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2024-11-18 Developer Productivity室のWeekly News

2024/11/18に公開

この記事ではDeveloper Productiity室内で直近1週間で注目したソフトウェアエンジニアリング、DevOps、開発生産性などに関連する記事を紹介します!

今週のトピック

プラットフォームエンジニアリングプログラム

Linux Foundationでは、新たにCloud Native Platform AssociatePlatform Engineerの認証が近日中に登場予定です!これにより、DevOpsSREクラウドアーキテクチャのキャリアチャンスが広がります。自分の技術を証明し、現代のクラウドプラットフォーム設計や管理における重要な役割を果たす能力を証明できます。

プログラムの特徴

これらの認証プログラムでは、以下のスキルを身につけることができます:

  • インフラ自動化の技術
  • コンテナオーケストレーション
  • ネットワークセキュリティの管理
  • 可観測性の向上

https://training.linuxfoundation.org/platform-engineering-programs/

開発生産性Kaigi スタートアップが目指す、開発と事業成長の接続~価値創造への挑戦~

2024年11月15日、オンラインで「開発生産性Kaigi」が開催されます。このイベントでは、開発効率を単なる数値として捉えるのではなく、「事業成長」や「価値創造」にどう結びつけるかがテーマです。エンジニアリングとビジネスの連携を深め、参加者にとって実践的な知識を得るチャンスです。
詳細情報はconnpassページをご覧ください。✨

https://developer-productivity-engineering.connpass.com/event/332852/

CopilotのContent Exclusion機能が一般提供開始!

2024年11月12日、GitHub Copilotの新機能「Content Exclusion」が、Copilot BusinessおよびEnterpriseの全ユーザーに対して一般提供されることが発表されました。この機能により、ユーザーはCopilotがアクセスできるコードを制御し、特定のファイルから提案を生成できないように設定できます。

Content Exclusionの効果

  • 除外したファイルではコード補完が行われません。
  • 除外されたファイルの内容が他のファイルのコード補完提案に影響を与えません。
  • GitHub Copilot Chatの応答にも影響しません。

この新機能により、開発者はより安全に開発環境を管理できるようになります。詳しくはGitHubの公式サイトをご覧ください! 🎉

https://github.blog/changelog/2024-11-12-content-exclusion-ga

コンテナランタイム「containerd 2.0」正式リリース

2024年11月12日、containerd 2.0が正式にリリースされました!これはcontainerdの初のメジャーバージョンアップで、1.xとの互換性を維持しつつ、基盤機能の安定性を高めたバージョンです。このリリースでは、これまでの機能の安定化と、非推奨機能の除去が行われました。

containerdは2016年にオープンソースプロジェクトとして独立し、現在もKubernetesと連携して広く利用されています。新しいcontainerd 2.0では、いくつかの重要な機能が追加されています:

  • Sandboxサービスの安定版化: コンテナ管理をより柔軟に行える機能。
  • Sandboxed CRIがデフォルト: 安定版のSandboxサービスに基づくCRIプラグイン。
  • NRIとCDIのデフォルト有効化:
    • NRIにより、Kubernetes上のリソース管理が容易に。
    • CDIでGPUなどのデバイスアクセスが簡素化。

これにより、future-proofなプラットフォームとしての実力をさらに高めました!🚀

https://www.publickey1.jp/blog/24/containerd_201x.html

バクラク事業部のテストピラミッド

バクラク事業部では、自動テストの整備のために「テストピラミッド」を設計しました。このピラミッドは、フロントエンドとバックエンドそれぞれのテストを効果的に構築するための指針となっています。現在進めているテスト整備の目的は、どのテストで何を確認するかを明確にすることです。

テストピラミッドには、以下の6つのテストが含まれています:

  • E2Eシナリオテスト:実際のユースケースを確認。
  • ページUIテスト:フロントエンドの表示や操作を検証。
  • コンポーネントUIテスト:UIコンポーネントの正しい表示を確認。
  • APIテスト:バックエンドAPIの動作確認。
  • コンポーネントユニットテスト:UIコンポーネントのコード確認。
  • ユニットテスト:個々のフロントエンド・バックエンドの動作を検証。

https://tech.layerx.co.jp/entry/2024/11/11/182102

AWSが新サービス「Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database」をリリース!

