応用情報取得体験記【2023秋】

2024/02/24に公開

はじめに

大学院をこの春に卒業する予定の@chiba_dです。
3月直前で忙しさが薄れてきたので、ほぼ半年前に受験した応用情報技術者試験の話を忘れないうちに記事にしておこうと思います。
goukaku

一発合格でした。(番号を隠す意味あるのかな・・・)

これから受験する人の参考になれば幸いです。

筆者について

  • 今年で25歳
  • 電気系の大学院生(化学寄りの研究)
  • この春に株式会社COUNTERWORKSに開発として就職予定

https://counterworks.co.jp

なぜ学生の間に応用情報技術者試験を受験したのか

  • 就職したら2~3年は開発業務にコミットしたかった(技術を伸ばしつつ給与を上げられるため)
  • 学生時代に学んだ知識が薄まる前に試験を受けたかった
  • エンジニアとして基礎的な知識があることを証明できる
  • 考え方と今後の道を広げたい

などの理由です。

受けた後で考えてみると実務を経験してから受験したほうが、勉強時間は減らせると思います。(どちらが先か、という話ではあるのですが...)

応用情報技術者試験について

IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験の一つです。
ITSS Level3に位置しており、幅広い知識が求められる試験内容となっています。
ITSS
https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html

合格率は20~25%前後です。
基本情報の上ですが、私は飛ばして応用情報を受験しました。

勉強方法

恐らくこの記事を読む人の大半が受験を考えている人だと思うので、勉強方法について書いておきます。

応用情報技術者 合格教本
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この1冊のみで勉強しました。(毎年出版されている)
はじめに一周ざっくり読んでこんな技術があるんだな、という理解度で読み進めました。
理解できない箇所は一度飛ばして、後で動画などで身の回りの例を参考に勉強し直しました。

Webサイト

https://www.ap-siken.com

おすすめ問題を1周半程度解きました。
計算問題から逃げずに、ノートなどを用意して取り組みました。

https://www.youtube.com/@masaru-study

こちらのチャンネルには非常にお世話になりました。
https://youtube.com/playlist?list=PLfrpqyRFsglL3WgvYiZsBO7Al1YsE64DI&si=6lS-xxckXlOwM3Nr
https://youtube.com/playlist?list=PLfrpqyRFsglIdsjEhuB0netBqMBJpfxTm&si=V3FinvVqN_Kwr4Pr

この2つのプレイリストを中心に視聴しました。
非常に分かりやすい内容のため、おすすめです。

システム監査

https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/downloadfiles/IS_Audit_Annex05.pdf

こちらは経済産業省の出している監査についての資料ですが、監査についての知識がなかったのでざっくり読みました。

開発手法など

https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
こちらはスクラムガイドです。ウォーターフォールはわかりやすいと思うのですが、スクラムとアジャイルは調べる必要がありました。

https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/Agile-kaihatsu-jissen-guide_20210330.pdf
参考にしたアジャイルガイドブックです。

https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp00000010m3-att/000053554.pdf
IPAのプロマネに関する資料です。PMBOKは読みませんでした。

セキュリティ

https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2024.html

情報セキュリティの10の脅威についての資料です。
IPAの資料には参考になるものが多いので、一度全体に目を通しておくといいと思います。

アルゴリズム、計算量など

https://atcoder.jp/?lang=ja

AtCoderの問題を解きつつ、応用情報で求められるものを調べました。
この辺は調べれば大体出てくると思います。

データベース(SQL)

https://sqlfiddle.com/sql-server/online-compiler
このようなSQLをブラウザから動かせるサイトを使って、SQLの基本的な操作を覚えました。

Git

https://backlog.com/ja/git-tutorial/
使ったことが無い人は実際にGitHubにリポジトリを作って動かしてみるのが一番だと思います。

DXなど

https://www.digital.go.jp/resources/standard_guidelines/
デジタル庁の資料が参考になります。
一周読んでみるとよいかと思います。

勉強時間

大体1日90分前後で3ヶ月くらい勉強しました。
ゆっくりと長期記憶に貯めていたので、正確ではないのですが換算するとこのくらいになると思います。

午前の勉強を最初の1か月に終わらせて、午後対策をする期間が多かったです。
面倒くささを感じつつも、実際に問題用紙と解答用紙を印刷して時間を測りながら解きました。

試験内容

他記事で詳しく書かれているので、ここでは触れません。
午後は文章読解力が試されます。

強いて言うなら、やはり午後は1科目予備を持っておくと安心です。
私は当日のネットワークの問題が難しく感じたため、その場で監査に切り替えました。

午前の問題は問題用紙にも回答をメモしておくと、昼休みに安心できるかもしれません。
体力勝負になるので食事と睡眠はとりましょう。

終えての感想

ギリギリですが一回目の受験で合格でした!

午前の内容自体は見直してみると過去問に出ているものも多く見受けられました。
もっと過去問を解いておけばよかったです。

午後の記述は結構曖昧に書いてしまった記憶があります。自戒の意味を込めて基本的には文章から抜き出しましょう。

私事

現在は内定者インターンとしてオンラインで働いているのですが、応用情報で学んだ知識はかなり役に立っています。
役に立つ・立たないは人それぞれですが、ネット上の情報に振り回されないほうが良いです。

今後のキャリアを考える上で「足場を固める・知識の引き出しを作る」といった意味で受験するのは悪くない選択肢だと思います。

私の今後としては開発業務にコミットしつつ、高度を受けるか、ベンダー資格を取るか、AtCoderの色を上げるか、個人開発を進めるか、などの選択肢を考えています。
あとTOEICの知識が薄れない内に英会話...とか。

おわりに

応用情報技術者試験についての受験記事でした。
こういった内容の記事が多数ある中で、最後まで読んでいただきありがとうございます。

こんな感じでまた記事を書いていきたいと思います。

受験される皆さんを応援しております。
あと 時計は忘れないようにしましょう!(一番重要) 忘れるととても焦ります。。。
学習のモチベーションを保つことも大事にしてください!

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