第2回 JSEdit for kintoneでJavaScriptを導入する
JSEdit for kintoneでJavaScriptを導入する
〜プラグインの設定とカスタマイズ準備〜
はじめに
前回の記事では、kintoneの「アプリの説明」を画面ごとに制御したいというニーズと、標準機能では対応できない理由について紹介しました。
今回は、JavaScriptによるカスタマイズを実現するために、「JSEdit for kintone」プラグインの導入と設定方法を解説します。
このプラグインを使えば、コードを書いてすぐにアプリに反映できるので、カスタマイズの第一歩として非常におすすめです。
JSEdit for kintoneとは?
JSEdit for kintoneは、kintoneアプリにJavaScriptやCSSを簡単に追加できるプラグインです。
以下のような特徴があります:
- 管理画面から直接コードを登録できる
- 複数のファイルをまとめて読み込める
- プレビューやログ出力がしやすい
- 非エンジニアでも扱いやすいUI
インストール手順(管理者向け)
① プラグインファイル(ZIP)を入手
以下のページより、JSEditのZIPファイル(SAMPLE_jsEdit_plugin_v4.5.3.zip)をダウンロードします。
JSEdit for kintone
ダウンロードしたZipファイルは解凍せずに使います
② kintoneの「プラグイン管理」画面にアクセス
管理者権限でログインし、以下の手順でプラグインを追加します:
-
「kintoneトップページ」→「歯車】→「kintoneシステム管理」→「その他」→「プラグイン」→「読み込む」
-
先ほどダウンロードしたZIPファイルをアップロードして登録
Zipファイルのままアップロードします -
プラグイン一覧に以下のアイコンが表示されたらOK
アプリへの適用方法
① 対象アプリを開く
アプリ画面から歯車マークをクリック。
設定をクリック。
カスタマイズ/サービス連携の項目から「プラグイン」をクリックします。
② プラグインを追加
追加するを押します。
「JSEdit for kintone」を選択して追加します。
JSEdit for kintoneにチェックを入れて、追加ボタンをクリックします。
③ プラグインの設定画面を開く
追加後、JSEditの設定画面を開くと、JavaScriptやCSSの登録ができます。
JavaScriptコードの登録方法
設定画面では、以下のようにコードを登録できます:
- 複数ファイルの読み込み順:上から順に読み込まれるので注意
新規作成をクリック
任意の名前をつけてOKをクリックします。
これでコードを書く準備ができました。
💡おすすめの設定:
-
console.log
を使って動作確認 - コメントを入れて可読性を高める
- ファイル名にバージョンや用途を明記すると管理しやすい
注意点
- 複数のプラグインが干渉する可能性があるので、テスト環境で確認を
次回予告
🔜 第3回:「JavaScriptでアプリの説明を非表示にする」
〜詳細画面・編集画面対応の実装ステップ〜
いよいよ、実際のコードを書いて「アプリの説明」を画面ごとに制御していきます!
おわりに
JSEdit for kintoneは、JavaScriptカスタマイズの入り口として非常に便利なツールです。
次回はこのプラグインを使って、実際に「アプリの説明」を非表示にするコードを実装していきます。お楽しみに!
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