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生成AIで業務効率化する時の課題あるある言いたい

2024/03/19に公開

業務効率化のためのAIシステムの開発を最近行なっています。
AIによって効率化できそうな業務はとても多そうだけど、実行し効果を得るまでには多くの障壁があると思います。私はこの業務に関わるにつれて、多くの会社に似た障壁が存在する気がしました。
自分が感じている課題を記事にして共有することで、その記事をみた誰かが「これはうちでもあるな」とか「あの時にぶつかった壁はこういうことだったのか」のように、それが多くの組織で見られる事を認識することができれば良いと考えています。

今回は自分がぶつかったと思われる障壁をリストアップします。
これらに対する解決策は明確でない。。

1. 対象とする業務が思ってたより複雑だった

AIは万能ではありませんので、全ての業務が代替可能ではないです。AIは人間が持っている五感を持っていないので、状況に応じた変化に弱いです。この部分はシステムデザインやUIデザインによってカバーすべき点ですが、そのデザインにも現実的な限界が存在しています。 そのためAIにより代替しようとしている業務が五感を多く使っていたり、変化に富んでいたりすると代替が難しいパターンが多いと思いますので諦めるのも考えるべきだと思います。

2. 現場ヒアリングに対する意識が開発側も現場側も足りていない

AIを使って業務改善となると、多くの場合には技術的な専門チームがその開発を行うことが多いと思います。その場合に問題となるのが、実業務への理解不足です。実業務への理解不足は「どのような機能が必要とされているのか」、「どう言った業務フローの中で使うのか」のような要素を開発者側の推測で補い、結果として現場で使われないものができることに繋がります。
悲しいことに現場側としてもこのようなヒアリングの大切さに気づかずに、「無駄な時間」としてヒアリング時間を十分に取ってくれないケースがあり得ます。

3. 社内政治に巻き込まれる

生成AIを使った業務効率化は大きな会社であれば、複数のチームが同時並行で取り組んでいると思います。この時により結果として価値が高い部分を奪い合うような状況になることが考えられ、とても頭が痛いです。このような状況で一人のエンジニアができることはたかがしれているので、余計な気を使わないようにしましょう
また社内政治や競合チームが存在する場合には、それを理解した後に戦争の歴史に関する本などを読むと気分が落ち着くかもしれません。

自分が感じていた課題はこの辺りです。 会社によっても大きく変わると思いますが、皆様の参考になれば幸いです。共感や励まししていただけるようでしたらハートマークをポチりとお願いします。

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