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Adobe Premiere Pro 勉強ノート
この記事について
Adobe Premiere Proの個人的な勉強ノートです。
他人に読ませることが目的な記事ではないので内容は網羅的ではありませんし、古かったり間違っている可能性がありますので注意してください。
新しく知った事があれば内容が追加される予定です。
環境設定
おすすめ設定
- 一般
- 「プロジェクト」タブに「プロジェクト:」と~:オフ
- ただでさえ狭いタブがさらに狭くなる
- 「プロジェクト」タブに「プロジェクト:」と~:オフ
- アピアランス
- アクセシブルなカラーコントラスト:オン
- ちょっと見やすくなる
- アクセシブルなカラーコントラスト:オン
- グラフィック
- デフォルトの字幕とテキストフォント
- 日本語の動画を作っているならデフォルトフォントがLucia Consoleとかになっていても微塵も嬉しくない。ぜひとも日本語のフォントを指定したいところ。
- 迷ったらNoto Sans JPあたりにあたりにしておくのが無難。
- Noto Sans JPを持ってない人はこれを期に入れておきましょう。形状が整っていて字形もウェイトも揃っていて商用利用可能かつ無料な神フォントです。
- 欠落しているフォントの置換
- システムの先頭のフォントになっているようだが、まともなフォントでない可能性もあるので確認しておくこと。
- 迷ったらNoto Sans JPあたりにあたりにしておくのが無難。
- シェイプ
- ストロークラインの結合:
ラウンド結合
がおすすめ。デフォルトのマイター結合では、文字によっては不自然にトゲトゲした形状になることがある(youtubeでもこのような不自然なアウトラインを非常によくみかける)。
- ストロークラインの結合:
- クローズドキャプション
- こちらも日本語フォントを指定しておいたほうがよさそう…等幅フォント推奨らしいので、M PLUS 1 Code とかどうかな(自信なし)
- デフォルトの字幕とテキストフォント
- メディア
- 不確定メディアのタイムベース
- デフォルトでは放送向けの29.97fpsになっている。youtube向けなら30fpsにしておいたほうがよさげ
- 不確定メディアのタイムベース
- タイムライン
- スナップが有効になっている場合に、タイムラインで再生ヘッドをスナップ:オン
- リンクが解除されたクリップの非同期インジケーターを表示:オン
- リンクは1対1でしかできないが、ビデオかオーディオどちらかのみカットすることは多々あるため
UI
- 作業エリアの最大化:
Ctrl+Shift+\
- ウィンドウのタイトルバーなどが非表示になり、少しだけだが作業エリアが広がる
- 作業中のパネルの最大化:
Shift+@
- タイムラインはもちろん、再生ウィンドウやエフェクトパネルの最大化もできるので、意識せずに操作できるようになればかなり作業スピードが上がると思われる
- 左手デバイスなどでショートカットキーを設定するのがよさげ
- 注意:エフェクトコントロールパネルを最大化すれば便利に思われるかもしれないが、なぜかエフェクトコントロールパネルにフォーカスがあたっている状態だとカーソルでマーカーの移動ができなくなるので、かえって不便
- タイムラインはもちろん、再生ウィンドウやエフェクトパネルの最大化もできるので、意識せずに操作できるようになればかなり作業スピードが上がると思われる
動画の作成
動画形式(画面サイズ/FPS/オーディオ)を設定
-
新規プロジェクトを作成:
Ctl+Alt+N
-
新規シーケンスを作成:
Ctrl+N
- ファイル > 新規 > シーケンス
