LLMハッカソンやった話
こんにちはCastingONE岡崎です。
CastingONEでは先日、開発部所属のエンジニアチーム対抗で第一回LLMハッカソンを開催しました。
社内イベントとしてのハッカソン自体も初開催で、結構盛り上がったので今回はその様子をレポートしようと思います。
ハッカソン概要
ハッカソンの要件としてはシンプルで、LLM関連の技術を何かしら使って以下のいずれかを1日で実装するというものにしました。
- プロダクトの新機能のプロトタイプ
- プロダクトの既存機能の強化、拡張
- 社内のどこかのチームの日常業務を改善するなにか
盛り上げ要素として優勝チームは豪華ランチゲット(リモートの人には豪華Uber Eats)ということにして、評価基準は以下。
- 解決しようとしている課題の妥当性
- 課題解決方法の妥当性
- 技術的挑戦度合い
- アウトプットの完成度
10:00の開会と同時に各チームに分かれて自由に進め、18:00から1時間は成果発表会と表彰という形で進めました。
結果
各チームがどういうものを作ったか紹介します。
配信本文自動作成
CastingONEには求人を選択して求職者へメールやLINEなどでお仕事紹介を行う「求職者配信」や、求人と関係のない諸諸の連絡を行う「フリー配信」など、いろんな配信機能があります。
今回あるチームでは、「求職者配信」や「フリー配信」の本文を自動で作成するという機能のプロトタイプを実装しました。
例えば求職者配信の配信作成画面において、自動生成を選択すると、以下のように登録されている求人情報から良い感じに求職者へのお仕事紹介の本文が作成できます。
カジュアル文面なのかフォーマル文面なのか選択できるお茶目機能も備わっててイケてますね!
仕様答えてくれるbot
別のチームでは、CastingONEのプロダクト仕様をSlackで聞いたら教えてくれるBotを実装しました。
例えば「フリー配信の予約について教えて」のように聞くと、Botが仕様の詳細を教えてくれるようなものとなっており、ちょっとした仕様確認などに使えそうですね!
実装としてはLangChainに仕様が含まれているNotionやZenhubのテキストをまるっとContextとして読み込ませた形のようです。
実は同様のものを別チームでも作っていて、プロダクトの機能が増えてきて仕様の確認が大変になってきたという課題が改めて浮き彫りになった形でもあります。
振り返り
軽く社内の雑談スレに成果物共有したところ、開発チーム外からの反響もすごくて、「機能としてリリースしたい!」という声がたくさん上がってなかなか盛り上がりました。
各チームからの感想&振り返りとしては、
- 1チームの人数が6-8人と結構多かったため、割と全員で手を動かす分担が厳しい時間がチラホラあった
- アイデア出しからデモまで1日でやったこととLLMの知見があるメンバーも少なかったこともあり、全チームOpenAIのAPIを使って軽めの実装を行うにとどまった
- 同じお題でも2回目以降やるとより良いモノ作れそうな気がする
のようなものが上がったので、それらのフィードバックを取り入れつつ、第二回も開催できれば良いかなと思ってます。
いつもの
CastingONEではLLMを使って社内の生産性向上やプロダクト機能改善したいというエンジニアを募集しています!
興味がある方はカジュアルにお声がけいただければと思います。
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