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Namadaとは?
Namadaとは?
特徴
- CometBFTコンセンサスアルゴリズムを使用した、PoSのL1ブロックチェーン
- Native TokenやNFTに関わらず、zk-SNARKsを使って安全に資産の転送が可能。
- 資産の種類に関わらず共有のシールドセットが使われるので、どの資産でも同レベルのデータ保護がされる。
- Multi-Asset Shielded Pool(MASP)という。
- IBC(Inter-Blockchain Communication)により、他のブロックチェーンとも安全にやりとりができる。
- Namadaではシールド転送が増えれば増えるほど、セキュリティが強化されるので、シールド資産を保有するユーザーにインセンティブが与えられる。
Cubic Proof-of-Stake
エポック制のPoS
Namadaではエポック制のPoSを採用している。エポック性とは、一定のブロック集合を1つのエポックとし、その境目でのみバリデーターセットの変更や投票権の変更が行われる。エポック性を採用している理由を以下に示す。
- ライトクライアントが効率的になる
- 将来的に、Ferveo DKGプロトコルと連携するため
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Ferveo DKGプロトコル
は簡単にいうと、Mempool Privacy
を実現するためのプロトコルである。Mempool Privacyとは、トランザクションがMempool(未処理のトランザクションが一時的に保存される場所)にある間、暗号化されたままで、ブロックに含まれて最終確定されるまで内容が公開されない状態のことを指す。
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NamadaのPoSにおける重要なパラメータを以下に示す。
- ブロックの生成時間: 約5〜10秒
- エポックの長さ: 約1日
- パイプラインオフセット: 2
- ステーキングやバリデーターセットの変更などのPoSシステムにおける状態変更が有効になるまでの遅延期間(単位はエポック)
- アンボンディングオフセット: 21
- ステークを解除した際、そのトークンが引き出し可能になるまでの期間(単位はエポック)
バリデーターは以下の3つに分類される。
- Consensus: アクティブなバリデーターで最大100名が選ばれる。これらのバリデーターのみブロック報酬を得ることができる。
- Below capacity: StakeがConsensusバリーデータより少ないが、最小ステーク(1NAM)以上のバリデーター。
- Below threshold: 1NAM未満の全てのバリデータ
Cubic slashing
一般的に、違反行為に対するスラッシュの量は、バリデーターのステーク量に比例する。Namadaのcubic slashingでは、スラッシュの量はステーク量の3乗に比例する。これは、意図的で繰り返されたバリデーター攻撃に対して厳しい罰則を課し、事故的または悪意のない不正行為に対しては軽い罰則を適用する設計である。
以下の行為を行なったバリデーターはスラッシングが実行される。
- 無効なブロックに署名する
- 同じ高さで2つの異なるブロックに署名する
- amnesia attacks
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