- プロジェクトパネルの下のアイコンから>シーケンス
3. 「シーケンスプリセット」から目的のサイズ(例:1080p、4Kなど)に合ったものを選ぶ
- カスタムサイズにしたい場合は「設定」タブに切り替え、設定既存のシーケンスのサイズを変更する方法(非推奨)
- シーケンスを右クリック → 「シーケンス設定」
- 「フレームサイズ」を変更する
- OKをクリック
- 既存のクリップのサイズは変わらないので、必要に応じて拡大縮小を調整
- プロジェクトを開く:
Ctrl+O
- プロジェクトを閉じる:
Ctrl+Shift+W
メディア・素材
メディアの読み込み
- 読み込みタブを使う方法
- 読み込みタブを開いて、ブラウズ、選択、読み込みボタン
- プロジェクトフォルダの外にあるファイルは「メディアをコピー」をオンにして読み込むと、プロジェクトフォルダ内にコピーして使用される
- 「シーケンスを新規作成する」はオフにする
- 読み込みタブを開いて、ブラウズ、選択、読み込みボタン
- プロジェクトパネルを使う方法
- 素材の読み込み:
Ctrl+I
- あるいはプロジェクトパネルの空いているエリアをダブルクリックする
- フォルダにコピーされるかは不明
- 素材の読み込み:
素材を整理する
- ビン(=フォルダ)の作成:
Ctrl+B
指定色の背景を生成
- プロジェクトパネルの下の新規アイコンから「カラーマット」を選ぶと、指定色で塗られたフル画面の素材が作成できる。
- 実はかなり便利な機能。グラフィックレイヤーを作るよりも素早く背景素材が作れる。
- たとえば、画面を暗転させるとき、素材すべての透明度をいじるよりも、最前面に黒背景素材を重ねてフェードイン・アウトさせたほうが手っ取り早い。
プロクシ変換
- プロクシは、素材となる動画を画質を落として再エンコし、編集中はそれを表示するようにしておくものである。重い映像素材を扱うとき、プロクシに変換しておくとシークが早くなり作業ストレスが軽減する。動画書き出し時に自動的に本来の素材に差し替わるので、最初のプロクシに変換する作業以外は特に意識する必要はない。
- 画質をどれだけ落とすかは指定できる。
- プロジェクトパネルから素材となる動画を右クリック>プロクシ>プロクシを作成
- Media Encoderが起動してエンコーディングが始まる
見失った素材のファイルパス復旧手順
- Premiere Proを開くと、リンク切れ素材に関するダイアログが表示される場合
→「検索」または「ファイルを検索」を選択 - 手動でファイルを再指定する方法(プロジェクト内で)
1. プロジェクトパネル内で、オフライン状態になっている素材(?マークや赤色)を右クリック
2. 「メディアをリンク」を選択
3. 「リンクメディア」ウィンドウが開く
4. 「検索」ボタンをクリックし、該当するファイルの場所を手動で指定
5. ファイル名が合っていれば選択し、「OK」で復旧 - 複数のファイルを一括で復旧したい場合
- 最初の1ファイルを正しいフォルダで見つけて指定すると、Premiereは同じフォルダ内の他のファイルも自動で再リンクしようとする。
- 可能な限り元と同じファイル名・拡張子のままにしておくとスムーズ。
ツール
グラフィックツール
- 選択ツール:
V
- 選択と移動。なにかツールを触るたびにVを押して戻すクセをつけること。
- ペンツール:
P
- ベジェ曲線を描いてシェイプとする。
- マスクを作って切り抜いたりするときに使う。
- 四角ツール/楕円ツール/多角形ツール
- ショートカットなし
- 楕円以外は角丸を調整できる
-
作成時に
Shift+ドラッグ
