論文のざっくり理解にAI要約を使う
Bing検索で特定のWebサイトを指定すると、AIが要約してくれる
文献を集約しているサイトだけで検索すると、検索結果の隣にAIが要約を提示してくれます。
AIは、「難しそうな表情をしているから、私がまとめてあげたよ。感謝しなさい?」といった形で助けてくれます。天使かよ。専門家の方々にとっては、この手法は安定しないためお勧めできませんが、論文にアクセスできずに苦しむ人たちにとっては頼りになる手段となります。
用法 クエリでURLを指定して検索 とその結果
https://www.bing.com/search?q=site:https://arxiv.org/abs/+%s&tbs=qdr:y
Arxivの例:過去一年間のArxivのサイトの文献だけを検索する場合。このクエリをURLバーに貼り付けても検索できますが、検索エンジンに登録するのが便利です。設定方法の詳細は補足で
1枚目は検索結果。左側はタイトルと氏名が主で内容は掴みにくい一方で、右側の要約は分かりやすいです。2枚目は上のChatボタンを押した結果。他の論文についても追加で検索が出来ます
長所:作業量が減らせる
ブラウザ1つで足りるため、他のアクティビティに切り替える必要がありません。
URLバーでのフィルタリングとキーワード検索が同時に使え、マウスの操作が少なくて済みます。
フェイクと比べより正確な情報を提供するため、正しい情報を再検索する手間が省けます。
中身が充実しているため、アフィリエイトよりも追加検索する回数が減ります。
短所:要約が安定しない
要約された論文の表示数が安定しません
検索キーワードを復数入力すると要約してくれません
Wikipediaに載るようなワードはそもそもAIが起動しません
そして確実に要約する様に指定する方法がありません。
つまり、要約してくれるかはAIちゃんの気分次第ということでしょう。
こんな方向け
文献を理解したいけど難しい。つらい。でも諦めたくない。
ざっくりでいいからそれなりの情報密度で説明してほしい
令和最新版なAIちゃんに介護してほしい。
CLIよりグラフィカルでリッチに情報をチラ見したい。
広告は要らん。
モニターが1つしか使えない。もしくは分割した画面の片側でちまちま作業がしたい。
補足
検索エンジンの設定場所と用法
https://www.bing.com/search?q=site:https://zenn.dev/+%s&tbs=qdt:y
https://www.bing.com/search?q=site:https://qiita.com+%s&tbs=qdt:y
https://twitter.com/search?q=%s
https://www.bing.com/search?q=site:https://arxiv.org/abs/+%s&tbs=qdr:y
x/twitterは外部から見れないのでTwitter謹製のエンジンから。tbsは使えませんでした。
/の有無で結果が変わる理由がわからねえかったですです。
各サイト内の構造に詳しくなれば検索精度もあがりそうですね。
先達がいました。ありがとうございます。この方はクエリ付きで検索エンジンに登録されているようです。私もマサカリ担いですったもんだして消耗したくないですし、参考にさせていただきます。
おわり
来年はマルチモーダルでホログラムなAIアシスタントちゃんとか爆誕するのだろうか。
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