GCP無料枠でmattermostを構築する際のマケプレパッケージ選定
はじめに
mattermostをGCPの無料枠(Alwaysfree)を利用して構築してみたい時の留意点をメモしておきます。
mattermostとは
OSSなのでコミュニティ版はセルフホストすることで無料で利用できます。
有料のSaaS版(Enterprise版)も提供されています。
マーケットプレイスには2つある
GCPのマーケットプレイスで「mattermost」と検索すると以下の2つがあると思います。
- Mattermost
- Google Click to Deploy
- Bitnami package for Mattermost Team Edition
- Bitnami
Mattermost(Google Click to Deploy)
プレーンなOSSのmattermostです。
Bitnami package for Mattermost Team Edition
BitnamiはWebアプリケーションやソフトウェアスタック、
仮想アプライアンスを簡単にインストール・設定・管理できるソフトウェアパッケージで、
ssl化ツールなどのお便利ツールが追加で搭載されています。
そのパッケージ群と一緒にmattermostが構築されます。
無料枠(Alwaysfree)で構築するには
「Bitnami」版を選択してください。
「Mattermost(Google Click to Deploy)」版は、
無料枠適用インスタンスのe2-microインスタンスが選択できませんでした(20240626現在)。
無料枠(Alwaysfree)とは
一定のリソースを常時無料で利用できるGCPのサービスの枠を指します。
利用上限内であれば、無料で継続的に利用することができます。
Bitnamiのちょっといいところ
mattermostを構築する際に便利だったものは以下でした。
ssl化ツール
ツールを実行して対話形式で必要な情報を入れるだけで
let's encryptでSSL化して自動証明書更新のcron設定までやってくれます。
マケプレのパッケージで構築する場合、SSL化が構築時の一番めんどくさい作業なので、
これが楽になるのは便利でした。
(とは言え、SSL化が一番面倒と思う程度なのでマケプレパッケージを利用した構築作業自体が
そもそも非常に楽ではあるのですが、、)
もちろん手動でSSL化することも可能です。
Bitnami版のアップデート方法
以下にまとめています。
さいごに
無料枠で試せるので構築してみるのもおもしろいと思います。
e2-microインスタンスは高スペックインスタンスとは言えませんが、
利用ユーザが10人規模くらいでも全然性能に問題を感じることなく快適に利用できます。
chameleonmeme.com/ きっかけは、偶然同じ現場で働いていたエンジニア3人の 「もっと仕事にのめり込んだり、熱中したいよね」という雑談でした。 営業から開発、サービスの提供まですべての工程を自分たちの手で行い、 気の合う仲間と楽しく仕事をすることで熱中するためにチームをスタートしました。
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