で正方形/正円に固定できるが、作った後のリサイズは縦横比固定拡縮(リサイズ前が長方形なら長方形のまま) - 多角形ツールでは最初に三角形を置いたあと、プロパティ>整列と変形の下のほうにある五角形マークの横の数値をいじると三角形以上の多角形が作れる。
- これらのツールはマスクとして使える。
- 文字ツール:
T
- 作成時に
クリック
するとポイントテキストが作成される- テキストをリサイズするとフォントサイズが変わる。
- 作成時に
ドラッグ
すると段落テキストが作成される(改行を含む)- テキストエリアをリサイズするとエリアが広がる。フォントサイズは変化しない。
- どちらの場合でもフォントの種類やサイズや色などをひとつのオブジェクトのなかで混在できる。
- デフォルトのフォントは環境設定で設定。
- 作成時に
レスポンシブデザイン - 時間
- クリップのプロパティでシェイプを選択していないとき、レスポンシブデザイン - 時間というプロパティが表示される。実はこれめっちゃ便利
- グラフィッククリップにシェイプを使ったアニメーション…例えばクリップの先頭0.5秒をかけて入場し、2秒後に末尾0.5秒をかけて退場(合計3秒)、というシンプルなアニメーションがあるとする
- 通常であれば、クリップを後ろに引き伸ばすと、シェイプが退場し切った後のフレームが伸ばされ、期待通りの動きにさせるには退場アニメーションのキーフレームを伸ばしただけ後ろに手作業で移動させる必要があった。
- しかし、「レスポンシブデザイン-時間」パラメータの「イントロの長さ」を15f(0.5秒)、「アウトロの長さ」を15f(0.5秒)に設定しておくことで、クリップをいくら伸ばしてもクリップの最初に入場/最後に退場のアニメーションが来るように固定してくれる。
- もう一つ、縦ロールをオンにすると、クリップの内容が画面下から上へせり上がるアニメーションが作れる。おそらくスタッフロール用だと思う。
- プリロール/ポストロールを設定して、入場/退場までにかかる時間を調整できる。
- 「レスポンシブデザイン-時間」は通常の動画クリップや調整レイヤーには適用できない。グラフィッククリップのみ。
テキスト(テロップ)を頭から順に見せる
- セリフのテロップでよく使われる効果で、動画内の人物が喋っているセリフの内容を、しゃべりにあわせて頭から少しずつ見せていく方法。
- ますテキストを普通に用意する。
- 四角形ツールで隠す(最初はわかりやすいように全てをかくさず部分的に載せるだけにしておくと良い)。
- プロパティの
シェイプでマスク
をオン。 - シェイプの内側のみに文字が表示されるので、
反転
をオン。 - シェイプの外側に文字が表示される、「つまり透明な四角形シェイプで文字を隠せる」状態になった。
- 四角のサイズを調整してテキストを完全に隠す。
- セリフの言い始めのフレームに合わせて
整列と変形
の位置
の◇を押してキーを打つ。 - セリフの言い終わりのフレームに合わせ、四角を移動させてテキストを完全に表示させ、キーを打つ。
- これでOK
タイムライン
タイムマーカー移動
※これら移動系操作はAfterEffectsとは異なるので注意。
- 1フレーム移動:
←
/→
- 5フレーム移動:
Shift+←
/Shift+→
- クリップ単位で移動:
↑
/↓
- タイムマーカーを移動させずにスクロール:
PGUP
/PGDOWN
- シーケンスの先頭/末尾へ移動:
Home
/End
- スナップ切り替え:
S
- ズームツール:
Z
- タイムラインの囲んだ範囲のクリップ表示を拡大する。
- ズームツールに切り替えたあと、単に
クリック
でズームインする。Alt+クリック
でズームアウトする。
- マッチフレーム:
F
- 現在表示中のフレームの加工前のフレームをソースプレイヤーに表示する。
- 重なってる場合は最も手前のクリップが対象らしい?
