Visual Studio Community 2022
はじめに
長年慣れしたんだ .NET Framework - C# と、.NET Framework 後継の .NET - C# を個人利用することを目的として、Visual Studio Community 2022 を導入することにしました。
Microsoft が提供する開発環境の概要と Visual Studio Community 2022 導入手順を記載します。
Visual Studio と Visual Studio Code
Microsoft が提供する開発環境としては、Visual Studio と Visual Stuido Code が存在します。
それぞれについて特徴を記載します。
- Visual Studio
- 統合開発環境(IDE)
- .NET - C#、.NET Framework - C#、C++ など Windows デスクトップ開発
- 有償版と無償版が存在
- Visual Studio Code
- テキストエディタ
- JavaScript ベースのフロントエンド、バックエンド開発
- 無償提供
Visual Studio ライセンス
Visual Studio ライセンスについて記載します。
提供形態
- パッケージ版
- 特定バージョンに対する、永続ライセンスの買い切り型です。
- 新バージョンがリリースされても、新バージョンに無料更新はできません。
- 1ユーザーで使うのであれば、インストール可能なパソコン台数に制限はありません。
- サブスクリプション
- 一定期間(1~3年)利用するための契約です。
- 契約期間中は、旧~最新版まで全てのバージョンを利用可能です。
- 契約期間終了後も、契約期間に取得した製品を継続利用可能です。
- 1ユーザーで使うのであれば、インストール可能なパソコン台数に制限はありません。
無償版
- Visual Studio Community は Visual Studio 2019 から提供されている無償版、Professional とほぼ同等の機能ですが、商用利用には制限があります。
- 個人利用
- 個人開発者の方はどなたでも、独自の無料/有料のアプリを作成するために利用可能です。
- 組織利用
- 学習環境のクラスルームの場合、人数制限なしに利用可能です。
- オープン ソース プロジェクトに寄与する活動のための利用が可能です。
- PC 250 台未満かつ年間収入 100 万米ドル未満の組織で、5名まで利用可能です。
- Visual Studio Express は Visual Studio 2017 まで提供されていた無償版、商用利用に制限がありせんが、作成可能なアプリ毎の機能限定版となっています。
- Visual Studio Express 2017 は「for Windows Desktop」のみの提供されています。
- Visual Studio Express 2015 は「for Windows Desktop」「for Web」「for Windows 10 (UWP)」の3エディションが存在します。
Visual Studio Community 2022 導入
システム要件
- オペレーティング システム
- Windows 10、Windows 11、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022、Windows Server 2025
- ハードウェア
- ARM64 または x64 プロセッサ。クアッドコア以上を推奨
- 4 GB 以上の RAM で利用可能ですが、16 GB の RAMを推奨
- ハード ディスク容量: 最小 850 MB、最大 210 GB の空き領域
- WXGA (1366 x 768) 以上のディスプレイ解像度で利用可能ですが、1920 x 1080 以上の解像度を推奨
導入手順
前述、Visual Studio 2022 のシステム要件のページ、ダウンロードで「Download Community 2022」を選択します。
ダウンロードした「VisualStudioSetup.exe」を起動すると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので「はい」を選択します。
ライセンス条項の画面が表示されるので「続行」を選択します。
Visual Studio インストーラ準備画面の後に、ワークロード画面が表示されます。
Visual Studio Professional 利用時に「ダウンロードしながらインストール」は途中でエラーとなったことがあり、エラーとなった場合、削除とかが面倒なので、右下の選択を「全部ダウンロードしてからインストール」に変更してから「インストール」を選択します。
再起動を促す画面が表示されるので「OK」を選択して、PC を再起動します。
実行
スタートメニューで「すべて」を選択すると、「Visual Studio 2022」という項目が存在するので、これをクリックします。
Visual Studio にサインインは不要なので「今はスキップする」を選択します。
配色テーマの選択を選択して「Visual Studio の開始」を選択します。
「新しいプロジェクトの作成」で、作成対象を選択して、ソリューションを作成します。
出典
本記事は、2024/12/17 Qiita 投稿記事の転載です。
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