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東京Ruby会議12の感想

2025/01/20に公開

2025/1/18に開催された東京Ruby会議12、およびその前夜祭に参加してきました!
どちらも素敵な発表を聴けたり、たくさんのRubyistの方々とお話しできたりと、とても楽しいイベントでしたので、感想を書いてみたいと思います。

役立つ&面白い発表がたくさん

今回のイベントでは、前夜祭も合わせて23もの発表が行われていました!
地域rbの延長(と言っていいのかな・・・?)となるイベントとしては非常にボリューミーで、改めてRubyコミュニティの層の厚さというか、Ruby愛というか、やっていく気持ちみたいなものを感じました。
内容もどれも素晴らしく、参考になるお話ばかりでした。

例えば前夜祭では、makicamelさんがご自身で作られたErdMap gemについて発表されていました。
https://x.com/makicamel/status/1880280006850670695
ネットワーク分析によってRailsのモデル感の繋がりや重要度を計算し、Googleマップのように、引くと重要なモデルのみ、拡大すると詳細が描画されるという、まさしくRailsの地図を提供してくれるGemです。
新しいプロジェクトに参加するときや、触ったことのない機能を触り始める時に、何か地図のようなものが欲しいと前々から思っていたので、とてもありがたいです・・・!
python周りの環境構築が必要でまだ試せていないのですが、活用させていただきたいと思います!

18日のメインイベントでは、GitHubのJohn Hawthornさんによるキーノートで、GitHubにおけるRuby、Railsのスケーリング手法などが発表されていました(発表資料は公開されてなさそう?)。
英語の発表だったので、恥ずかしながら一部しか理解できなかったのですが、「言語やフレームをアプリの一部と捉える」というお話が印象深く、さすが・・・と感じました。GitHubではその考え方の下、RubyもRailsも現在ほぼ常に最新状態となっているようです。

また、morihirokさんによる例外処理の整理についてのお話もとても参考になりました!
https://x.com/_morihirok/status/1880480065697534182

発表内では、全ての例外が握りつぶされているコードや、オオカミ少年化してしまうSentry通知など、ものすごく身に覚えのある事例が紹介され、それらを(un)expected, (un)acceptedの2軸で整理し、Rubocopも活用して改善していく流れが解説されていました。
例外処理の実装や改善にそのまま活かせる内容と感じました!

クリエイティブコーディングを体験できた

前夜祭の最初に行われた、chobishibaさんによるクリエイティブコーディングのワークショップにも参加させていただきました。

クリエイティブコーディングとは、機能的ではなく表現的なものをプログラミングしようというジャンルで、当日はrbCanvas/p5を使ってRubyで絵を描くプログラミングを体験しました。
初体験でしたが丁寧に教えていたただき、最後は動きのある絵をRubyで描くことができました!

https://x.com/i/status/1880170342947385586

思った形に修正するのは難しいものの、意図しない変化が逆に面白かったり、いつもとは違うプログラミング体験でした。
やり始めると熱中してしまう感じで、また新しい絵も描いてみたいと思いました!

Rubyistとの交流がしやすい工夫が盛り込まれていた

前述のワークショップもそうですが、今回のイベントは参加者同士の交流を促進するような工夫がたくさん用意されていました。

例えば前夜祭ではフードやドリンクが提供され、飲みながら食べながら、楽しい雰囲気の中で発表を聴くことができました。特にビールは東京のクラフトビールが5種類も用意されていて、酒好きの身としてはとても嬉しかったです・・・!

また、18日のランチ時間には「Anti-ぼっち Lunch」として、私のような一人参加の人などを対象に、運営側がグループを組ませてランチに送り出してくれるというサービスがありました!
今回も一人静かに参加かなと思っていましたが、おかげ様で交流しながら楽しくご飯を食べることができました。

また、東京近郊の地域rb主催者の皆様が壇上に上がって質問に答えるという、RubyKaigiのand the worldのような時間も用意されて、各地域rbの雰囲気や内容なども知ることができました。

ほかにもスポンサーブースや、ささださんによる本屋さん、オリジナルフレームのプリクラ機(!)など、楽しいコンテンツがたくさん用意されていました!

まとめ

2日間とも非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。
運営の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!
各地域rbについても改めて知ることができ、今後の参加の足掛かりも得られました。
同時に、もっと勉強していかなければいけないと改めて感じる機会となりました。
自分もこれから色々な地域rbに参加していき、それを通して楽しく学んでいきたいと思います!

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