ターゲットトラックについて
- 各トラックの頭の「V1~」とかかれているラベルをオン(色付き状態)にしておくと、カーソルを移動したときに優先的にそのトラックが選択される。複数オンになっている場合は一番上のトラックが選択される。つまり、必要に応じて外しておけば、無駄に選択されることがなくなり、作業効率がアップする。
- 映像の背景トラックやBGMトラックなど、1回置いたらそう頻繁には触らないなと思ったレイヤーはターゲットをはずすか、いっそロックしてしまえば、無駄に選択されなくなるし、余計な編集事故もさけられる。
クリップ操作
よく使う
- 選択ツール:
V
- 選択と移動。なにかツールを触るたびにVを押して戻すクセをつけること。
- 編集点を追加(クリップを分割):
Ctrl+K
- カーソル位置のクリップを分割する。
- カットツール:
C
>クリック
を使えば連続でカットできる。 - カーソル時刻のすべてトラックのクリップをカットする:
C
>Shift+クリック
- クリップを複製:
Alt+ドラッグ
- 隙間を前に詰める:
隙間を選択してDELETE
- これは便利
- クリップのつなぎ目を移動する(ローリング):選択ツール
V
でCtrl+ドラッグ
- ローリングツール:
N
でも可能。 - なお設定で選択ツールでCtrlを押さずにリップル編集するオプションもあるが、事故率が高いのでオフにしておいたほうがよさげ。
- ローリングツール:
- リップルツール:
B
- クリップの長さを調整する。選択ツールでクリップの端にカーソルを乗せたときと似ているが…
- 長さを調整した結果空いた隙間は自動的に埋められる。(選択ツールだと穴は空いたまま)
- 長さを調整した結果他のクリップと重なったエリアのぶんだけ後ろにスライドされる。(選択ツールだと重なりは許されない)
- 編集の初期段階で、適当に素材を切り刻んでタイムラインに放り込んだあと
Ctrl+ドラッグ
とこのリップルツールを使い倒すことで、ある程度簡単に「PV」や「総集編」みたいなものが作れる感じがする。
- クリップの長さを調整する。選択ツールでクリップの端にカーソルを乗せたときと似ているが…
- スリップツール:
Y
- クリップの位置と長さを変えずに、開始フレームと終了フレームをずらす。
- 画面には開始フレームと終了フレームの内容が表示される。これやめさせる方法ない???
- クリップのミュート(有効/無効)切り替え:
Shift+E
- 再生速度の変更:
Ctrl+R
- 右クリック>速度・デュレーションと同じ
- レート調整ツール:
R
に切り替え後、クリップ幅を調整する方法でも可能。こちらは タイムライン上の決まった隙間に収めたいときに便利 - その他の方法は本稿の「タイムリマップ」を参照。
- 規定のビデオトランジション: ビデオ クリップを選択して
Ctrl+D
- 規定のトランジション(デフォルトはクロスディゾルブ)が適用される
- デフォルトのトランジションを変更するには、エフェクトパネルからトランジションを選んで「選択したトランジションをデフォルトに設定」をクリックする
- デフォルトのトランジションの「長さ」は環境設定>タイムラインから変えられる。
- 隣接した2つ以上のクリップに、トランジションに十分な長さの余白が編集点の前後に隠れている場合のみトランジションが適用可能である。
- 空白に隣接している場合、フェードイン/アウトになる。
- トランジションが適用されるパターン
- クリップが選択されていない場合…
- カーソル位置にクリップの編集点があり、トランジション適用可能であれば、トランジションが適用される。
- カーソル位置にクリップの編集点があり、トランジション適用不可能であれば、エラーメッセージが出る
- カーソル位置にクリップの編集点がないならなにもおきない
- クリップがひとつ選択されている場合…
- 空白に隣接している側にェードイン/アウトが適用される。
- 空白に隣接していない側はなにもおきない。
- クリップがふたつ以上選択されている場合…
- 空白に隣接している側にェードイン/アウトが適用される。
- クリップに隣接している側の編集点がトランジション適用可能であれば、トランジションが適用される
- クリップが選択されていない場合…
- 規定のトランジション(デフォルトはクロスディゾルブ)が適用される
- オーディオトランジション: オーディオ クリップを選択して
Ctrl+Shift+D
