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Pythonでexeファイル🎞️を作る方法(フリーランス向け)

2024/07/14に公開

ある日知り合いから「入力フォーム📖に自動入力するするプログラム作って欲しいんだけど~」との依頼を受けました。プログラムは完成したものの納品するときに、「そういえば向こうのPCってpythonの実行環境ないよな😣」と気づきました。

というわけで、コードをexeファイルにして納品することを思いつきました。

その時の備忘録です。

この記事では、windows + venv + PyInstallerでexeファイルを作成する方法をご紹介します。

  • 以下の流れで行います。
    仮想環境作成

    pythonファイル作成

    実行ファイル作成

    動作確認

仮想環境(venv)の作成

venvを使うと、プロジェクトごとに独立した環境が作れます。
venvで作った仮想環境の中で、exeにしたいプログラムファイルを作っていきます。

  1. 任意の場所でプロジェクトフォルダ(hoge_dirとします)を作成し、移動する
    mkdir hoge_dir
    cd hoge_dir
    
  2. 仮想環境を作成し、アクティベート(ここでは仮想環境をvenvという名前で作っています。)
    python -m venv venv
    .\venv\Scripts\activate
    

これで、プロンプトの先頭に (venv) が表示されて仮想環境に入れます。

PyInstallerのインストール

仮想環境内にPyInstallerをインストールしましょう。

pip install pyinstaller

pythonファイルの作成

現段階では、画像のようにプロジェクトフォルダ直下にvenvフォルダが作成されているはずです。

pythonファイルをプロジェクトフォルダ直下に作ります。

exeファイルの作成

いよいよPyInstallerでexeファイルを作ります。

  1. コマンドプロンプトで以下を実行。
    --onefileオプションをつけると、実行ファイルを1ファイルにまとめてくれます。
    pyinstaller hoge.py --onefile
    
  2. 処理が完了したら、dist フォルダ内に hoge.exe が生成されています。

動作確認

作成されたexeファイルの動作確認方法は2通りです。引数を与えたい場合は2の方法をお試しください。

  1. dist フォルダ内の hoge.exe をダブルクリック
  2. コマンドプロンプトでdistフォルダに移動して以下実行
hoge.exe

トラブルシューティング

  • "pyinstaller is not recognized" エラーが出たら:
    仮想環境が有効になっているか確認してください。

  • exeファイルが動作しない場合:
    アンチウイルスソフトが誤検知している可能性があります。除外設定を試してみてください。

まとめ

pythonのexeファイルを作成した際の備忘録でした。
pythonは本当にいろいろなライブラリが用意されていて便利です。
型がないことだけ気に入りませんが、だんだんpython好きになってきました💓

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