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Nagoya Web3 Hackathon に参加して賞4つ取ってきた話

2023/09/02に公開

こんにちは。かろっくです。

8/12~8/16に、同じ26卒のさたけさん(https://twitter.com/yuma_satake22)との二人チームで、Nagoya Web3 Hackathonに参加してきました。
その結果、なんと初参加のハッカソンながらにして賞を4つも受賞することができました!

今回は、そんなNagoya Web3 Hackathonの参加レポートを書いていきます。

Nagoya Web3 Hackathonとは

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000123648.html

Nagoya Web3 Hackathonとは、Web3技術を用いてプロダクトやサービスを開発し、その成果を競うハッカソンです。
名前の通り、名古屋で開催されたハッカソンです。

このハッカソンの特徴は、なんといってもWeb3技術を用いて開発を進めることが求められるという点です。

ギリギリでの参加

このハッカソンに参加することになったのは、締め切り直前の8/10夜でした。

https://twitter.com/calloc134/status/1689537757730017280

このツイートをしたところ、同じ26卒のさたけさんが「是非二人で参加しませんか!」と声をかけてくれました。
一人での参加が不安だと感じていたので、是非とも二人チームで参加したいと思い、参加することにしました。

初日のキックオフ

初日のキックオフは、名古屋大学のスペースで行われました。

https://twitter.com/NagoyaU_Web3/status/1690539552849760256

キックオフが行われ、ハッカソンの概要やルールなどが説明されました。
ここでyukiさん(https://twitter.com/stand_english)より、Web3技術についての講義が行われました。
https://twitter.com/hadanoyuya/status/1690587409652826112

Web3技術について、自分はビットコインの最低限の仕組みなどは知っていましたが、イーサリアムやSolidityなどの知識は全くありませんでした。
そのため、この講義はとても勉強になりました。ここの一日での知識が、今でも「イーサリアムとはどのようなものであるか」などの大まかな理解に繋がっています。

アイデア出し

まずは、二日目の夜に、二人でアイデアを出し合いました。
今回のハッカソンでのテーマは「次世代のマスマーケット」でした。

しかし、単にECサイトを作るようでは、新しさがないと感じました。
そのため、新しいアイデアとして昇華できるようなアイデアを考えました。

その中で出てきたアイデアとして、一番ピンとくるものとして、以下のような提案を行いました。

「仮想通貨のマイニングに生成AIを融合させ、AIのネットワークを構築することで、中央集権とならないようなAIを誕生させる」

このアイデアは、Gridcoinと呼ばれる、マイニングによって人間の研究を手助けし、報酬を受け取るような仕組みを持った仮想通貨があることを知ったことがきっかけで産まれたものです。

この融合が可能であれば、次世代のマスマーケットとしての側面としても、中央集権の撤廃というWeb3技術の側面としても、刺さるものがあると感じました。

実現可能なものであるかはわかりませんが、このアイデアを採用し、プロトタイプとして動くものを一週間で作成することになりました。

開発

このプロダクトを作成するにあたって、自分が開発しているボイラープレートを存分に有効活用しながら開発を進めました。

https://github.com/calloc134/callstack

このボイラープレートは、SPA構成のフロントエンドと、GraphQLを用いたバックエンドを、一つのリポジトリにまとめたものです。このボイラープレートの詳しい内容は以下を参考にしてください。

https://speakerdeck.com/calloc134/webkai-fa-monoripoboirapuretowoqu-wei-degorigorizuo-cheng-sitahua-dab60a43-13e3-48a4-8f37-ba4d83761f60

このボイラープレートも開発当時はまだ完成しきっておらず、ボイラープレートの修正と同時並行で開発を進めていたため、期限に間に合うかヒヤヒヤしながら開発を進めました。

結果として、ボイラープレート自体の修正は二日ほどで終わらせ、その後の残りの時間でプロダクトの開発を進めることができました。

バックエンドとフロントエンドのロジックは自分が実装し、チャット部分のUIとプレゼンはさたけさんが実装してくれました。
チャット部分のUIは自分が突貫工事で実装したときと比べて、全く違うものになっていて、とても驚きました。

https://twitter.com/calloc134/status/1692915108312424483

完成したプロダクト

完成したプロダクトは以下のようになります。

https://www.canva.com/design/DAFr5zQZEqE/JCytQIbRq7DFTamA-09png/view?utm_content=DAFr5zQZEqE&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=publishsharelink

プレゼンがプロのようで、とてもかっこいいです。

アプリ内部でmetamaskと連携し、送金が出来るようになっています。

購入したチケットの分だけ、AIとチャットすることができます。

今回のプロトタイプとしての実装は外部のAIのサーバをAPIとして呼び出すようになっています。ネットワークによる生成処理や分散ネットワーク自体の実装は今後の課題としました。

成果発表

最終日は、名古屋栄のスペースで成果発表が行われました。

https://twitter.com/NagoyaU_Web3/status/1692732233411654100

その結果、なんと初参加のハッカソンながらにして賞を4つも受賞することができました!

https://twitter.com/calloc134/status/1692908957390758168

受賞した賞としては、

  • 優秀賞
  • Astar Prize賞(3~6)
  • Denso Prize賞
  • Skyland Ventures賞

の4つです。

以下のツリーに、受賞したプロダクトの様子がまとめられています。

https://twitter.com/NagoyaU_Web3/status/1692903798765912175

終わりに

今回のハッカソンは、自分は初参加のハッカソンでしたが、とても楽しい経験をすることができました。

自分でも思ったより開発頑張ったな・・・という感触や、ハッカソンの雰囲気を味わうことができたので、今後も積極的に参加していきたいと思っています!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

https://twitter.com/NagoyaU_Web3/status/1693209724442013735

おまけ

今回のハッカソンで利用したmetamaskの公式sdkの使い方をまとめた記事を書きました。

https://zenn.dev/calloc134/articles/6ad169496ff0f6

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