AI検索サービスGenSparkの協働AIエージェント機能
はじめに
AI検索サービスGenSparkの協働AIエージェント機能について紹介します。
まず、Gensparkとは?
Perplexityに代表されるようなAI駆動の検索エンジンです。
Chat-GPTやGeminiのような対話型AIの機能も提供されています。
2023年に設立され、本社はカリフォルニア州パロアルトとシンガポールに拠点を置いています。
最大の特徴
Gensparkの特徴は、ユーザーの検索クエリに基づいてリアルタイムでカスタムページ「Sparkpages」を生成することです。
従来の検索エンジンでは、複数のウェブサイトを閲覧して情報を集める必要がありましたが、
Gensparkでは一つのページに必要な情報が網羅的にまとめられるため、効率的に情報を取得できます。
Perplexityでも同じような利用の仕方は実現できると思いますが、
ページ生成をメイン機能として提供しているGensparkのほうが直感的に利用できるかなと思います。
また、作成されたページのリンクを他の人に共有すればそのままそのページを閲覧可能です。
現状
現在、Gensparkはベータ版として無料で提供されており、基本的な機能を無料で利用できます。
有料版のPlusも展開されていて、
有料モデルへのアクセスが制限がなくなります。
無料版でもGPT-4oやGemini 1.5 Pro、Claude 3.5 Sonetなど有料版のモデルが
一定のアクセスにおいて無料で利用可能です。
チャット機能(対話型AI)に協働エージェント機能が登場
最近、新たなエージェント機能が追加されました。
協働エージェント機能と呼ばれています。
Genspark Mixture-of-Agents (MoA)は、世界初の実用 MoA システムとして、複数の大規模言語モデル、画像生成モデル、翻訳ツールの機能を統合し、チャット、画像、翻訳のタスク全体で非常に正確で信頼性の高い応答を提供します。MoA は、複数の AI モデルの専門知識を組み合わせた革新的なアプローチであり、それぞれが独自の強みを発揮して優れた結果を生み出します。これは、専門家チームが調和して協力し、単独では達成できない大きな成果を達成するようなものです。
有料モデルもGenSpark経由で無料で利用できます。
Mixture-of-Agentsを利用すると各AIの解答結果を包括サマリーした結果を出力してくれます。
これまでなにかについて調べる時などは、ChatGPTやGeminiに同じ質問をして得た各出力結果について
自分で比較・判断。サマリーなどを実施していたのですが、
そのタスクをある程度自動化できそうな気がしています。
コードも包括提案してくれます。
ただClaudeのArtifact機能はGenspark経由では利用できないのでプレビューはできなさそうです。
画像も複数のモデルで生成可能です。
おわりに
今回はありそうでなかった複数の生成AIの交合利用ができる協働エージェント機能を紹介してみました。
追記(20250210):ディープリサーチ機能追加
回数の制限はありますがdeep researchも無料で利用できるようになったようです

chameleonmeme.com/ きっかけは、偶然同じ現場で働いていたエンジニア3人の 「もっと仕事にのめり込んだり、熱中したいよね」という雑談でした。 営業から開発、サービスの提供まですべての工程を自分たちの手で行い、 気の合う仲間と楽しく仕事をすることで熱中するためにチームをスタートしました。
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