HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1を受験してみた
最近HTML5プロフェッショナル認定試験を受験し合格したのでその思い出をまとめます。
HTML5プロフェッショナル認定試験とは
LPI-Japanが主催している認定資格です。あのLinuCをやってるとこですね。
レベル1とレベル2があるのですが、レベル1に合格すると以下の証明になるそうです。
- HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。
- ユーザー体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作することができる。
- スマートフォンや組み込み機器など、様々なデバイスに対応したコンテンツ制作ができる。
- HTML5で何ができるのか、どういった技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。
参照:HTML5 Professional Certification Level.1について(Ver2.0)
なぜ受けようと思ったのか
単純に社内評価上がるかなーと思っただけです。笑
どうしても必要という訳ではなかったのですが、4年ほどコンテンツ制作の現場におり、HTMLとCSSの知識は問題ないだろうと思っていたので、ちょっと資格にしてみようかなという軽い考えでした。
学習期間
期間は2ヶ月と決めました。
知識は問題ないだろうと思っていたのならパッと受けろよと思うかもしれませんが、
出題範囲を見て「あ、これちゃんと勉強しないとアカンやつや。。」と察してしまったのです。
正直HTMLタグやCSSのセレクターとかわかってれば合格できる試験なのかなーとナメていたのですが全然違いました。思ってたより範囲が広かったです。
例えば "Web関連技術の概要" はWebSocketやServer-sent-Events、WebRTCなどの仕組みや細かい知識が求められ、
"APIの基礎知識" ではService WorkersやWeb Workers、Push APIなど、普段の制作では全然使うことがない知識を求められます。
そして極めつきはこちらです。サンプル問題です。
「いやいや、めっちゃむずいやん。。」
ここで、これはちゃんと勉強しないといけないやつだと一瞬で察しました。
学習方法
こちらです。オンラインでの最強学習サイト。
その名も Ping-T です。
古臭いUIで本当に大丈夫かなーという空気が漂っているサイトですが、
私はこのサイトでの学習だけで合格しました。
これはざっくり説明すると問題集です。テキストではありませんし動画コンテンツもありません。
しかし!ただの問題集ではないのです。Ping-Tの優れている点をあげます。
- 470問以上の実践問題を収録
- 本番と同じような問題ばかり収録されている
- ひとつひとつの問題に詳しい解説がされている
- 間違った問題にはチェックがつき、何度も繰り返し解くことができる。
- 模擬試験機能がある
- レスポンシブ対応されておりスマホからでも快適に操作できる
重要な点はここです。
本番と同じような問題ばかり収録されている
先ほどサンプル問題を載せて「めっちゃむずいやん。。」とボヤいてましたが、
結論から言いますと、本番ではあそこまで難しい問題は出ませんでした。笑
Ping-tの合格体験記を覗くと合格者から似たような声をたくさん聞けます。
・思った以上に簡単だった。
・公式の出してる練習問題レベルの問題が出題されると思っていたが、基本的にはping-tに出たような問題が出た。
・口コミにもあるようにping-tの問題が本試験に近かった
・ほかの方も書かれている通り、Ping-tのような形式での出題が多い印象でした。
参照:合格体験記
これらの声を参考に、
公式のサンプル問題にビビリつつもPing-Tに全振りすることに決めて打ち込みました。
ただひたすらに解く、解く、解く。
最後の2週間は毎日模擬試験を繰り返しました。
試験当日
予約したテストセンターで受験しました。
問題は60問。1問だけ記述問題で他の59問は選択式でした。
そして問題の内容ですが、Ping-tと全く同じ問題は出ないにしろ、本当に似たような問題ばかりが出題されました。笑
もちろんわからない問題もいくつかありましたが、わからないものはスルーと決めて進めました。
試験時間は90分でしたが、合格体験記で他の方も書かれているようにかなり時間を余しました。
チェックを2週してもたしか30分以上余してたと思います。
結果
結果は試験終了後すぐに確認できます。
70点以上で合格なのですが、結果は 85点 でした。
15点分もスルーしていないので、おそらく他はケアレスミスで落としたのでしょう(2週チェックした意味)
そして結果は受験者マイページからも確認できます。
出題範囲ごとに結果を確認できるのはとても良いです。
最後に
ざっくり思い出を語りましたが、
最後に、これから受けようと思っている方に伝えたいことを書きます。
まず問題集ですが、答えの丸暗記は無意味です。
似たような問題は出ますが、まったく同じ問題は出ません。
間違えた問題は解説までしっかり読み、理解する必要があります。
そして正直、この資格を取ったくらいで何かが変わるもんではないと思っています。
そんなに強い資格ではないので。(というか実力主義の世界ですし)
ただ、もし普段HTMLやCSSを触っている方であれば、自分の頭の中の知識を体系化するという意味では良い試験なのかなと思いました。点が線になるアハ体験が気持ち良いです。
あと周辺知識が結構身につくので、ZennやQiitaで飛び交う技術系の話で「あ、それ知ってる!」ってことが増えて楽しい気分になれます。笑
そしてなにより合格者に届くこのプラスチック製のカード、これがカッコいいんですよね。笑
プロフェッショナルですって。これがまたいい響きなんだよなー☺️
以上、ただの思い出でした。お付き合いいただきありがとうございました。
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