微分
はじめに
概要
- シラバス:E資格2024#2
- 関数の微分、偏微分、連鎖律の数式と計算
- 対数の微分
- ネイピア数
の微分e^{x}
キーワード
微分, 偏微分, 連鎖律(チェーンルール),
対数, ネイピア数
学習内容
微分
表記
y=f(x)の場合
y' f'(x) \frac{dy}{dx} \frac{df(x)}{dx} \frac{d}{dx}f(x)
数式
-
(a:任意の実数)(x^{a})'=ax^{a-1} -
(a:任意の実数)(a)'=0
例
- 例1:
𝑓(x)=𝑥^{2}−4𝑥−2
Ans.
- 例2:
𝑓(𝑥)=10
Ans.
偏微分
変数を複数持つ多変数関数に対して、一つの変数のみに関して行う微分のこと。
それ以外の変数は定数として考える。
表記
𝑓(𝑥,𝑦)の場合
- xで偏微分の場合:
\frac{\partial f(x,y)}{\partial x} - yで偏微分の場合:
\frac{\partial f(x,y)}{\partial y}
例
- 例1:
𝑓(𝑥,𝑦,𝑧)=𝑥^2+8𝑥𝑦+𝑦^2𝑧+y^4+𝑧^2+6xyz+12
Ans.
連鎖律(チェーンルール)
合成関数(関数の中に関数を組み込んだもの)の微分のこと。
数式
- y=f(g(x)) →
\frac{dy}{dx}=f'(g(x))g'(x)
u=g(x)を追加すると
- u=g(x),y=f(u) →
\frac{dy}{dx}=\frac{dy}{du}\cdot\frac{du}{dx}
例
- 例1:
y=f(g(x))=(4x+9)^2
Ans.
ネイピア数𝒆
「数学定数」と呼ばれる定数です
𝑒=2.7182818284590452……
数式
例
- 例1:
y=2𝑒^𝑥をxで微分する
Ans.
- 例2:
y=𝑒^{𝑥^3}をxで微分する
Ans.
対数(log)
例
logの数式
logの微分計算数式
eを省略することが多い
例
- 例1:
をxで微分するy=f(x)=logx^3
Ans1.
Ans2.
- 例2:
をxで微分するy=f(x)=log_2x
Ans.
// 底が2の対数を自然対数に変換
// (ln2が定数)
// 微分する
Discussion