AWSのElastic IPアドレスの解放を忘れない!

2024/12/03に公開

AWS Elastic IPアドレスの費用削減方法

AWSのElastic IPアドレスは、インターネット上で固定されたIPアドレスを使用する必要がある場合に便利ですが、管理が不適切だと不要な費用が発生することがあります。以下のポイントを確認して、コストを最小限に抑えましょう。

背景

試しに作成したVPCで「NATゲートウェイを削除」したため費用は発生しないだろうと思っていましたが、「Elastic IPアドレスの解放」を行わないと費用が発生することを知りました。初心者にとっては忘れがちな点かもしれませんので、メモ書きを残しておきます。

1. Elastic IPアドレス(EIP)の理解

  • Elastic IPアドレスは、AWSが提供するPublic IPアドレスで、特定のインスタンスに固定的に関連付けることができます。
  • 必要なときに関連付け、不要になったら解放することで費用を抑えることができます。

2. コスト発生の要因

  • 関連付けのない状態での保持:Elastic IPがどのリソースにも関連付けられていない場合、その状態で保持しておくと課金されます。
  • 複数のEIPの保持:1つのElastic IPアドレスは無料で使用できるケースがありますが、複数のアドレスを持つと費用が発生します。

3. 費用削減の対策

  • 使用していないEIPを解放する:Elastic IPがどのリソースにも関連付けられていない場合、AWSマネジメントコンソールまたはAWS CLIを使用して解放します。
  • リソースの定期的な見直し:使用中のEIPが本当に必要かを定期的に見直し、必要ないものは削除します。

Elastic IP解放画面の例

図:AWSマネジメントコンソールでのElastic IP解放操作の例

AWS環境での無駄な費用を抑え、リソースを効率的に活用するために、これらを忘れないようにしましょう!

参考

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/using-instance-addressing-eips-releasing.html

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