- 適用されるのはクロスフェードもしくはフェードインアウト。その他はビデオトランジションと同じ。
- オーディオのフェードイン・アウト
- 十分に縦幅が拡大されていれば■が表示されるのでそれをドラッグしてフェードイン・アウトができる。
- 右クリ>デフォルトのトランジションを適用 でボリュームカーブも選択できるが、意図的なフェードアウトは「指数フェード」がいいかも
あまり使わない
- スナップ切り替え:
S
- むしろ間違えて押さないように注意
- クリップの順序を移動:
Ctrl+ドラッグ
- クリップの頭が位置の基準であるため、かならずクリップの頭を合わせること。おしりで合わせると下のクリップが分割されてしまう
- 前方選択ツール:
A
- 選択したクリップ以降に影響するすべてのクリップを選択する。おそらく、あとからクリップを挿入する際にスペースを開けるために使うのだと思う
- BGMなど、開始時間がズレては困るものも含まれることに注意
- スライドツール:
U
- ドラッグするクリップの長さを変えずに、前後のクリップの長さを調整することでクリップ開始地点を移動させる。
- 前後のクリップの意図しない破壊が起きがちなので注意
- リミックスツール
- なんかいい感じにBGMなどを部分的にループさせて尺を埋めるツールっぽいが、実際いい感じとは程遠い
三点編集
- 三点編集は、①素材開始フレーム、②素材終了フレーム、③タイムライン挿入位置フレームの3つを決めてタイムラインに素材を挿入していく動画編集方法
- ①素材開始フレームをイン(IN)点、②素材終了フレームをアウト(OUT)点という
- 素材をプレビューし、
I
キーでイン点、O
キーでアウト点を設定して範囲を決める- イン点とアウト点のクリア:
Ctrl+Shit+X
- イン点、アウト点を見失ったときは
Shift+I
/Shift+O
でそれぞれに移動できる
- イン点とアウト点のクリア:
- インサート:
,
キーを推してタイムラインカーソル位置に挿入する。- 上書き
.
で上書きもできる
- 上書き
- タイムライン側で素材を挿入出来る長さが決まっている場合、タイムライン側にもイン点とアウト点を設定したうえでその区間に素材をインサート/上書きすることもできる。これを四点編集という。このとき、タイムライン側と素材側で指定した長さが違っていた場合、再生速度の調整(リタイム)処理が必要になる。premiere proの場合、リタイムの必要があればダイアログ(「ペースト範囲の調整」)で問い合わせしてくる(規定の動作を設定することもできる)
空白もクリップ
- 空白もクリップ扱いなため、空白を選択してデリートすることで、後ろのクリップを前に詰めることができる
- 同様に、
N
もしくはCtrl+ドラッグ
で空白の長さを縮める(リップル編集)と、その分だけ後ろのクリップが前に移動する - 各トラックの末尾はクリップ扱いにならない。あくまで先頭か、クリップとクリップの間の空白のみ
スルー編集
- クリップを「ただ切っただけで何も手を付けていない」状態を「スルー編集」という。要するに「あってもなくてもいい編集点」であり、「編集し忘れ点」でもあるかもしれない。この編集点を視覚化するだけで、タイムラインの見通しがよくなる
- 有効にするにはタイムラインのスパナ🔧マークをクリックして「スルー編集」にチェックを入れる
タイムリマップ(再生速度変更)
クリップ全体の再生速度変更
- デュレーション:
Ctrl+R
- あるいは右クリック>速度・デュレーション
- レート調整ツール
R
に切り替えてマウスでクリップの長さを調整しても良い
クリップの部分的な早回し/スロー
- 最も簡単な方法は、
Ctrl+K
で早回ししたい部分だけカットして別クリップとして切り出し、Ctrl+R
で速度を変更することである。 - もっと詳細にスピードコントロールしたい場合は、以下のようなエフェクトを使う方法もある。
- 動画クリップを選択しエフェクトコントロールを開く
-
タイムリマップを開き、速度変更したい区間の開始フレームと終了フレームにキーを挿入(
Ctrl+クリック
) - その間のラインをマウスで上下させて再生スピードをあわせる(通常1%単位、
Shift+ドラッグ
で5%単位)- 数値入力はできない。ナンデ?
- 0.1%以下の速度にはできない。完全に停止させるにはフリーズフレームを使う。
-
-1.0
とか2.0
というのは表示範囲(倍率)。あらかじめ設定しておくことで、見やすくなり、操作もしやすくなる。こっちは数値入力ができる。ナンデ?
