WEBエンジニアに転職して約5年経って思うこと
この記事は フィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2024 の2日目の記事です。
フィヨルドブートキャンプのアドベントカレンダー2024は、Part1とPart2があります。
昨日のPart 1は、sugiweさんの「【フィヨルドブートキャンプ】チーム開発のgood first issueでモブプロをした話」でした!
最初のissueでモブプロをお願いするのは、実際の現場でもすごく有効なやり方だと思います。スクールの中でそれをできるというところ、sugiweさんもFBCも超すごい👏👏👏
「できることを楽しむ」というテーマも素敵です。まだ読んでいない方はぜひ!
WEBエンジニアになってから4年と9ヶ月
私がフィヨルドブートキャンプを卒業してWEBエンジニアとして働き始めてから、4年と9ヶ月が経ちました。この間2回ほど転職したりもしましたが、おかげさまで無事働き続けることができています。
まだまだ浅い年数ですし、節目と言うにも中途半端なタイミングですが、振り返ると最初と今とで考え方が変わったり、気付いたりしたことがあるなぁと思うので、そういうあれこれについて書いてみたいと思います。私個人の気持ちの話でしかないですが、これからエンジニアになろうとしている方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
あまりエンジニアっぽくない自分でも、とりあえず働けている
フィヨルドの卒業生にはすごいエンジニアの方々がたくさんいて、みなさん技術に対して積極的で、もりもり活躍されています。
フィヨルドにいた時や転職直後などは、私もそんなふうに自主的に勉強したり、OSS活動や個人開発もしていかないと、エンジニアとして働き続けられないのだろうと思っていました。
しかし、いざ働き始めると仕事をこなすだけで精一杯で、業務外でもがっつり開発したり勉強したりというのは自分には難しいと感じました。
正直なところ、私はそこまで技術大好きという感じでもなくて、そこに負い目を感じたり、どうにか積極性を出していかないと、いつか仕事を失ってしまうんじゃないかという不安を感じたりもしていました。
でも、そんな私でも今のところはお仕事をもらえているし、最近は一定以上プロジェクトに貢献できているとも思えるようになってきました。
現在は割り切って、必要に迫られた時に業務として調査や勉強をするようにしています。それでも一応どうにかなっているし、実地での経験を重ねて少しずつやれることを増やしていくのが自分に合っているのかな、と考えています。
また、私は技術を突き詰めることよりも、「今何が必要で、自分はチームの中でどう動くべきか」みたいなことを考える方が好きなんだなということもわかってきたので、今後はそういった方面で貢献度を上げていくことを目指したいと思うようになりました。
フリーランス(業務委託)という働き方が、自分に合っていると感じる
私は2024年1月からフリーランスエンジニアとして働いており、現在はあるプロジェクトに業務委託メンバーとして参画しています。
実際にやってみて、私には正社員より業務委託の方が向いているなと強く感じます。
正社員として働いていると、自分の中で会社や社内の人たちとの心理的な距離感が近くなりすぎてしまい、調整もしづらいと感じます。私は昔から人付き合いの中でいろいろと辛く感じる状況が多く、人と継続的に関わり続けるのが得意ではありません。また、苦手な人や状況への対処として、今のところ距離感を調整する以外の解決方法が見出せていません。正社員という働き方は、距離感の調整が難しいという点で、今の自分にはあまり合っていないと感じます。
一方業務委託の場合、あくまで自分は会社の外にいる人間だという気持ちが強く、自分でプロジェクトやメンバーとの距離感を調整できる感覚があって、余計なストレスを回避して仕事に集中できると感じます。距離感以外にも、業務委託の方が仕事の範囲や入ってくる情報が絞られるので、その分集中できているというのもあるかもしれません。
「科学的な適職」がすごくよかった
心穏やかに働けていると言いつつ、前職を辞める時、実は1ヶ月半ほど休職をしていました。その間、当時の職場に復帰するか、正社員として別の企業に転職するか、フリーランスになるかですごく悩んでいたのですが、その時に読んだ「科学的な適職」という本がとても参考になりました。
特に印象に残っているのは、
- 自分と似た人が多い職場は自分に合っている可能性が高い
- 良い要素より悪い要素の方が影響力が大きい
- 意思決定においては情報を集めること以上に決定のためのプロトコルが重要
あたりですが、全体を通して職探しに関する誤解を解き、科学的に正しいとされる探し方が解説されているので、転職・就職を控えている方にはぜひ一度読んでいただきたいなと思います。
自分はこの本の内容に従って検討を進めて、結果フリーランスとなり、複数の候補の中から現在の案件を選択しましたが、今のところは良い選択ができたと思っています。
フルリモートは楽だけどやっぱり弊害もある
WEBエンジニアになって以降、私はほぼずっとフルリモートで働いており、一緒に働く人と直接会う機会は年に数回あるかないかです。
出勤がなく、一人で静かに作業できるのはとても楽ですが、やっぱり外に出て人と会う機会が少なくなることには弊害もあるなと感じます。
自分の場合は1日がすごく短く感じるようになった(年齢もあるかも・・・)し、ただでさえ内向的だったのがさらに深まって、世界が狭くなったり外部刺激に弱くなった気がします。
また、人から聞いた話ですが、WEB会議だけでコミュニケーションしていると画面の中の人を実在の人と認識できなくなっていくという話があって、それは本当にそうかもと思っています。なんというか、相手の気持ちに寄り添えなくなっていって、独りよがりに話してしまいそうな感覚があります。
あんまり良くないなと思うので、来年はもう少し出歩いたり、人と会う機会を増やしていきたいです!
今後にむけて
来年3月にはエンジニアとして丸5年働いたことになります。
フィヨルドブートキャンプで学んだことは今に至るまでずっと役に立ち続けていて、本当にいいスクールに出会えてありがたいなといつも思っています。
今後は、フリーランスらしく複数案件に並行して取り組んでみたいとか、何か新しい言語やフレームワークに挑戦してみたいとか、やりたいことや憧れてることは色々ありますが、来年も自分のペースは崩さず、無理なく楽しみながら働いていきたいと思います!
明日のフィヨルドブートキャンプ アドベントカレンダー2024は、
- Part 1: uda さん
- Part 2: LEF さん
です!明日もお楽しみに!
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