Copilot ビジネスプランが有効になっているので、
チャット機能はAPI経由でカバー、AIによる提案はGitHub Copilotでカバーしています。
この場合、チャット機能は従量課金になるのですが、日々の業務量や利用数次第で、CursorのProを利用した方が良い。というケースになり得るかと思います。
参考までにCursor上でのAPI Keyの設定方法です。
- Cursor Settingsを開く
- サイドバーからModelsを選択しOpenAIから取得したAPI Keyを割り当てる
Cursorおすすめ設定
最後に個人的これはやっておいて損なし。Cursorおすすめ設定を掲載します。
1. VS Code Import
VSCodeの設定やら拡張機能やらショートカットやらをimportしてくれる便利機能です。
再設定する必要はありません。お気に入りのThemaですぐ利用できます。
2. Always respond in 日本語
Cursor Settingsの[Rules for AI]という設定でチャット機能を利用した際のルールを事前に決めることが可能です。
ここに「Always respond in 日本語」と入れておくだけで、私みたいにイキって英語で質問しても日本語でレスポンスしてくれます。
AIのレスポンスは、近年ではリクエストしたテキストの言語情報に併せてレスポンスをしてくれます。
最近よく使うリクエストは「Please refactor the code」です。
3. Privacy mode [enabled]
Privacy Policyに記載があるように有効にすることで第三者によってコードが保存されることはないとのことです。
- Cursor の設定で「プライバシー モード」を有効にすると、弊社または第三者によってコードが保存されることはありません (ただし、ビジネス プランをご利用でない限り、信頼性と安全性を確保するために、弊社から送信されたプロンプトを 30 日間保持する OpenAI は除きます) 。
- プライバシー モードをオフにしたままにすることを選択した場合、製品を改善するためにプロンプトを保存したり、テレメトリ データを収集したりすることがあります。
おわりに
いかがでしたでしたでしょうか?
普段推しエディターがいて他のを使う気にならないという人がいたらちょっと興味を持ってもらえたら幸いです。
私もまだ冒険に出かけてから数日の身、今後はワザをきたえていく必要がありそうです。
次はトキワの森で出会いましょう。それでは、
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Discussion
しばらくCursor使ってたけど知らなかった・・・
このUIの違いは唯一残念なところだったので、知ることができて本当に嬉しいです。感謝😭