Amazon Web Services(AWS)は、読み込み書き込みもスケーラブルに行える新しいデータベースサービス「Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database」を正式にリリースしました。この革新的なサービスにより、PostgreSQLのパフォーマンスを大幅に向上させることが可能になります。

従来のPostgreSQLではリードレプリカでの読み込み処理は可能でしたが、書き込みはマスターデータベースのみで行うため、スケールに限界がありました。しかし、Amazon Aurora Limitless Databaseはデータベースを複数のシャードに分割し、分散型クラスタを構成することで、リードおよびライト処理が同時にスケーラブルに実行できます。これにより、これまでにない性能を体験できるようになります。

新サービスは、AWS re:Invent 2023で発表され、東京リージョンでも利用可能となっています。AWSユーザーにとっては、業界最高のデータ処理能力を持つこのサービスは、ビジネスの成長を助ける強力なツールとなるでしょう。🎉

https://www.publickey1.jp/blog/24/awspostgresqlamazon_aurora_postgresql_limitless_database.html

生成AIによるプログラミング支援ツール「Windsurf」の発表

Codeiumが新たに発表した「Windsurf」は、生成AIを活用したプログラミング支援ツールであり、VSCodeをフォークしたエディタです。このツールは、開発者が変数名を1カ所変更するだけで、生成AIが他の関連箇所を自動修正するという高度な機能を提供します。無償版もありますが、高機能の利用にはサブスクリプション契約が必要です。

Windsurfでは、生成AIが複数のファイルにわたるコード変更や追加を実施し、ターミナルからパッケージを自動でインストールすることも可能です。たとえば、Captcha機能を新たに追加したい場合、AIがプロジェクト全体を解析し、必要なパッケージ導入を提案し、コードの変更を実行します。

また、VSCodeでも「Copilot Edits」として、生成AIによるコードの修正や生成が最近リリースされ、AIの力でさらに効率的な開発が可能になっています。このように、生成AI技術が進化し、ますますプログラミング支援の役割が重要になっています。

https://www.publickey1.jp/blog/24/aicodeiumvscodewindsurf1ai.html

ファインディにおけるFeature Flagの活用法

ファインディでは、Feature Flagを活用しながら、1日に数回のデプロイを行い、高い開発スピードを維持しています。Feature Flagは機能の有効化や無効化を簡単に管理できるため、開発プロセスの効率化を図ることができます。これにより、リスクを軽減しつつ新機能を迅速に提供することが可能です。

Feature Flagを利用するメリットは以下の通りです:

  • 異なる開発者が同時に作業してもコンフリクトを減少
  • 使用したいユーザーに対してのみ機能を限定公開できる。
  • 不具合発生時には機能を即座に無効化できる。

Findyでは「環境変数」や「ライブラリ」を用いてFeature Flagを実現しています。特に環境変数を使うことで設定をシンプル化し、迅速な機能展開が行えます。開発の流れは、Feature Flagの追加から実装、動作確認、本番環境での有効化、そして安定を確認後に処理の削除と進みます。これにより、デプロイ頻度を高めつつも、安定運用を確保しています。

https://tech.findy.co.jp/entry/2024/11/11/070000

Docker Desktop 4.35正式版リリース!

Docker社が「Docker Desktop 4.35」を正式にリリースしました!この最新版では、Appleシリコン向けに最適化された仮想化ハイパーバイザが搭載され、macOSにおける性能が大幅に向上しています。さらに、ターミナル機能やボリュームのクラウドバックアップ機能も正式に利用可能となりました。

新たに導入されたDocker VMM(Virtual Machine Manager)は、Apple Virtualization Frameworkよりも高い性能を発揮します。具体的には、コールドキャッシュ利用時に操作が2倍速、ウォームキャッシュ利用時には最大25倍のパフォーマンス向上を実現。これにより、開発者は快適にコンテナ環境を使えるようになりました。

また、ターミナル機能の統合により、GUI操作とコマンドライン操作が単一ウィンドウ内で可能です。これにより作業効率が向上します。さらに、ボリュームバックアップ機能ではコンテナのボリュームをクラウドに保存することもでき、データ管理が簡単に行えるようになりました。

https://www.publickey1.jp/blog/24/docker_desktop_435apple_siliconmacos.html

最後に

いかがだったでしょうか?みなさんが気になった記事はありましたか?他にもこれが気になったというトピックがあればぜひコメントで教えてください!

サイバーエージェント Developer Productivity室

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