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出力層設計
はじめに
概要
- シラバス:E資格2024#2
- 出力層で使用する活性化関数を勉強します
モデル訓練のステップ
- アーキテクチャの設計
- 入力層設計
- 中間層設計
- 出力層設計
- 誤差計算
- モデルに誤差を反映する
- 重みの更新の設定をする
- 最適なモデルを手に入れる
キーワード
線形ユニット, シグモイドユニット, ソフトマックスユニット, ソフトマックス関数
学習内容
出力ユニット
- ニューラルネットワークの出力層です。タスクによって以下の種類があります
- 線形ユニット
- シグモイドユニット
- ソフトマックスユニット
線形ユニット
- ガウス出力分布が想定され、主に回帰問題で使用されます
- 活性化関数は恒等関数です
シグモイドユニット
- ベルヌーイ出力分布が想定され、主に2クラス分類問題で使用されます
- 活性化関数はシグモイド関数
ソフトマックスユニット
- マルチヌーイ出力分布が想定され、主に多クラス分類問題で使用されます
- 活性化関数はソフトマックス関数
ソフトマックス関数
- 出力の合計が1になるようにそれぞれの入力値を変換する関数です
通常のソフトマックス:
温度パラメータTを使ったソフトマックス:
- T=1(通常)
- T<1:シャープになる(最大値により強く引っ張られる)
- T>1:なだらかになる(確率がより均等になる)
- T→0:ほぼ1-hotベクトルに近づく(最も高いスコアに集中)
- T→∞:一様分布に近づく(すべての選択肢が同じ確率)
活性化関数の比較
関数名 | 数式 | 出力範囲 | 主な用途 |
---|---|---|---|
恒等関数 | 回帰 | ||
シグモイド | 二値分類 | ||
ReLU | 中間層、隠れ層 | ||
ソフトマックス |
|
多クラス分類 |
出力ユニットと損失関数の関係
タスク種類 | 出力ユニット | 活性化関数 | 損失関数例 |
---|---|---|---|
回帰 | 1または複数 | なし | 平均二乗誤差(MSE)など |
二値分類 | 1 | シグモイド | バイナリクロスエントロピー |
多クラス分類 | クラス数 | ソフトマックス | カテゴリカルクロスエントロピー |
Discussion