クリップの一部を完全に停止する(フリーズフレーム)
- 右クリックしてフレーム保持セグメントを挿入
- 2秒間の停止フレームクリップが挿入される。
- 「フレーム保持を追加」でも良いが、「セグメントを挿入」でも長さは調整できるしその後のフレームのカットも簡単にできるので通常は問題ない
エフェクト
ビデオエフェクト
- ビデオエフェクトは下から上の順番で適用される。
- 例1: ブラー↓シェイプ: ボケたシェイプが表示される
- 例2: シェイプ↓ブラー: シェイプはボケない
- ベクトルモーションは動かせず、かならず最後に適用される
- ビデオエフェクトには適用範囲を指定するためのパスを指定できる。パスを指定しなかったときは全体が適用範囲になる
よくつかいそうなもの
- トランスフォーム
- ブラー
- 基本3D
- 画面を傾けたり奥行きを移動させたりする
- ドロップシャドウ
- 平面ではなく実際に奥行きがあるので3D回転させても安心
手ぶれ補正
- ビデオフェクト>ディストーション>ワープスタビライザー
- ただし、周辺のかなりの部分が削られてしまう
- 適用すると「バックグラウンドで分析中」と表示される
- 変更を加えたり一時的に解除したりすると再解析が必要。
トラッキング
- たとえばモザイクのトラッキングの場合、
- 最初にビデオエフェクト>スタイライズ>モザイクを全画面にかける。水平/垂直ブロックプロパティでモザイクの粗さを調整する。
- ビデオエフェクト>ブラー&シャープ>ブラー(ガウス)でもOK
- マスク(□のアイコン)をかける。サイズと位置をあわせる。
- ◯や、ペンを使って任意の形にかけられる
- マスクパスプロパティの▶ボタンをクリックすると、再生とともに位置が記録される(トラッキング)
- 最初にビデオエフェクト>スタイライズ>モザイクを全画面にかける。水平/垂直ブロックプロパティでモザイクの粗さを調整する。
ビデオトランジション
- トランジション: 隣り合う2つ(以上)のクリップを選択して
Ctrl+D
鉄板ビデオトランジション
- クロスディゾルブ
- いわゆるクロスフェード。
- ホワイトアウト / 暗転
- 白く/黒くなって切り替わる
微妙
- ディゾルブ
- 輝度で重ね合わせをする。中間点で輝度が失われないが、違和感がある
- 「気づかれないようにこっそり切り替える」用途むけ?
- クロスズーム
- 拡大してから縮小する。このままだとかっこわるい。アレンジが必要
※アイリス、ワイプ、スライド、ページピールはダサいのしかないので使わない
- 拡大してから縮小する。このままだとかっこわるい。アレンジが必要
調整レイヤー
- 調整レイヤーでできること
- カラー調整
- クロップ
- ズームやスライド(トランスフォームエフェクトが必要)
- エフェクトパネル>トランスフォーム>トランスフォームを適用しエフェクトパネルから操作すること。
- プロパティパネルのトランスフォームをいじっても画面は動かない
VSTプラグインの利用
VSTプラグインを使えるようにする(登録)
- 環境設定>オーディオ
- オーディオプラグインマネージャー
-
プラグインをスキャン をクリック。
- 少しの間応答がなくなるが問題ない。
- 復帰したあと、プラグインが追加されていないようならば、その上のフォルダ指定を確認する。なおVST3のデフォルトフォルダである
C:\Program Files\Common Files\VST3
は指定しなくても標準で認識される - それでも認識されない場合、一旦Premiereを終了して再起動する(筆者はこれで治った)
- 筆者おすすめのVSTプラグインはiZotope RX に入っているRepair Assistantである。喋り声の音質を改善するならこれできまり。お好みでオートゲイン系のコンプやリミッターを入れるとさらに良い。
- 簡易版のiZotope RX ElementsにもRepair Assistantは入っているらしい。RXはプロ向けでありかなり高額だが、Elementsであればセールのタイミングを狙えばお手頃価格で買える…と思う。
VSTプラグインを使う
- オーディオトラックミキサーパネルをひらく
- 左上の>マークをクリックしてエフェクトエリアを開く
- 空いているマスをクリックしてプラグインを選ぶ
