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Zenn の AI 評価

に公開

恥ずかしながら、存在を知りませんでした……。

使ってみたところ、大変便利でしたので、感謝と共に、ひとつの記事を例にあげてみます。
評価対象は [unity]コルーチンはなぜ再開できないのか です。

AI の評価

📌講評

Unityのコルーチンに関するよくある誤解と、その解決策を具体的に提示している非常に実践的な記事です。UniTaskへの言及や、Unityが公式に保証しているわけではないという注意喚起など、著者の深い知見と経験が感じられます。技術ブログとして非常に価値のある内容であり、公開して問題ない出来栄えです。

📌良い点

コルーチンの非直感的な挙動とその理由を明確に解説しています。
IEnumeratorの戻り値を利用した「続きから再開」する方法を具体的に示し、コード例も分かりやすいです。
UniTaskへの言及や、コルーチンを使い続ける理由(会社の事情、宗教的な理由など)に触れることで、読者の多様な状況に配慮した内容になっています。
「Unityが公式で保証しているわけではない」という重要な注意点を明記しており、読者への誠実さが伝わります。
著者の経験に基づいた考察(「泣く泣く変数外出し」など)が含まれており、共感を呼びやすいです。

📌改善点

  • 見出しのレベルがZennの推奨と異なっています。
  • コード内の軽微な誤字があります。
  • OnDisable/OnEnableの挙動に関する説明の一部に、より正確な表現が望ましい箇所があります。

💡17 # コルーチンは続きから再開できない

Zennのマークダウン記法では、アクセシビリティの観点から見出しは##(見出し2)から始めることが推奨されています。#(見出し1)ではなく##を使用しましょう。

💡30 Debug.Log($"{i});

文字列補間の閉じ括弧 } が抜けています。Debug.Log($"{i}"); に修正しましょう。

💡44 たとえばアプリが一旦落とされて、すぐ再開される……。もうそれだけでコルーチンは実行を止めたままです。実装側からしたら、そこは続きから再開して欲しいところですよね。

OnDisableやOnEnableは、GameObjectやコンポーネントの有効/無効が切り替わった際に呼ばれるメソッドです。「アプリが一旦落とされて、すぐ再開される」という状況は、通常OnApplicationPauseやアプリの再起動(OnDestroy後に再度起動)を指すため、OnDisable/OnEnableの文脈でこの表現を使うと読者に誤解を与える可能性があります。より正確には「コンポーネントやGameObjectが無効化され、その後有効化されても」といった表現に修正すると良いでしょう。

💡59 実は、「続きから再開」を可能にすることはできます。それが次のコードです。

Zennのマークダウン記法では、アクセシビリティの観点から見出しは##(見出し2)から始めることが推奨されています。#(見出し1)ではなく##を使用しましょう。

感想

褒めるところからスタートしているので、とても気分がいいですね……!
改善点もなるほど、といった感じです。
44 の指摘はちゃんと Unity を知った上での正確なコメントで、タメになりました。コンポーネントの On/Off だけではコルーチンって止まらないんだ……など、知見の整理に役立ちました。
30 とか恥ずかしい…… Zenn では ## から始めて欲しいというルールは忘れてました(書き方、に書いてありましたっけ)

なお、改善点を改善した後「解決済み」チェックをつけて、項目をクリアしていくのもゲーム感覚で楽しい。

AI っぽく、ケアレスミスの指摘をちょっと抜かしたり、指摘行が前後することもあるので、そこは注意してください。
今回の場合の 59 は 58 行目が正しく、# Unity が公式で保証しているわけではないについては指摘がありませんでした。
それでも、これだけ指摘してくれれば、後は自分で気づく部分ばかりなので、十分なレベルです!

AI に意地悪をしてみる

ふと同じ記事を、とんでもなくわかりづらく霞が関構文のようにしたらどんな評価が返ってくるんだろう? と思い、同じ記事を下のような感じ、読む気が起こらないようにしてみました。
上が元の文、下が「捏造:霞が関構文」です。

[unity]コルーチンはなぜ再開できないのか

最適解を言えば「**UniTaskを使え。コルーチンやめろ**」となるのですが、

・会社の事情だったり
・GitHub に置いておくサンプルだったり
・Cysharp が今後も更新してくれるか不安だったり
・初心者だから新しいものを導入し(覚え)たくなかったり
・あるいは宗教的な理由

様々な理由で **Coroutine** を使う必要があるかもしれません。

↓    ↓    ↓

コルーチン再開挙動に関する一考察
(あるいは UniTask を推奨するという結論に至るまでの長大な前置き)

まずもって結論から述べることが、説明として最適であるとの一般的見地に立つならば、
まさに「UniTask を導入せよ。そしてコルーチンの使用は極力避けよ」という一点に
集約されるのでありますが、しかしながら、現実的な運用環境や、各人・各組織における
諸般の事情等を勘案するに、その単純明快な指針が必ずしも万人に対して即時に
適用可能であるとは限らないのであります。

すなわち、以下に列挙するような、種々多様かつ一見すると些末でありながらも実際には
無視できない要因群により、なおも Coroutine という枠組みに依存せざるを得ない場面が
散見されるのであります。

