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[High volume email]大量メールサービスを使ってみて気づいたこと

2024/06/29に公開

Microsoft 365 の High volume email (HVE) の調査が必要になったので、使ってみて気づいたことを記載します。
※記事作成時点ではプレビューのサービスになるので、今後は仕様が変わる可能性があります。

Microsoft 365 パブリック プレビューの大量のメールを管理する
に記載されていない内容についてまとめたつもりです。

なお、Microsoft 365 管理センターExchange 管理センター はこの調査で初めて触れました。
普段から利用いただいている方には当たり前の内容があるかもしれません。ご了承ください。

試用版ライセンスだとエラーになる

当初は Microsoft 365 Business Basic を試用版で契約して HVE を利用しようとしましたが送信エラーとなり、以下のエラーメッセージが出力されていました。

Error: 550 5.7.59 Trial tenant is not able to use HVE. Contact your administrator.

有償の契約に切り替えたタイミングで HVE が利用できるようになりました。

HVE アカウントに既存アカウントのものを使えない

HVE 用に新たにアカウントが必要で、既存アカウント(ユーザ)を HVE 用にすることができませんでした。
上記より、既存のアカウント名と同じ名前で HVE アカウントを作成することもできません。

HVE アカウントにはライセンスが不要

Microsoft 365 Business Basic などのライセンスを割り当てなくてもメール送信が可能でした。

HVE アカウントにライセンスを割り当てると、HVE アカウントではなくなる

調査当初、送信エラーを回避するために色々試す中で気づいたのですが、作成済みの HVE アカウントに Microsoft 365 Business Basic などのライセンスを割り当てると、HVE アカウントではなくなります。
HVE アカウントの一覧から消えます。

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