[自社サービス]CareNet.comのご紹介
はじめに
こんにちは、CareNetのShioと申します。
3年前に入社し、主にCareNet.com(ケアネット・ドットコム)の運用・保守を担当しています。
つきましてはCareNet.comのご紹介したいと思います。
ありきたりの内容になりますが、何かご参考になればと思います。
CareNet.comについて
CareNet.comは以下の特徴があります。
- 2004年に前身である医師・医療従事者向け会員制サイト「クラブ・ケアネット」をリニューアルし、CareNet.comをオープン
- 22万超えの医師会員人数
- 最新の医療ニュースや役立つ、面白い医療コンテンツ情報を日々更新
医師会員数(2024/3時点)
CareNet.comは10年以上も歴史があるサービスですが、これまでに色々な課題があり、数回リニューアルを実施しています。
医療のメディアサイトとして、ニュースやコンテンツの制作で心がけていること
ニュース編集チーム、コンテンツ制作チームにヒアリングし、
ニュース、コンテンツを制作する上で心がけていることをまとめました。
1. 流行にとらわれすぎないこと
今の流行にとらわれず、流行したものを取り入れる。
誰もが経験・見聞きしたことがある言葉、例えば学生時代の流行語など。
2. 端的に、でも要点は逃さないこと
タイトルは日常のコピーライトから学んで研鑽。
要点のなかからさらに興味を引く部分をピックアップし、そこを中心に記事を膨らませて執筆。
3. リズムとセンスを大事に
やや感覚的なものですが、文章を読んでいて躓くことなくリズムに乗るように読めるか。
センスは、情報収集するなかでコレだ!と思うかどうかなど。
4. さりげない問題提起
中立な立場を守りつつ、医療現場で働いていた時に気になっていた&重要なこと、医師が見逃していそうなことを発信したいという思いから、記事にそっと盛り込む。
5. コンテンツの充実さ
ニュース記事を年間2,000本以上、連載コンテンツは40シリーズ以上を配信しています。
ニュース記事はXやFacebookで共有できます。
弊社の各種サービスに関しては、こちらに詳しく記載されています。
日常臨床に役立つ医学・医療情報サイト CareNet.com
これまでのCareNet.comの課題
ユーザー数やアクセス数が増えていくにあたって、WEBページの表示速度が遅くなる課題がありました。
- 日々のニュースやコンテンツ記事の件数増加(DBサーバの負荷)
- 関連サービス情報(eディテーリング、WEB講演会、ポイント/アップの情報)を取得するAPIのアクセス数の増加(関連サービス側の負荷)
- WEBページのアクセス増加による処理速度と画像ファイルのデータサイズや参照するファイル数の増加(サーバのCPU・メモリの負荷)
WEBページの表示速度の改善
それぞれ、下記のような形で改善してきました。
- ニュースやコンテンツ記事の件数増大による影響の対策
- DBから取得したニュース、コンテンツの情報をサーバのキャッシュ(memcached)に保存し、キャッシュの有効時間に再度アクセスされた場合は、DBへアクセスせずにキャッシュから情報を取得するように変更
初回アクセス時
再アクセス時
- 関連サービスのAPI側の負荷対策
- CareNet.comと関連サービスの間にキャッシュサーバを用意し、CareNet.com→中継サーバ→APIサーバのように中継サーバを経由する構成に変更
- APIが呼ばれた際は、APIサーバからの取得結果を中継サーバのキャッシュ(memcached)に保存し、キャッシュの有効時間に再度アクセスされた場合は、中継サーバのキャッシュから情報を取得するように変更
初回アクセス時
再アクセス時
- サーバのCPU・メモリの負荷対策
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WEBサーバ複数台構成にしたロードバランサー(LB)を導入し、WEBページのアクセスの振り分けを行い負荷分散を実施
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フォルダ階層を指定したロードバランサーも導入し、静的画像が配置されたファイルパスの場合は、CareNet.comへアクセスせずに画像専用サーバから画像を返却する振り分けを行うことで、CareNet.comの負荷分散を実施
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2.でご記載した関連サービスのAPIの部分についても、CareNet.comのブラウザ(Jquery)でキャッシュを行い、CareNet.com→中継サーバの2段階でキャッシュ構成の実施
初回アクセス時
再アクセス時
取り急ぎ、上記のような形でCareNet.comのご紹介とリニューアル作業のご案内しました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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