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laravel cloud最速使用レポ

2025/02/25に公開

https://app.laravel.cloud/

簡単にlaravelアプリケーションをデプロイできるもの。月額の利用プランに加えてリソース使用料が請求される。プラン自体は無料のものもあるが、無料でアプリケーションを起動するのは流石に無理のようです。


無料のプランでも+usageとあるので注意

サインアップ


非常に見なれたアレ...



プランの選択


無料で使えるというものではないのでペイメントは必ず登録を要求される。

ダッシュボード


何かしら連携する


リージョンが微妙だがオハイオにした


アプリケーションが設定された。デプロイメントするまでは料金が発生しないのだろうか。

設定の変更


webのマークより設定

このようなインターフェースになっている。まずdefaultのマシンサイズにより課金が発生する。価格表を参照

ハイバネーションに関しては一定数アクセスが無いときにオフにするという事なのだがボットアクセスなども含めてどの程度効果のあるものなのかは運用してみないと不明な点が多いだろう。

さらにスケジューラーなどを設定できる。スケジューラーはon/offしかないのでlaravelのスケジューラーの記載に基き裏で勝手に実行してくれるのだろう。

さらにjobのworkerなども普通に設定できるものがある

デプロイメント

まあ最初なので何もなく通過

無事、エラーとなる

ログ

こんな感じで見られるようだ。

フロントエンドをビルドしてみる

ここでスクショを取り忘れたがSave and Deployというのがあったのでやってみた

動いているが


まあ、ある程度予想通りといえばそう

データーベース周り


最初は提供されないとされたmysqlが早くもリストされている。ただしこれはproductionでは非推奨という警告付きだ。値段がちょっと違う

いずれにせよ無料では利用できない。おそらくこんな感じ

比較項目 Laravel MySQL Laravel Serverless Postgres
コンピュート料金 $5/月~ $0/月~(従量課金)
ストレージ料金 $0.20/GB(月) $1.50/GB(月)
ポイントインタイムリカバリ 7日間 7日間
自動スケーリング 手動または自動 完全自動
ハイバネーション なし あり
リードレプリカ あり(追加料金) 無料で作成可能

ストレージ

こんな感じでs3コンパチのリモートストレージが用意されるようだ。

sqliteは?

これは弾かれた

まあそのデーターベースのファイルを何とかすると確かに何とかはなっているのだが、これは結局databaseごとコミットしちゃうとかいう強引な事をすると使えるといえば使える。ただ、当然のようにデプロイの度に揮発するのでほとんど実用性は無いが、デモ用途でsqliteを使いたい場合はどうなんでしょう?まあ、基本的にはまともなDBに繋いでくれという事だとは思うけど。

アプリケーションと環境の関係

ちょっとわかり辛いのだけど、アプリケーションにつき、いくつか環境を簡単にセットできる。ここではmaintestを置いてみた。

アプリケーションの削除

アプリケーションの層から削除しないといけなくて、「環境」と混同するとちょっとどこでやったらいいのかわからなくなる。ただ、課金を抑えるにはアプリケーションを削除するしかなさそう。というのも完全停止が見当らないため。この辺間違ってたらすみません。

その他

カスタムドメイン

→ 月20USDのプランに入らないと使えない

細かな設定

当該環境の → 環境変数からセット

気になるプラン

AIで出力したので正確な所は要確認

Plans

プラン 価格(月額) アプリケーション数 環境数 ビルド数 バックグラウンドプロセス タスクスケジューラ ハイバネーション SSL/TLS DDoS対策 Laravel Cloud ドメイン カスタムドメイン Webアプリファイアウォール スマートルーティング 自動スケーリング ログ保持期間 コンピュートクラス
Sandbox $0 +使用量 無制限 無制限 無制限 1日 / 50MB Flex
Production $20 +使用量 無制限 無制限 無制限 最大10倍 7日 / 500MB Flex / Pro
Business $200 +使用量 無制限 無制限 無制限 無制限 30日 / 5GB Flex / Pro / Dedicated
Enterprise カスタム料金 無制限 無制限 無制限 無制限 カスタム カスタム

コンピュートクラス

クラス 特徴
Flex 軽量でコスト効率が良い。開発環境や低トラフィックのアプリ向け。
Pro 高負荷アプリ向け。本番環境や継続的に負荷のかかるシステムに適する。
Dedicated 専用のリソースが割り当てられる。エンタープライズや大規模アプリ向け。
Custom エンタープライズ向けのカスタム構成。特定の要件に応じた最適化が可能。

使用許容量(Allowances)

指標 Sandbox Production Business Enterprise
カスタムドメイン数(環境ごと) N/A 3 10 カスタム
ユーザー数 3 3 10 カスタム
データ転送量 10 GB 100 GB 1 TB カスタム
リクエスト数 1,000,000 10,000,000 100,000,000 カスタム

総評

アプリケーションのデプロイにおいては非常にシンプルであるがシンプルすぎるが故に細かいチューニングは難しいのかもしれない。あとやはり無料で使えるわけではなさそうという点に注意しないといけない。free planがあるので何となく無料で公開できるのではないかと思ってしまうのであるが、ハイバネーションしないと最低 $4.89 が課金されそうだ。ただ、freeプランは結局sandboxしか使えないためカスタムドメインが使えない、ってことはこれは結局まともに使おうと思うと $20/月 の課金が発生する。

ただ、1アプリケーションにつきproductionとかtestingとかdemoとかの環境を素早く用意できる点はよいとはおもうのだが、、、個人的には使い所というのか、商用で使う=お金の出所にプッシュしていくのがまぁまぁ難しい。まあ、laravelクラウドでいくつもアプリケーションを動かすというのであれば基本料金の20USD払っていくつかの環境に課金してもいいとは思うのだけど、それならAWS使うかなと思ってしまいましたね。

結局重要なサービスをできたてほやほやのものには移動できないし、awsにおくまでもないステージング環境や、デモ環境までかなという利用ケースくらいしか自分の中では無いのだけど、ステージングにせよやはりカスタムドメインはただで使いたいわけで、月額20ドル+リソース使用量プランでお得に運用できるケースが見つけられないんです。webサーバーをどうにも用意することができない人向けというのも流石にそういう層がwebプログラム書くのかって話もありますし。
まあ、サービスインしたばかりなので様子見な所は結構あります。

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