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僕がエンジニアインターンを通して感じたこと

2023/04/03に公開

はじめに

この記事は、僕がエンジニアインターンとして活動した2年弱で感じたことや得たものを発信することで、未来ある後輩たちの可能性を広げたいという意図で書いています。

僕自身の原体験に基づくのでエンジニアインターンについて書きますが、僕自身がインターンを通して得られたスキルセットや学べたことの多くは必ずしもエンジニアインターンだけに限らないと思っているので、ビジネス職のインターンを探している方の参考にもなれば、とも思っています。その際はたとえば、「エンジニア」や「技術力」といった言葉をご自身が目指している職種に置き換えてもらえれば良いかと思います。(営業職であれば、「営業」「営業力」など)

少し長くなりますが、学生生活の締めくくりの意味も込めて書いていますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

僕について

僕自身についての詳細はTwitterのDMなどで聞いてくだされば気軽に答えますが、wantedlyのインタビューにも書いている通り、学生生活の前半は楽器屋のアルバイトをしていました。大学の授業もギリギリの単位で乗り過ごすような人間でした。

そこから、ふとしたきっかけでスタートアップのインターンに飛び込みんだことから始まり、この2年弱でインターンとしては2社、起業を1社、フリーランスのエンジニアとして1社に携わらせていただきました。

ここで何が言いたいかというと、エンジニアインターンをするにあたって何かしらの技術力は必ずしも必要ないということです。これについては次の章で詳しくお話しします。

エンジニアインターンに求められているのは「今」技術力が高いことではない

掲題の通りですが、僕はエンジニアインターンに求められているのは「今」技術力が高いことではないと考えています。

まさに最近、急激にchatGPTやstable diffusionなどのNLPをはじめとするAI技術が進化しているように、技術の移り変わりはとても激しいものです。そのため、仮に「今」技術力が高くても、常に学習し急速な変化にキャッチアップする意欲がないと意味がないわけです。

一方で現実問題として、エンジニアリングの技術の高い学生の方がインターン生として採用されやすいのは事実であると思っています。企業からすれば、どうしても短時間での面接の中で学生の本質を見極めることはかなり難しく、「今、技術力が高い」=「学習意欲が高い」=「これからも活躍するだろう」という思考のもと、バイアスがかかることは避けられません。

しかしこれは単に技術力の高さだけでみているわけではなく、「活躍するだろう」という未来を想像することが容易であるからに過ぎません。逆にいえば、「活躍するだろう」と思わせられれば、技術力はそこに必ずしも必要ではないわけです。

では、まず何をするべきなのか

実際に僕がインターンを始める前にあるやっておいてよかったことは以下の2つです。

  • 「解決したい課題」を見つけて、それに対する解決法や根本的な課題の解像度を上げる
  • たくさん面接を受ける

就活においてもこの2つは一般的にすごく大事と言われているものかと思いますが、エンジニアインターンにおいても、技術力を身につけようとする以前に大事かと思います。具体的に自分が「何を、なぜ」解決したいのか「いつまでに、どうやって」解決するのかを言語化できるようになることで、企業としてもあなたが働いているビジョンを想像しやすくなります。同時に、目標を明確にすることで自分が何から始めるべきか、どんなインターンを経験するべきかも明確になると思います。

そこまで解像度が上がれば、あとは臆せず面接をたくさん受けてください!どんなに凄腕のエンジニアでも最初はみんな初心者です。数をこなすことで、単純に面接が上手くなり自分の感情や思いを伝えやすくなると思いますし、自分がどんな会社に適してるのかが見えてくると思います。

インターンを通して得たもの

最後に、インターンを通して得たものとして、言わずもがなかと思いますがやはり実務経験を詰めたことはとても大きかったと感じています。

エンジニアリングの話だけでいっても、大学の授業や研究で求められるコーディングスキル、競技プログラミングで求められるコーディングスキル、実務で求められるコーディングスキルはそれぞれまるで毛色が違いました。
単に少し研究や競プロができるから「自分は凄腕だ!」と考えていると、井の中の蛙だということを実感しました。

エンジニアリング以外の観点からでいうと、世の中が抱えている課題に対しての解像度がとても上がりました。結果的に、自分の目下やりたいことが明確になり就活で話せることの幅が広がったことや、自分自身の未来像が明確になったことはとても大きな収穫でした。

他にも、インターン生同士やエンジニアの方と繋がれる機会ができたことも大きかったように感じます。僕自身、インターン始める前は見切り発射だったためにエンジニアといっても何をしているのか分からずに困っていました。少し調べてみると、一口にエンジニアといっても「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」「データサイエンティスト」など、さまざまな職種が出てきて困ったことはまだ記憶に新しいです。
また、いざソフトウェアエンジニアをやってみたい!と職種まで絞り込めても、どの言語を書けば良いのか分からずに困っていました。そんな僕にとって、インターン生同士やエンジニアの方と繋がれる機会ができたことはとても大きかったです。先輩に聞いたり同輩と情報共有することで、今何をするべきかという判断が容易になりました。

最後に

末筆にはなりますが、ここまで快くインターン生として受け入れてくださり、成長の機会を下さった各社関係者の方々には本当に心から感謝します。

この記事が、インターンを通して自分の可能性を広げたいと考えている方々に少しでも参考になれば幸いです。


僕が学生生活最後の半年間インターンをさせていただいていたCatallaxyでは、現在エンジニアインターンを募集しているそうです。ぜひ最初の第一歩として、こちらから面接にチャレンジしてみてください!応援しています!

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