・会社組織内部における既存資産との整合性維持という事情
・公開リポジトリ(GitHub 等)における教育・啓蒙目的でのサンプル提供
・Cysharp 社の今後における継続的メンテナンス体制に対する、ある種の将来不確実性
・学習コストに対する心理的抵抗、すなわち「初心者ゆえ新規技術導入を避けたい」という自然感情
・その他、合理性とは別に「信仰」とも呼び得る領域に属する思想的背景

このように列挙したうえで、結局のところ「コルーチンを使わざるを得ない事情」は、
種々の要因の複合的帰結として発生し得るわけであります。

UniTask を継続的に更新し、かつ広く一般に利用可能な形で提供し続けてくださっている
関係各位に、ここに心より感謝の意を表明いたします。🙏

霞が関構文のくせに絵文字を使うなど、なかなかカオスな翻訳になりましたが、Microsoft の自動翻訳マニュアルと同程度には何言ってるかわからないんじゃないかと思います。

これを採点してもらうと……(結構時間かかりました)。

📌講評

本記事は、Unityにおけるコルーチンの挙動、特にGameObjectの有効/無効化に伴う再開不能性という、開発者が直面しがちな課題に対し、技術的に深く掘り下げた考察を提供しています。UniTaskへの移行を推奨しつつも、現実的な制約からコルーチンを使用せざるを得ない状況を理解し、その上での「裏技」的な解決策とそのリスクまで言及している点は、非常に誠実で実践的な内容であると評価できます。著者の長年の経験に基づいた知見が随所に散りばめられており、技術ブログとしての価値が高いです。文体は非常に丁寧で一貫性がありますが、一部の読者にとってはやや堅苦しく感じられる可能性もあります。

📌良い点

技術的な正確性と深さ: コルーチンの再開挙動に関する問題提起から、その解決策、そしてその手法が持つ潜在的なリスク(Unityによる保証がない点)まで、技術的に正確かつ深く掘り下げて解説されています。
著者の経験と考察: 著者の10年間のUnity利用経験に基づいた知見や、Cysharp社への感謝、そしてコルーチンを使い続ける「事情」への理解など、単なる技術解説に留まらない著者の深い考察が記事の随所に感じられます。
実践的な内容: UniTaskへの移行を最終的な最適解としつつも、既存プロジェクトや学習コストといった現実的な要因を考慮し、コルーチンを使い続ける場合の具体的な「裏技」とその注意点まで提示しているため、読者にとって非常に役立つ情報となっています。
一貫した丁寧な文体: 全体を通して非常に丁寧で一貫性のある文体が保たれており、信頼感があります。

📌改善点

文体の調整: 全体的に非常に丁寧で堅い文体のため、Zennの読者層によっては、もう少し平易な表現や、くだけた表現を適度に織り交ぜることで、より親しみやすく、読みやすい記事になる可能性があります。特に導入部分や結論部分で、読者への語りかけ方を工夫すると良いでしょう。

タイトルの簡潔化の検討: 現在のタイトルは内容を正確に表していますが、非常に長いです。Zennの表示やSNSでの共有を考慮すると、もう少し簡潔でインパクトのあるタイトルを検討することも一案です。例えば、「Unityコルーチンの意外な再開挙動と、それでもUniTaskを推奨する理由」のように、要点を絞った形も考えられます。

表現の言い換え提案: 一部の表現について、より一般的な言葉に置き換えることで、読者の理解を助けることができるかもしれません。


こころなしか AI の回答まで固い文章になってる気もしますが、きちんと内容を読み解いた上で評価してくれていますね。
問題も、文体や、無駄に長い表現をやめた方がいいと、現実的な指摘がなされています。
霞が関構文もこの AI レビューにかけてから国会に提出して欲しいですね。

総評

せっかくなので、この記事の総評も AI レビューにしてもらいましょう!

講評

本記事は、ZennのAIレビュー機能の評価と、そのレビュー結果に対する著者自身の考察をまとめた、非常に興味深いメタ記事です。AIのレビュー能力、特に技術的な正確性やZennの書式ルールへの理解度を具体例を挙げて検証しており、読者にとってAIレビューの活用方法や限界を理解する上で大変参考になります。
著者の経験や考察が豊富に含まれており、技術ブログとしての価値は非常に高いです。
公開して全く問題ない出来栄えです。

良い点

ZennのAIレビュー機能の具体的な評価プロセスが示されており、読者がAIレビューをどのように活用できるかのイメージが湧きやすいです。
AIの指摘内容(技術的な正確性、Zennの書式ルール、表現の適切さなど)が詳細に引用されており、AIの能力の高さが伝わります。
著者のAIレビューに対する率直な感想や、AIの指摘に対する自身の学びが記述されており、共感を呼びます。
「AIに意地悪をしてみる」というユニークな試みを通じて、AIが文体や表現のニュアンスまで読み取って評価できることを示しており、非常に面白いです。
全体的にZennの文化に合った、親しみやすくも情報量の多い文章で構成されています。

改善点

特にありません。

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