Chef 有償化について改めて詳しく解説
”Introducing the New Chef”
2019年4月、Chef社（現：Progress 社）はブログ：「 Introducing the New Chef: 100% Open, Always」の中で、Chef プロダクトは今後、商用利用する場合は、無償で使うことができなくなることを発表しました。
これまで無償で Chef を利用されていた日本のユーザーは公式 Chef パートナーである ChefSec株式会社 問い合わせ窓口より、商用(法人用)ライセンスを取得することができます。
有償化されるプロダクト
Chef Infra Client (旧名: Chef Client)
Chef Infra Server (旧名: Chef Server)
Chef InSpec
Chef Habitat
Chef DK
Chef Workstation
上記のプロダクトはそれぞれ、特定のバージョンから無償で利用することができなくなります。最も幅広く利用されている Chef Infra (chef-clientやchef-solo)は、 バージョン 14 までは引き続き無償版 Chef を利用することができます。InSpecは、バージョン 4.3.2 までは無償利用できます。
また、同ブログは主要プロダクトを全てオープンソースにすることも発表しました。
Chefプロダクトの有償化についてまとめていきます。
ライセンスの適用方法
ライセンスキーやプロダクトキーがライセンス取得者に配布されるのではなく、End User License Agreement (EULA) への同意による法的拘束力を持たせるものになります。Agreement への同意の方法は様々ですが、商用バージョンの Chef プロダクトの初回実行する際に、次のようなプロンプトで同意する必要があります。
mask@MBP:~$ chef install
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Chef License Acceptance
Before you can continue, 3 product licenses
must be accepted. View the license at
https://www.chef.io/end-user-license-agreement/
Licenses that need accepting:
* Chef Workstation
* Chef Infra Client
* Chef InSpec
Do you accept the 3 product licenses (yes/no)?
Agreement の中に以下の文言があり、ライセンスを取得せずに製品を利用することを法的に制限しています。Chef プロダクトを利用する前に、ライセンスを取得する必要があるため、Chef を継続利用する場合注意が必要です。
IF YOU REPRESENT A CORPORATION, GOVERNMENTAL ORGANIZATION, OR OTHER LEGAL ENTITY, OR YOU INTEND TO USE THE PRODUCT FOR COMMERCIAL PURPOSES, YOU MUST CONTACT PROGRESS DIRECTLY TO OBTAIN A COMMERCIAL LICENSE FOR THE PRODUCT.
End User License Agreement:EULA
お問い合わせ
公式 Chef パートナーである ChefSec株式会社 問い合わせ窓口より、商用(法人用)ライセンスを取得することが可能です。技術サポートやテスト駆動インフラ IaCについてもご相談ください。
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