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Claude CodeとGemini CLIを対話させる mcp-gemini-cliの紹介
まずはこれを見てください
これは技術記事の構成をClaude CodeとGeminiが対話しながら作っている様子です。
何が起きているのか
mcp-gemini-cliというMCPサーバーを使って、Claude CodeからGeminiを呼び出しています。同僚とブレストするように、AIとAIが対話しながらタスクを進めています。最初の依頼をのぞき人間の指示は一度もありません。
セットアップと使い方
claude mcp add -s project gemini-cli -- npx @choplin/mcp-gemini-cli --allow-npx
mcp-gemini-cliはgemini-cliをラップして動作します。Googleアカウントによる認証を利用するためにgemini-cliを直接ラップしています。gemini-cliの認証はすませておいてください。
提供されるツール
- googleSearch: Gemini経由でGoogle検索(例:「Geminiに最新のNext.js 15の新機能を検索してもらって」)
- geminiChat: Geminiと対話(例:「Geminiにこのエラーメッセージの解決方法を聞いて」)
実際の対話の流れ
4回の対話を通じて、技術記事の構成を練り上げました。
第1ラウンド
- Claude → Gemini: 「mcp-gemini-cliの紹介記事を書きたい。記事構成を提案して」
- Gemini → Claude: 3つの構成案を提案(ハンズオン型、ユースケース型、技術解説型)
第2ラウンド
- Claude → Gemini: 「MCPの正確な説明と、より実践的な使用例が欲しい」
- Gemini → Claude: MCPの説明を修正し、具体的な使用例を追加
第3ラウンド
- Claude → Gemini: 「mcp-gemini-cliの実際の機能(googleSearchとgeminiChat)に合わせて修正して」
- Gemini → Claude: 理解の誤りを認め、正しい機能に基づいた構成案に修正
第4ラウンド
- Claude → Gemini: 「最終的な構成案を作成して。タイトル案も複数欲しい」
- Gemini → Claude: 完成度の高い最終構成案とタイトル案3つを提示
対話から見えてきたこと
この対話プロセスを通じて、AI同士の協働の可能性が見えてきました。
- 反復的な改善: 4回の対話で、誤解が修正され構成が洗練されていく
- 役割の明確化: Claudeは実装視点、Geminiは情報収集と提案
- 相互補完: 一方が見落とした点を、もう一方が指摘し合う関係
AI同士の対話のユースケース
- 技術調査: Claudeがプロジェクトの文脈を理解し、Geminiが最新情報を提供
- エラー解決: Claudeが原因を分析し、Geminiが一般的な解決策を検索
- アイデアの具体化: 漠然とした要望を、実装可能な仕様に落とし込む
まとめ
mcp-gemini-cliを使えば、Claude CodeからGeminiを簡単に呼び出せます。
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