BLDCモータドライバ ZS-X11 の概要
BLDC (ブラシレスDC) モータを制御できるドライバ、ZS-X11のメモ。安価なパーソナルモビリティを自作する時に便利。
概要
多分回路が出回っているのだろう。色んなメーカーが製造・販売している。モデルA~Hまで存在しているらしく、レジスト色も黄・赤が存在する(D以降は赤?)。
共通諸元
項目 | 内容 |
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寸法 | 63 x 45 x 30mm |
重量 | 93g |
価格 | 1,000-2,500円 |
機能 | 正逆転切替、速度制御、過電流保護 など |
ZS-X11A
項目 | 内容 |
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動作電圧 | DC5-36V |
最大電流 | 16A |
最大出力 | 360W |
制御方法 | アナログ電圧入力 |
ZS-X11B
項目 | 内容 |
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動作電圧 | DC5-36V |
最大電流 | 16A |
最大出力 | 360W |
制御方法 | PWM信号入力 |
ZS-X11D
項目 | 内容 |
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動作電圧 | DC6-50V |
最大電流 | 20A |
最大出力 | 380W |
制御方法 | アナログ電圧入力、PWM信号入力 |
ZS-X11H
項目 | 内容 |
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動作電圧 | DC6-60V |
最大電流 | 20A |
最大出力 | 450W |
制御方法 | アナログ電圧入力、PWM信号入力 |
注意点
コネクタの実装有無
モデルに依存せず、ホールセンサコネクタの有り無しが存在する。コネクタが無い場合、制御も実装されていない為、基板の該当箇所に直ではんだ付けしてもホールセンサレスでしか動かない。これはPWMやアナログ電圧入力に関しても同様で、コネクタ化されていないと入力を受け付けない。
コネクタの種類
電源コネクタはVH、制御コネクタはPHが多いが、Phoenix Contactのケースも存在する。
実装品質
はんだ品質は悪い。イモはんだやツノは諦めて許容するしかない。アートワーク設計もワイルドで、高電流箇所はスズメッキ線でパターン幅を太くしていたり、なぜこんなところにスズメッキ線が!みたいなことは多い。
故障・破損事例
私はこれまで計20個くらい購入し試したが、30%くらいの確率で故障品に遭遇した。脱調が多いものや、破損部品により電源を起動すると煙が出るもの、異常発熱するものもあった。事前に最低限の実装品質や、回路の導通確認は行うべきである。
購入方法
Amazon
国内でも購入可能だが、ホールセンサレスモデルが多いので注意。また、モデル名が記載されていない為、どれがくるかは運次第。
AliExpress
経験則的に、Amazonより正確にモデルを選定して購入できる。各サイトの諸元とレビューを
しっかり読むことがポイント。ただし保証はしない。
活用事例
人が乗って動くレベルのものが作れる。連続動作させる場合は、放熱設計は考慮すべきである。付属のヒートシンクがあれば特に問題はなく、もし外す際は相当のものが必要(私は放熱シートをつけてモビリティのアルミプレートへ組付けている)。
参考情報
ZS-X9
5-12V(15W)モデルも存在する。500円程度でお買い得。ドローンや卓上ロボットで活用できそう。
www.amazon.co.jp/dp/B07NYWYG37
JYQD_V6.3E2
ZS-X11の類似モデル。詳細は知らない。
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