WACATE 2024 冬 招待講演の内容を咀嚼する
鈴木さんの発表、当日のお話だけでは消化しきれず(というか飲み込むところでつまづいている)、咀嚼の時間を確保しました。
ちなみに、消化しきれないのは私のベース知識が乏しいからなのと、処理速度の問題なので、構成がどうとかそういう意図は全くありません。
とりあえず、発表スライドを改めて読み直そうと思います。
そして、思ったことを書き留めていき、その過程で飲み込めるものは飲み込んでいけるといいなと思っています。
Zenn のコミュニティガイドラインに、人のためにならない記事はここに書くなみたいなものがあった気がするので、自分のために書く文章をここに公開するのはイマイチかなと思いつつ、WACATE に参加した人がこの記事を見て「自分はこう思ったけど、あの人はこういう理解や印象を受けたんだ」という気づきから、自身の考えをさらにアップデートするきっかけになる気もするので、公開します。
各スライドに対して、数行の、思ったことメモを書き置きしています。
テストに関する話はどこにおいての話なのかぼんやりすることがあるのですが、冒頭のこのページでバシッとどこの話なのかわかるようになりました。
欠陥の原因となる漏れ、至る所にあってやばいですね。
QA の名の下に、あらゆる漏れを防ごうとすると、人間の姿を失う気がしました(いやむしろ人間だからできるかもしれない)。
「値」を漏らさない。
「値」が多すぎて都合が悪いなら、同値のパーティション単位で扱う。
言われてみれば、境界値分析って、連続した値にのみ使えますね。のみに使えるというか、連続した値で使うことに価値があるという感覚。
あれ、でも、あるものとあるものの境界を見出そうとするのは、何にでも、しようと思えばできる直感があるな...。こういう話がちらっと実行委員の打ち合わせの中でも出てきたような出てきてないような。
ドメイン分析テストを知らなかったのですが、右上の図面白いなと思いました。
条件に沿って線を引くと、あら不思議、ドメインごとの領域が出現する。数学ってすごい。
ドメイン分析テストマトリクスって、デシジョンテーブルと一緒じゃない?違う?(この疑問はのちに解消される)
これ気持ちよかったです。
こうして見ると、設計という活動は、いろいろな視点で練られるものなんだなという気がしてきます。
近い将来、AI とかすごいコンピューターとかで、全数テストが可能になったりするのではなかろうか。まぁ、仮に実現できたとして、それが全数であることを人間はどう知るのかという問題がありそう。
テストは人間の認知の範囲内でいかに成果を出せるかという活動とも言える?
テストを考える時、「期待結果に影響を及ぼすもの」と自分が呼んでいたものは「有則」という名前があったんだなぁと。
「複数パラメタからなる値の領域の境界」これ、難しい。けど、ドメイン分析テストの図や表を思い出すとイメージできる。順序性のあるものに限定することの価値は、バグを検出しやすいからという理解。
あれ、もしや直行表って「無則」のパラメタにしか使えない...?
テストのたびに作っていたマインドマップは、クラシフィケーションツリーだったっぽい。
「順番」って、「有則」のパラメタとは違うのかな...?
「値のテスト」「値の組み合わせテスト(有則)」「値の組み合わせテスト(無則)」をすべて取り組んだとして「順序のテスト」が必要だと思うのはどういう場面なんだろう(「値のテスト」「値の組み合わせテスト(有則)」「値の組み合わせテスト(無則)」の内容次第にもよりそう)。
"なぜ同値分割法は「分け方」を具体的に教えてくれないのか"
->「分け方」は仕様そのものだから
その通りだなぁ
攻めてる
ここエキサイティング。
わかる、わからない、で、分け方(分かり方)が変わる。
テストするには、対象に対して俯瞰した地点に立つ必要がある(相手が男か女かをテストするには、まず男か女かという、対象に対してメタな情報を保持している必要がある)。これは、対象に対して俯瞰した地点に立てればテストができる。と言えそう(厳密にはそれだけでなく、分かりたいという動機も必要そう)。
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