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【Azure】プライベートDNSゾーンの理解整理

に公開

プライベートDNSゾーンとは

概要

仮想ネットワークにおける(プライベート)ドメイン名の管理と解決(DNS)が行われます。

DNSとは

DNS(Domain Name System)とはドメイン名に紐づいたIPアドレスを教えてくれる仕組みです。URLで特定のサーバーにリクエストを投げたい場合、URLの情報からサーバーの場所を示すIPアドレスを教えてくれます。(DNSが働いてくれないとリクエストをどのIPアドレスのサーバーに送ればいいかわかりません)

参考:Azure プライベート DNS とは

プライベートDNSゾーンに関する概念整理(登場人物)

仮想ネットワーク

プライベートDNSゾーンをリンクさせることで、リンクした仮想ネットワークにおける名前解決にプライベートDNSゾーンが使えるようになります。

プライベートDNSゾーン

対象のプライベート空間(仮想ネットワーク内?)における名前解決(IP <=> ドメイン名)を実施します。

仮想ネットワークリンク

プライベートDNSゾーンの設定項目の1つで、プライベートDNSゾーンをリンクさせる仮想ネットワークを指定します。

レコードセット

レコードセットに各レコードが記載されています。private.contoso.com という「プライベートDNSゾーン」に「db」という名前(サブドメイン)でAレコードが登録されており、これを合わせたネームスペース「db.private.contoso.com」の 値がプライベートIPアドレス “10.2.0.4” を指しているというDNS の構成になっています。

ファイアウォール(に設定するNSG)との違いイメージ

機能 プライベートDNS NSG(Network Security Group)
主な役割 名前解決(IP <=> ドメイン名) 通信の制御(許可/拒否)
例え 電話帳:名前から電話番号を調べる 門番:この人は入れて、この人は入れない
捜査対象 DNS名とIPのマッピング IP/ポート/プロトコル単位の通信制御
使用場面 VM間通信でホスト名を使いたい時など 通信を制御したいとき

MS公式チュートリアル(具体的にどう設定し、挙動がどうなるのか)

クイック スタート:Azure portal を使用して Azure プライベート DNS ゾーンを作成する
を実施するとイメージわくと思うのでおすすめです。

チュートリアルでやりたいこと

レコードにあったら名前解決できる(ping通る)

  • レコードに「db」ある
  • 名前解決できる

レコードになかったら名前解決できない(ping通らない)

  • レコードに「db」ない
  • 名前解決できない

Discussion