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Geminiの新機能「Storybook」で、あなただけの物語を創ろう!

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はじめに

「子供には楽しく学んでほしい」「大切な思い出を物語にしたい」──そんな願いを叶えるのが、Google GeminiのStorybook機能です。
現在試験運用として展開されています。
AIが10ページのイラスト付きストーリーブックを、自動でテキストとナレーションまで付けて生成してくれます。
この記事では、その使い方や魅力、応用例をご紹介します。

Storybookとは何か?

Geminiアプリに搭載された機能で、「思い描いた物語」をAIと共に創作できるツールです。
ユーザーのプロンプト(文章)や、写真・ファイルのアップロードをもとに、テキスト・イラスト・音声ナレーション付きの10ページのストーリーを生成します。
直感的にオリジナルの絵本を作れる点が特徴です。

どう使う?基本的な操作フロー

  1. Geminiアプリ(Webまたはモバイル)を開く
  2. Gemマネージャーメニュー内にある 「Storybook」 を選択
  3. プロンプトを入力
  4. オプションで写真やファイルを追加して、よりパーソナルな作品にすることも可能
  5. 送信すると、およそ10ページのストーリーブックが生成(所要時間は1分以内が一般的)
  6. 内容はスワイプでページ送り可能。音声読み上げ共有リンクの取得もでき、印刷も可能です。





どんな「物語」が作れるのか?

Storybookは想像力を刺激するだけでなく、教育にも使える柔軟性があります

  • 芸術スタイルの指定
    PixelArt、アメコミ、クレイアニメ風など、好みのアートスタイルで生成可能。

  • パーソナル素材の活用
    家族写真、こどもの描いた絵、旅の思い出などをアップロードして、物語に登場させることも可能。

  • 幅広い活用シーン
    ・幼児向けストーリー(例:「5歳向けに太陽系を説明」)
    ・感情や価値観の教育(例:「やさしさを象のキャラで伝える」)
    ・思い出の再構築(例:「家族旅行を冒険に変える」)。

  • 多言語対応
    45以上の言語で生成可能。語学学習にも適しています。

利用の感想・注意点

GeminiのStorybookは好評の一方で、少しユニークな生成結果になることもあります。

  • 魅力
    • プロンプト入力だけで丸ごと絵本ができる手軽さ
  • 気になる点
    • イラストで魚に腕が生えるなど、ちょっと変な違和感ある描写もあり(いわゆるAIあるある)
    • 内容の整合性や魅力という点では、手作り絵本には及ばない部分もあるとの声あり

それでも、「忙しい親でも簡単に絵本を作れる」「教育現場で活用しやすい」といった評価が海外のサイトだと多く見られました。
https://www.techradar.com/ai-platforms-assistants/gemini/gemini-ai-can-turn-prompts-into-picture-books-but-i-still-prefer-paddington

注意点・利用条件

  • 年齢制限
    • 18歳以上の個人アカウントのみ利用可能(ワークスペースや学生アカウントは共有不可)。
  • テンプレート・権限
    • Workspace管理者向けの設定や制限は特になし。公開範囲はリンク共有により柔軟に調整可能。
  • 各プラットフォーム対応
    • Webでは即時、モバイルでは順次展開中(最大15日かかる場合あり)。

まとめ

GeminiのStorybook機能は、AIが創作の強力なパートナーとなる新しい試みです。

  • 手軽さ
    • 入力だけで絵本が完成。時間やスキルを問わない
  • 柔軟性
    • アートスタイル、素材、言語に幅広く対応
  • 応用性
    • 教育、思い出、語学、クリエイティブ全方位で活躍
  • 改善余地も
    • AIらしい「変な違和感」が創作の余地に◎

まずは、思い付きの物語から試してみてはいかがでしょうか。
新たな創造体験が得られるかもしれません。

合同会社カメレオンミーム Tech Blog

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