- ダブルクリックしてコントローラーを開ける
- ここでUIが小さすぎたりウィンドウ内に収まらなかった場合、下のDPI問題を確認
- UIが開けない場合でも一応パラメータ
VSTプラグインのDPI問題
-
C:\Program Files\Adobe\Adobe Premiere Pro 2025
のpremier pro.exeを右クリックしてプロパティを開く - 互換性>高DPI設定の変更
- 高DPIスケール設定の上書き>高いDPIスケールの動作を上書きしますにチェック
- 拡大縮小の実行元>システム(拡張)に変更(戻すときはアプリケーションに)
- OK>OK
文字起こし
- メディアパネルから動画を右クリックして文字起こし
- テキストパネルにセリフが表示される。セリフの単語を選択するとその位置に再生カーソルが飛ぶ。複数単語を選択すると範囲選択される
- 選択状態でDELETE(単語を削除する)と、その範囲の映像もカットされる
- テキストパネルはタイムライン全体のセリフを参照しており、トラックのミュート状態によって内容が変わる。
- フレームや秒単位ではなくセリフ単位で編集できるのは、しゃべりがメインとなる動画の制作でかなり便利
- 音楽トラックに対しては文字起こしをしないほうが良い
書き出し
書き出し(エンコード)前に
処理に時間がかかるエフェクト
- 処理に時間がかかる系(例えばモーフ系)のエフェクトを適用後、いつまでたっても「バックグラウンドで解析中」の表示が終わらないときがある。
- このとき処理が終わらないまま書き出し(エンコード)してしまうと、書き出す動画にも解析中(Background Analyzing)の表示が残ったままエンコードされてしまう。
- 書き出す前はすべての処理が終わっているかの確認を徹底しよう
いつまでも処理が終わらない場合
- いつまでたっても解析が終わらない場合はメディアキャッシュをクリアする。
- まず作業中のプロジェクトを閉じる。
- 編集>環境設定>メディア に削除ボタンがある
- 2通りの方法のどちらかを選ぶダイアログが表示される。
- 通常の「未使用のメディアを削除する」方法。こちらは安全に削除できるが、問題解決にならない。
- 「すべてのメディアキャッシュファイルを削除」。こちらを行うことになる。プロジェクトが開かれていると実行できない。
- 再起動後、改めてプロジェクトを開き、処理が終わるのを待つ。
書き出しタブ
- ファイル名
- 場所
- デフォルトは
C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Adobe\Premiere Pro\<バージョン番号>
(windows)
- デフォルトは
- プリセット
-
Match Source - Adaptive High Bitrate
でよさげ。とりあえず高画質らしい
-
- 保存先
- メディアファイル(=ローカルファイル)。
- 各サービスに直接アップロードもできるが、書き出した動画を確認もせず公開するとか、なかなか非常識なことではある
- 形式
- 特別な事情がなければ
H.264
で問題なし - 他のフォーマットが必要になれば都度外部エンコーダーで再エンコすべし。直接複雑なフォーマットを指定して書き出すのは事故のもと
- 特別な事情がなければ
- その他設定
- ビデオ
- 基本的にいじらない。ソースに合わせる
- オーディオ
- AAC 48k ステレオ 320kpbsでOK。
- 不満があれば書き出したあとに再エンコせよ
- マルチプレクサー
-
MP4
でOK
-
- キャプション
- キャプションがあれば設定できる
- エフェクト
- OFFでおk。ほとんどの項目が、そもそもここで設定すべきものではない
- メタデータ
- OFFでおk
- 一般
- すべてOFF
- ビデオ
- 範囲指定
一部のみ書き出したいときは指定する。 - Media Encoderに送信 / 書き出し
- Media Encoderに送信したほうが、別アプリでエンコ作業をするため、安定感もありおすすめ。また作業を継続することもできる。
個人的未調査の課題
- エフェクト
- トランジションを自作する方法は?
- プリセットを保存する方法は?デフォルト値を設定できないか?
Discussion