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3級テクニカルライティング試験を受けてみての感想

2023/05/05に公開

はじめに

2023年3月31日に、3級テクニカルライティング試験の合格認定を獲得することができたので、反省を込めて、色々と感想を書いていきます。

3級テクニカルライティング試験とは

3級テクニカルライティング試験は、一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会(以下、JTCA)が主催する、日本語の文章表現技術を評価するための検定試験の一つです。製品やサービスの使用説明や実用文を作成するためのスキルを評価します。

試験の実施要項、問われる技術水準などの情報に関してはこちらの公式ページを確認してください。

学習方法

まず最初に、JTCAが出版している「日本語スタイルガイド」という書籍を手に入れてください。なお、2023年5月5日時点では、最新版は日本語スタイルガイド(第3版)になります。

試験問題は、日本語スタイルガイドの内容から全て出るといっても過言ではないほど重要な参考書籍です。この書籍の内容を把握し、実際に使えるようになっておくことが合格につながります。

公式の過去問はありません。日本語スタイルガイドの練習問題、公式サイトで公開されている記述試験の例題、受験対策セミナーで使用される問題(自分は受けなかったので詳細は不明)、過去に受験した方からヒアリングできる情報を元に試験対策をする必要があります。

試験内容について

試験は、前半が4択の選択問題、後半が筆記問題という構成です。

前半の選択問題では、テクニカルライティングに関連する知識を問われました。ほぼ全て日本語スタイルガイドに書かれていた内容だったという印象です。

後半の筆記問題ですが、自分が受けた際には、以下のようなタイプの問題がありました

  • 問題に記載されている情報を整理し、問題で指定されている執筆ルールに合わせて記述する
  • 問題に記載されている文章から、問題で指定されている執筆ルールに違反した文章を選ぶ

筆記は長文を書くという問題はなく、長くても一問当たりせいぜい50文字程度の文量でした。

試験を受けてみての所感

筆記試験が、死闘でした。とにかく時間が足りなかったです。
何とか気合いで解答欄を埋めましたが、見直しなどする余裕はありませんでした。

試験合格のためにやっておいた方が良いこと

日本語スタイルガイドの内容を理解する

これは絶対です。繰り返しになりますが、試験問題は、日本語スタイルガイドの内容から全て出るといっても過言ではないです。特に前半の選択問題は顕著にその傾向があると感じました。

情報整理の練習

筆記試験では情報整理能力を求められる問題があります。こういうのは普段から練習しておかないとできない類のものですので、普段の生活や業務で意識的に実施しておくようにしておくと、試験で活きると思います。

日本語のレビューの練習

筆記試験では「執筆ルールに違反している文章を書き直してください」という類の問題が出ました。日本語のレビューを練習していると、この手の問題に対応しやすいかと思います。

さいごに

今後、3級テクニカルライティングを受ける方の参考になれば幸いです。

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